数々の大ヒットを生み出し続けて60年以上もの歴史のあるマガジンコミックス。
多種多様な作品がアニメ化・映画化され、
ヤンキー系漫画が多いのも特徴の一つではないかと思います。
少年誌と言っても、男性・女性問わず、
作品のジャンルを紹介
ランキングを発表する前に、
好みの作品を探してみるのも良いのではないでしょうか(*˘︶˘
王道であるバトル系
出典:https://books.rakuten.co.jp/
少年誌と言えば、まずはこのジャンルが思い浮かべられると思います。
現在はファンタジーやSFの要素を盛り込まれたバトル系漫画も多数ありますが、迫力のあるバトルシーンはもちろん、敗北を知り、努力や仲間との力を合わせ、強大な敵と闘い勝利するなど、見どころの多いジャンルです。
仲間との友情やスポーツを通じて心をアツくする青春・ スポーツ系
出典:https://books.rakuten.co.jp/
仲間と成長する姿や苦戦しつつも勝利する喜び、その逆に敗北することの悔しさとそこから更に上を目指す姿が心躍る作品が多くて目移りしちゃいますよね。
様々なスポーツが描かれており、知らなかったルールや面白さを知れる楽しみもあるジャンルです。
ハラハラ・ドキドキしちゃうけど続きが気になるサスペンス・ ミステリー系
出典:https://books.rakuten.co.jp/
マガジンの中では数の多いジャンルではないでしょうか。
ふとした会話に伏線が張られていたり、次はどうなるのだろう、続きが気になる!とついつい止まらなくなってしまうジャンルですね。
こんなシュチュエーションにドキドキキュンキュンしちゃうラブコ メ系
出典:https://books.rakuten.co.jp/
こちらはマガジン作品では比較的多いジャンルかなと思います。
こんなシュチュエーションになってみたい、こんな仕草されたら胸きゅんしちゃうなど、ヒロインに恋した少年や学生時代を思い浮かべて甘酸っぱい気持ちになったりする方も多いのではないかと思うジャンルですね。
怖いけど気になってしまう非日常を楽しめるホラー系
出典:https://books.rakuten.co.jp/
怖いけど気になる…背筋がゾクゾクする感覚を楽しみたい方におすすめのジャンルです。
心霊系から人怖まで、いろんな作品が楽しめます。
もはや伝説の名作となったレジェンド漫画
ランキング発表の前に、知名度はもちろん、誰しもが知っているレジェンド漫画を紹介します。
名前は知っているが、内容はなんとなくしか知らない方やきちんと見返したい方、あの名シーンを読み直したいという方はチェックしてみて下さい☆
【金田一少年の事件簿】原作:天樹征丸、金成陽三郎 全34巻(文庫版・完結)
誰もが知っているのでないかと思う程有名な推理サスペンス漫画。
名探偵[金田一耕助]の孫である高校生の[金田一一]が主人公。
幼馴染の[七瀬美雪]、親友と言える[剣持勇警部]、ライバルとなる頭脳明晰な[明智健悟警視]を主軸に、次々と遭遇する難事件を抜群の推理力で次々と解決していくという物語。
「じっちゃんの名にかけて」という名セリフが有名で、ドキドキハラハラすること間違いなしの名作である。
コミックス版では70巻出版されているが、個人的には1巻毎に物語が完結する文庫版の方が読みやすく、わかりやすので表記は34巻としています。
なお、シリーズ毎にわかりやすくなるよう表記しておきます。
◎金田一少年の事件簿 全27巻 1993年2月~1997年12月発行
◎金田一少年の事件簿 Caseシリーズ全10巻 1998年5月~2001年2月発行
◎金田一少年の事件簿 第II期新シリーズ 全14巻 2004年12月~2011年8月発行
◎金田一少年の事件簿 20周年記念シリーズ 全5巻 2012年6月~2013年6月発行
◎金田一少年の事件簿 R(リターンズ) 全14巻 2014年3月~2017年11月発行
◎高遠少年の事件簿 全1巻 2014年5月発行
◎金田一少年の1泊2日小旅行 全3巻 2014年9月~2016年12月発行
