甲斐谷忍 プロフィール紹介
氏名 | 甲斐谷 忍(かいたに しのぶ) |
性別 | 男性 |
誕生日 | 1967年9月24日 |
受賞 |
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作品を厳選ランキングで紹介!
10位【太平天国演義】 全3巻(完結)
19世紀の中国・清王朝で起きた、「太平天国の乱」をモチーフに描かれた歴史作品。
乱の首謀者で宗教家[洪秀全]を、極めて極悪にして描かれている。
高い戦闘力を持つ者が戦闘する武侠作品と、狡知がぶつかる策謀劇の2つが融合したストーリー構成になっている。
歴史作品なので、あらかじめ決められたストーリー展開ではあるものの、甲斐谷先生の独特な雰囲気とアレンジで、より面白さを感じられる作品となっています。
全3巻となっているが、完結には至っていないので、今後も連載が再開するのが楽しみです。
9位【翠山ポリスギャング】 全2巻(完結)
犯罪多発地帯の東京「翠山」。
新米警察官の[遠山銀之介]は翠山署に配属されるが、周りは怠け者ぞろい。
そんな刑事課の中で一人奮闘し、着任早々誘拐事件を解決する。
だがそれは、幼い頃に生き別れた、死んだはずの双子の兄[金之介]の活躍のおかげだった。
生き別れた後、凰厦組組長に育てられヤクザになった兄と、警官になった弟という、真逆の人生を歩む二人が再会し、次々と事件に遭遇していくというストーリー。
今ではどこかしらで聞いたことがあるストーリーではあるものの、全2巻で読み切りやすく、ライトに読める作品となっている。
8位【霊能力者 小田霧響子の嘘】 連載中
霊能者として世間に認知されている[小田霧響子]。
その熱狂的なファンである谷口一郎は、たまたま響子を見かけて後をつけたことから、実際は霊能力を持っていないという秘密を知ってしまう。
口封じの意味も込めて、響子の事務所に雇われることになった谷口は、響子に翻弄されるながら、忙しい日々を送ることになるというストーリー。
個人的には少し残念な部分も感じるのだが、トリックやオカルトという内容はほぼ無く、優れた頭脳と推理力により事件が解き明かされていくストーリー展開になっている。
犯人を追い詰めていくというよりは、誰もが傷つかない解決方法を提示することで、物語がハッピーエンドに導かれることが多いので、見ていて気持ちの良い作品となっています。
7位【ウイナーズサークルへようこそ】 全9巻(完結)
漫画家の夢が砕け失意のどん底にいた、冴えない大学生の[山川七雄]。
そんなある日、怪しい占い師と出会い、お告げをうける。
半信半疑のまま、告げられた場所に向かってみると、そこは競馬場だった。
そこで[桜美登里]と、競馬予想団体「ウイナーズサークル」と出会ったことで、七雄の運命は大きく変わっていくというストーリー。
当たったり外れたり、泣いたり笑ったりと競馬を主軸にした作品となっており、競馬未経験の人でも楽しめる内容となっている。
完結しているものの、最終話の終わり方が清々しい程スパっと終わるので、気持ち良いのと続きが気になるのと、複雑な気持ちになりましたので、皆さんもある意味楽しみにしながら読み進めてみてもらえればと思います(笑)
6位【無敵の人】 全4巻(完結)
麻雀を主軸とした作品。
掃除業社でアルバイトをしている[園川順平]は、人気のオンライン麻雀ゲーム「雀仙」を運営する「ブイライン社」のビルを清掃していた際、「雀仙」でイカサマをしていると見なされたプレーヤー「M」という存在を知る。
「Mの正体を確認し、イカサマの証拠をつかんだら、ボーナス支給&正社員としての雇用」という条件に釣られ、順平はMを捜すことにする。
偶然、ファミレスで「M」こと[邑田瑞樹]という少年を見つける。
だが、瑞樹は事故で感情を失った代わりに驚異的な記憶力を得ており、その記憶力から、過去の打ち筋を観戦し記憶することで、それぞれの持つ「癖」を把握し、手牌を読むことで勝利していたことから、イカサマはしていなかった。
そのことを社に報告し、正社員となるものの、ブイライン社の社長から無理難題をかけられていくことになる。
甲斐谷先生らしさを感じる頭脳戦を織り込んだ、麻雀作品となっており、とても面白い漫画です。
5位【新・信長公記〜ノブナガくんと私〜】 全8巻(完結)