◎明智警部の事件簿 全5巻 2014年12月~2016年11月発行
◎金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿 全10巻 2017年11月~2020年7月発行
ちなみに、金田一一が37歳となった本編の続編「金田一37歳の事件簿」が現在発刊しています。
金田一ファン必見の続編ですので、是非読んでみて下さい☆
【カメレオン】加瀬あつし 全47巻(完結)
中学時代に学校中の不良からイジメの標的とされていた[矢沢栄作]だったが、高校進学を機に不良デビューをする。
バラ色の高校生活を夢見ていたものの、運の悪さやお調子者としての性格が災いし、次から次へと有名な不良とのいざこざに巻き込まれることとなるものの、数々の危機を悪運とハッタリや悪知恵で切り抜けていき、次第に多くの不良達を惹きつけるカリスマ的存在へとなっていくというストーリー。
王道の不良漫画でありつつ、独特なテイストが混ざり合い、面白く、読み応えのある作品です。
【GTO】藤沢とおる 全25巻(完結)
かつて最強の不良「鬼爆」の一人として湘南をまたにかけた[鬼塚英吉]が、高校を中退後替え玉試験で大学に入学する。
鬼塚らしい不純な動機で教師を目指すことになる。
問題を多くかかえた「東京吉祥学苑」の理事長[桜井良子]は無茶苦茶ながらも人としての道理やスジを通す鬼塚に希望を見出し、真正面から問題に取り組み、豪快な力技で解決してくれることを期待し、事情を隠して中等部の教員として採用する。
いじめ問題や体裁ばかり気にし、見て見ぬフリをする大人、中学生ながら人生に希望を持てない生徒たちに対し、教師になった鬼塚が真正面から向き合うというストーリー。
お色気要素強めで過激な表現はあるものの、ギャグ的要素も多く、ストーリー展開も次が気になる面白さもある作品です。
いつもは保身的な発言や行動をするものの、いざという時は後先考えず、生徒に対して猪突猛進する姿に心が熱く、そして心が温まるのが大好きな作品です。
アニメに映画化、実写化など今でも人気の高いレジェンド漫画かと思います。
【湘南純愛組!】藤沢とおる 全31巻(完結)
不良の巣窟「極東高校」を締めていた鬼爆コンビの[鬼塚英吉]と[弾間龍二]は、今やオタク以下と言われるヤンキーから足を洗い、一般人(パンピー)となるため自主退学する。
脱童貞を目指し、与論島でリゾートバイトを始め、男の純愛を目の当たりにさせられる。
その後、「辻堂高校」に転入した鬼爆コンビだったが、様々な不良たちから喧嘩を売られ、喧嘩の日々を過ごすこととなるというストーリー。
物語当初はギャグありバトルありのラブコメ路線だったが、すぐに不良漫画として確立していった。
ただのヤンキー漫画ではなく、「男らしさとは何か」をテーマにしていることもあり、かっこよく、心を熱くさせられる作品となっている。
藤沢先生が描く「GTO」はこの鬼爆コンビの[鬼塚英吉]を主人公にしたテイストの違う続編となっている。
【疾風伝説 特攻の拓】原作:佐木飛朗斗 全27巻(完結)
典型的ないじめられっ子の[浅川拓]は、転校してきた[鳴神秀人]の「強さ」に憧れツッパリデビューする。
元々いじめられっ子であったことから、臆病で、ハッタリもよく使いつつも、友達を非常に大事にする性格から、周囲の人間と仲良くなり、徐々に認められていく暴走族を軸にした漫画である。
物語や登場人物、ストーリー展開もとても面白いのだが、個人的には時折繰り出されるあり得ない攻撃方法や表現がかなりツボで、わかる人にはわかるツッコミをして、互いに笑ってしまうような違う魅力のある作品かと思います。
ちなみに先日、ある番組で千鳥の大悟さんがこの作品をネタに大喜利されており、大悟さんもファンなのかと喜びを感じたのと同時に、かなり笑わされてしまいました(笑)
ちなみに、原作から10年後を描いた続編となる「疾風伝説 特攻の拓 〜After Decade〜」が作画担当を桑原真也先生に替えて連載されていますので、興味のある方は是非読んでみて下さい☆
厳選おすすめランキングを発表!
週刊少年マガジン内の作品にまとめてみました。
漫画好きには大体は知っている作品がラインナップしていると思いますが、これから新規開拓したい方や名前だけは知っているが内容を知らない方などは是非読んでみてほしい作品ばかりですので、是非お試しくださいね☆
おすすめランキング 30位→21位
30位【クニミツの政】原作:安童夕馬 全27巻(完結)
人気漫画「サイコメトラーEIJI」のスピンオフ作品である。
「EIJI」のストーリー「サイレント·ボマー事件」を機に、政治に目覚めた東京下町のヤンキー[武藤国光]が師である[牧原代議士]の命令で、優しいながらも万年赤字の[坂上竜馬]の秘書として「新千葉ヶ崎市」の市長選挙を争うというストーリー。
国光の持ち前の強運と、カリスマ性、仲間の知恵を合わせて、政治絡みの問題や強敵と戦っていくのだが、そのハチャメチャっぷりや、「真っすぐさ」が上手に描かれており、悪徳政治や癒着など、政治界の闇に刃を入れるような構成も面白く、次が気になるストーリー展開でラストまで一気に読みたくなるような名作となっている。
個人的にはもっと順位は上なのだが、全体の知名度・支持率を鑑みて、このランキングとなっているが、是非とも読んでほしい作品です。
29位【シュート!】大島司 全33巻(完結)
「掛川高校サッカー部」の中心選手で事実上監督も兼ねている伝説的存在[久保嘉晴]に憧れた[田仲俊彦]は久保の1年後輩としてサッカー部に入部する。
「掛西中トリオ」と呼ばれていた[平松和広]と[白石健二]と共に同サッカー部で久保の元、インターハイに臨んでいくというストーリー。
やや「キャプテン翼」を彷彿とさせるシーンはあるものの、王道のサッカー漫画である。
第一部から第四部まで構成されているが、それぞれが違った内容のストーリー構成になっているため、一貫したストーリー展開ではないものの、読みやすさと、主人公への理解度や「シュート!」という作品への理解度が深まるような内容となった作品である。
ちなみに本編「シュート」が1部となり、2部「シュート! 〜蒼きめぐり逢い〜」、3部「シュート! 〜熱き挑戦〜」、4部「シュート! 〜新たなる伝説〜」と続編が発刊されていますので、興味のある方は読んで下さい☆
◎2部 シュート! 〜蒼きめぐり逢い〜 全5巻
◎3部 シュート! 〜熱き挑戦〜
◎4部 シュート! 〜新たなる伝説〜
28位【神さまの言うとおり】原作:金城宗幸 全5巻(完結)
ごく普通のありふれた高校生[高畑瞬]は平穏な日常を過ごしていた。
いつもと同じ日常、同じ内容に退屈していた。そんなある日、瞬たちの教室にいた教師の頭部から、一体の「だるま」が出現し、次々とクラスメートが惨殺される。
わけのわからないまま「試練」と称した命がけのゲームに巻き込まれていく。
誰が首謀者なのか、瞬は生き残ることは出来るのだろうか?!というストーリー。
日常から非日常に強制的に切り替えられる怖さと、日本人なら誰もが知っているワードを使っているところに親近感を持ちつつ、日本特有の恐さを感じさせている点も個人的には面白く、次の展開が気になるストーリー展開の読む手が止まらない作品となっています。
ちなみに、本編の第弐部となる「神さまの言うとおり弐」も本編と同様面白い作品となっていますので、読んでない方は是非読んでみて下さいね☆
27位【ランウェイで笑って】猪ノ谷言葉 全22巻(完結)
モデル事務所の社長令嬢[藤戸千雪]はモデルになり、パリコレを目指していたが、低身長のため、オーディションを突破できずにいた。