2105年の日本。
歴史オタクの科学者が、次々と戦国武将のクローンを作り出し、その名前のままに世に放った。
それから15年後の2120年、「日本一の不良校」と知られる「銀杏高校」を舞台に、不良として成長した武将のクローン達が終結し、戦国時代の天下人争いのごとく、不良の"てっぺん"である総長の座を目指していくというストーリー。
個性の強いキャラや、歴史的な固定イメージが強く出てしまうキャラを見事に捌き、うまくまとめられているどころか、面白く仕上げられており、甲斐谷先生の凄さを感じられる作品となっています。
4位【ソムリエ】 全9巻(完結)
原作を城アラキ先生、作画を甲斐谷忍先生が手掛けた作品。
天才ソムリエである[佐竹城]を主人公とし、子どもの時に強引に生き別れさせられた継母が飲ませてくれたワインを求めて、世界を巡るというストーリー。
ワインに関する知識はもちろん、ワインへの接し方やソムリエとしてのサービスに対する心構えが描かれており、とても読みやすく、面白い作品となっている。
3位【カモのネギには毒がある-加茂教授の“人間”経済学講義-】 連載中
「カモリズム経済理論」が世界的に評価されている天才経済学者[加茂洋平]。
「フィールドワーク」と称して様々な姿に成りすます「変人」だが、経済弱者が搾取され、騙される社会で、自らの経済理論を実践してペテン強者たちに毒を喰らわせるというストーリー。
騙し・騙されという甲斐谷先生らしさの楽しめる作品。
勉強にもなり、自身を見直すきっかけにもなるのではないかと、個人的にはいろいろ楽しめる内容となっています。
2位【LIAR GAME】 全19巻(完結)
映画化もされた人気の高い、有名な漫画です。
突如「LIAR GAMEに参加される場合のみ、この箱をお開けください」という手紙とともに小包が届く。
周囲から「バカ正直のナオ」と呼ばれるほど、他人を信じやすい女子大生の[神崎直]は、特に考えもせず小包を開いてしまう。
中には現金で1億円が入っており、「勝者には1億円が渡され、敗者には1億円の負債が残る」という「1億円争奪ゲーム」へ強制的に参加させられることとなる。
いかなる手段を用いても構わず、対戦相手からマネーを奪うというゲームが開始されるのだが、ゲーム序盤で中学時代の恩師[藤沢]にまんまと騙され、1億円を奪われてしまった神崎は、出所したばかりの天才詐欺師[秋山深一]に助けを求める。
秋山の助けにより1億円は取り返せたのだが、二人はこの疑心暗鬼極まりないゲームをどう攻略していくのか…というストーリー。
他人を陥れ、何も信じられない状況の中、信じ合うことに希望を見出した二人の行く末や、知恵や交渉力などの心理戦は見どころの作品となっています。
1位【ONE OUTS】 全20巻(完結)
題材としては野球漫画なのですが、王道の野球漫画とは毛色の違う作品となっています。
主人公の[渡久地東亜]は沖縄で賭野球(ワンナウトと呼ばれる独自ルールの一打席勝負)で生計を立てていた。
そんな中、プロ野球選手との勝負に負けたことをきっかけに、プロ野球チームにスカウトされます。
だが、その球団はお金にしか興味がなく、八百長まがいの事にも手を染める最悪のオーナーだった。
東亜はワンナウトを取る毎にプラス500万円、逆に1点取られる毎にマイナス5000万という完全出来高制の年俸契約「ワンナウツ契約」を提示し、まさかのプロ入りを果たすというストーリー。
剛速球を投げるわけでもなく、120前後のストレート球しか持たない東亜だが、心理を巧みに読み取る力で勝負する姿はおよそ王道野球漫画とは言えず、どちらかというとギャンブル漫画要素の強い作品かと思います。
好き嫌いが分かれるかと思いますが、ライアーゲームの好きな方はドンピシャの漫画かなと思います。
まとめ
甲斐谷 忍先生の作品は、個人的に大好きな作品ばかりです。
独特なタッチの画風と、知能戦や心理描写がすごく、とても面白い作品ばかりです。
これからも応援して追い続けていきたいと思います。
ちなみに、他の先生方の漫画作品おすすめランキングもまとめてありますので、興味のある方は参考にしてもらえるとありがたいです☆
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