そんな中、高校の同級生の[都村育人]がファッションデザイナーを目指していることを知り、オーディションを合格するため、「自分に似合う服」の制作を依頼する。
このことをきっかけに二人を中心にストーリーは展開していくのだが、モデルという職業とデザイナーという仕事の苦悩と成長、裏方の描写など、見どころの多いファッションを題材にした漫画である。
絵のうまさはもちろん、キャラクターの表情の豊かさや可愛さ、衣装デザインのバリエーションなど、美麗な表現で描かれた作品である。
26位【EDENS ZERO】真島ヒロ 連載中
「RAVE」や「FAIRY TAIL」の真島先生の作品。
機械の住人が住まう「惑星グランベル」に唯一の人間である[シキ・グランベル]はある日、冒険者ギルド「流星の灯」に属する[レベッカ]と[ハッピー]との出会う。
流星の灯の一員になったシキは、外の世界である「桜宇宙(サクラコスモス)」の伝説の存在とされる[マザー]に何故は惹かれるものを感じ、マザーに会いに行くことを決意する。
「魔王戦艦エデンズ ゼロ」を発見した3人は乗組員となり、個性的な仲間を増やし、神秘に満ちた桜宇宙を駆け巡るという惑星冒険物語である。
真島先生らしさが堪能出来る、キャラの濃さ、ストーリー展開を楽しめる作品になっています。
25位【エア・ギア】大暮維人 全37巻(完結)
コンピュータ制御で4kWの出力が出せる超小型モーターを搭載した架空のインラインスケート「エア・トレック」を使ったハイスピードのストリートアクション漫画である。
物語は主人公の[南樹(イッキ)]を主軸としており、様々なライダー達との出会いやバトルが描かれている。
世界に1つしかない特別なエア・トレック、本体もしくはその部品である「玉璽(レガリア)」を使いこなす8人の「王」と8本の「道」、その頂点である「空の王」という存在や、多種多様な能力やバトルスタイルなどの構成の幅広さと奥深さは本当に面白い!
大暮先生の絵のうまさに艶めかしさも相まって、格段に面白い作品となっています。
個人的な話ですが、あまりの絵のうまさに魅かれ、ついつい何冊も画集を買ってしまっている位、絵のうまさは秀逸なのではないかと思っています。
24位【サイコメトラーEIJI】原作:安童夕馬 全25巻(完結)
物や人に触れることで、それに残った過去の記憶の断片を読み取ることが出来る「サイコメトリー」能力を持つ少年[明日真映児]。
不良で粗暴な性格だが、警視庁の美人刑事[志摩亮子]からの色仕掛けがきっかけで、捜査に協力することとなり、難事件・怪事件を解決していくというストーリー。
独特な設定と、猟奇性のある事件や犯人、映児と亮子のちぐはぐながらもかみ合う二人の息により、どのストーリーも本当に良く出来た内容ばかりです。
個人的には大好きな漫画ですが、内容が過激な点もあることから、好みの分かれる作品ということもあり、このランキング結果となっています。
ちなみに、「サイコメトラーEIJI」は少年マガジンに連載されていましたが、その続編となる「サイコメトラー」はヤングマガジンにて連載されました。
もちろんこちらも面白いので、読んでない方は是非お試しくださいね☆
23位【探偵学園Q】原作:天樹征丸 全22巻(完結)
「金田一少年の事件簿」を手掛けた二人の先生が描いた新作ミステリー漫画。
「世界一の探偵」を目指す主人公[キュウ]はその夢を叶えるために、厳しい入学試験を乗り越えて、伝説の名探偵[団守彦]が設立した探偵養成学校「DDS」に入学する。
団守彦が持つ「警視庁特別公認探偵」の称号を受け継ぐ資格を与えられたクラス、通称「Qクラス」の一員となったキュウはそれぞれが優れた才能を持つ仲間たちと共に、時に競い合い、時に助け合いながら団守彦の後継者を目指していくというストーリー。
団守彦が多大な犠牲を出しつつも壊滅に追い込んだ犯罪集団「冥王星」が再び暗躍し始め、Qクラスの生徒に魔の手が伸びるというストーリー展開もどんどん惹き込まれる内容となっており、全体を通して本当に良く出来たストーリー構成で最初から最後まで楽しめる作品となっています。
ちなみに、本編最終回から数年後を描いた続編「探偵学園Q プレミアム」の発刊されており、本編を楽しんだ方はより楽しめる作品となっていますので、見ていない方は是非お試し下さい☆
22位【BLOODY MONDAY】原作:龍門諒 全23巻(完結/全シリーズ含む)
普段は無気力でだらしのない高校二年生[高木藤丸]の本当の顔は、天才的なハッキング能力を持つ正体不明のカリスマハッカー「ファルコン」だった。
藤丸は父が所属する公安調査庁にあるテロ行為防止を目的としたの組織「THIRD-i」の仕事を手伝い、事件の解決に助力していくというストーリー。
この作品は全23巻だが、3つのseasonで構成されており、season1ではウイルステロ、season2では二年後での飛行機ハイジャックテロ、season3(ラストシーズン)ではさらに一年後での12か国首脳会談でのテロに対しての物語となっており、それぞれが濃厚な内容で、ドキドキハラハラさせられるストーリー展開がされている。
予測不能な展開に頭脳戦を楽しめるサスペンス漫画となっています。
ちなみに、本作品はseason1から順に読んでもらいたい作品ですが、season2やラストシーズンを読んでない方のために、個別に仕分けしておきますね。
◎BLOODY MONDAY 全11巻
◎BLOODY MONDAY Season2 ∼絶望ノ匣∼ 全8巻
◎BLOODY MONDAY Season2 ラストシーズン 全4巻
21位【不滅のあなたへ】大今良時 連載中
「聲の形」の作者である大今先生が描いた作品。
観察者と呼ばれる存在によって、地上へ「球」が投げ込まれる。
その「球」はありとあらゆる形に姿を変えることが出来、不死の存在である[フシ]を主人公にした物語である。
最初は球体だったが、無機質の石に変わり、コケに変化していき、レッシオオカミへと姿を変える。
あてもなく歩き続けるフシは一人の少年と出会う。
少年は地平線がどこまでも続く世界に一人で生きていた。
豊かな土地に夢を馳せて、旅を始めるも志半ばで命が尽きてしまう。
フシはその少年の姿を得て、あらゆる刺激を求め、さまざまな土地に赴き、数多くの出会いを果たすことで人間らしい心を作り出していくというストーリー。
出会いと別れ、愛と戦い、さまざまな出来事に何を感じ、何を得ていくのか、とても深く、いろんな感情を掻き立てられる作品となっています。
おすすめランキング 20位→11位
20位【聲の形】大今良時 全7巻(完結)
聴覚の障害により、いじめの対象となっていた少女[西宮硝子]といじめる側の少年[石田将也]の二人を中心にした物語。
「いじめる側」の将也だったが、行き過ぎた行為により、周りのクラスメイトから掌を返され、今度は「いじめられる側」となり、苦しい日々を送ることとなる。
自らの贖罪をするため、転校した硝子を探し出し、再開することとなるが二人の溝は深かった。
というストーリーで、障害があるというだけでいじめられる理不尽さ、いじめる側の気持ちといじめられる側の気持ちが複雑に描かれている。
明るい話の漫画ではないので、個人的にはあまり好きではないが、「いじめ」に対して、真っ向から向き合った内容に、いろいろ考えさせられ、上辺の感情・軽い気持ちでいじめている認識のないいじめに加担してしまいがちな周囲の中、きちんと人と人とが向き合い、互いを思いやる心を持たないといけないということを教えてくれるような作品となっているため、一度は読んでみてもらいたい漫画です。
19位【ベイビーステップ】勝木光 全47巻(完結)
几帳面で真面目な男子高校生の[丸尾栄一郎]が運動不足の解消のため訪れたテニススクールで、隣のクラスの女子生徒[鷹崎奈津]と会う。
奈津は真剣にプロテニスプレイヤーを目指しており、彼女の言葉に影響を受けた栄一郎は本格的にテニスを始める。
テニス初心者で体力もなかったため、初めは小学生にもバカにされていたが、類まれな動体視力と「全てのボールに追いつき、それをコントロールできれば理論的には負けない」という信念、試合中でもノートに書き込みながら試行錯誤するプレイスタイルなどから急速に成長していくというストーリー。
勝木先生がテニス経験者ということもあり、作中での現実的な技術や戦術を元にした試合展開た、トレーニング方法も描かれており、よりリアルな内容となっている、王道テニス漫画である。
アマチュア時代から全日本選手権、プロへの転向やワールドツアーに至るまで、栄一郎と奈津の成長と生き様が描かれており、とても濃厚な作品となっています。
18位【山田くんと7人の魔女】吉河美希 全28巻(完結)
「ヤンキー君とメガネちゃん」の吉河先生の作品。
「朱雀高校」に通う学園きっての不良問題児[山田竜]はある日、階段から落ちたはずみで優等生の[白石うらら]とキスしてしまう。気付くと何故か二人の身体が入れ替わるという不思議な現象が起きていた。
いくつかの実験と検証により、うららには「キスした相手と精神を入れ替える能力」があり、山田には「キスで魔女の能力をコピーする能力」があることが判明する。
超常現象研究部に入部することになり、能力を探るうちにこの高校には「魔女」と呼ばれる女子生徒が7人おり、それぞれが異なる超能力を持っていることがわかり、山田含む超常現象研究部はその魔女たちを探すこととなるというストーリー。
超能力を含む学園ラブコメ漫画となっているのだが、ぶっきらぼうの山田と、ヒロインとなるうららとの関係が見どころで、魔女の能力をコピーするために他の女性とキスすることに嫉妬するうららの態度など、ラブコメ要素も存分に楽しめつつ、吉河先生らしさのコメディ要素もあり、とても面白い作品となっています。
17位【インフェクション】及川徹 連載中
高校2年生の[天宮晴輝]は幼馴染の[五月雨紗月]が先輩に告白されることを知り、そわそわしていた。
その様子を見かねた同級生の[高木譲]と[木皿儀千佳]は雨宮と紗月を倉庫に閉じ込め、告白させようとする。
半ば強引に倉庫に閉じ込められた雨宮だったが、そこで待っていたのは紗月ではなく、全く知らない[磯波きらら]だった。
倉庫内に丸一日閉じ込められた後、隠し戸を見つけて脱出するのだが、そこはいつもの学校ではなくなっており、ゾンビのように人を襲いかかる、およそ生きているとは思えない「保菌者」と呼ばれる存在が徘徊していた。
命からがら逃げまどいながら高木と千佳と合流するものの、紗月の行方はわからないままだった。
突如発生した非日常を雨宮たちは生き抜けるのか、幼馴染の紗月とはまた会えるのか…というストーリー。
ゾンビ系パニックサスペンス漫画としてもとても面白く、艶めかしいシーンやいろんな意味で過激なシーンも盛り込まれており、極限状態に追い込まれ、倫理観の崩壊した青年たちの成長と生き抜く様をうまく描かれた、個人的に大好きな作品である。
16位【彼女、お借りします】宮島礼吏 連載中
今どきの流行りともいえる、「レンタル彼女」をテーマとしたラブコメ漫画です。
大学生の[木ノ下和也]は彼女にフラれた寂しさから、レンタル彼女を申し込んでしまう。
そこに現れたのは容姿端麗で仕草も完璧な[水原千鶴]だった。彼女を気に入った和也は再度彼女をレンタルするも、和也の祖母が倒れてしまい、入院することになる。
千鶴と共に見舞いに行った和也は見栄を張り、千鶴のことを本物の彼女として紹介してしまう。
嘘が嘘を呼び、和也と千鶴の周りは複雑に絡み合っていくというストーリー。
「レンタル彼女」というシステムをうまく取り入れられており、嫉妬や恋心がうまく表現されていることや、付かず離れずの関係が続くも、少しずつ二人の距離が縮まっていく様子はラブコメとしてとても楽しめる作品となっている。
15位【ブルーロック】原作:金城宗幸 連載中
高校生のサッカーを主軸にしたスポーツ漫画だが、「史上最もイカれたサッカー漫画」と呼ばれるほど、異才を放つ作品である。
日本各地からFWの選手たちを一か所に集め、生き残りをかけて戦わせるといったデスゲーム要素の高い漫画である。個人的には好きな部類の漫画だが、チームワークを大切にするサッカーを題材にしながらも、全く逆の切り口の漫画ということや、実在の選手を卑下するような描写もあることから批判の声も上がっていることから、賛否の分かれる作品である。
W杯優勝に導くストライカーを養成するため、ユース年代のFW300人を対象とした「青い監獄プロジェクト」を起ち上げ、「ブルーロック」と呼ばれる施設を建設し、その中で行われる過酷な試験(ゲーム)内容が描かれている。
王道サッカーではないものの、サッカー要素を含んだ斬新な設定が好きで、続きが気になってしまう作品である。
14位【ヤンキー君とメガネちゃん】吉河美希 全23巻(完結)
「紋白高校」に通うヤンキーの[品川大地]と元ヤンキーを隠したいことから学級委員長をしている[足立花]を主軸にした学園ヤンキー漫画。
恋愛要素もあるものの、コメディ色も強く、見ていて爽快な気分になることの多い。
学園の行事をベースに物語構成がされていることが多く、二人のドタバタを面白く描かれた漫画である。
品川大地はヤンキーながらも心の優しい真っすぐな性格で好感が持てるのだが、個人的には足立花の元ヤンキーを隠すために学級委員長をしているが、テストの成績は最下位というところや天然な性格、実は最強なのではないと思う程の強さなど、かなり好きなキャラをしており、本作のクオリティをグッと引き上げているのではないかと思っています。
吉河先生の漫画は大好きなのですが、この作品はかなりおすすめなので、是非読んで見て下さい☆
13位【ダイヤのA】寺嶋裕二 全47巻(完結)
少年マガジンの中では歴代1位の巻数を有する、高校野球を題材にしたスポーツ漫画である。
よくある「魔球」など類は一切なく、超高校級の選手はいるものの現実的な描写で描かれているのが特徴で、キャラクターたちが苦悩し、葛藤を重ねつつも成長していく姿が見どころとなっている。
本作タイトルの「ダイヤ」という言葉には、「内野」という意味と、「ダイヤの原石」という二種類の意味がある。
粗削りで底が知れない素材型の選手である[沢村栄純]を主軸にストーリー構成されており、まさにダイヤの原石を思わせる選手である。
発行巻数は多いものの、様々な試合が濃厚に描かれており、見ごたえのある作品となっている。
ちなみに、本作は1部として完結しており、その続編ともなる二部が描かれた「ダイヤのA actII」も1部と同様に、とても面白いのでまだ読んでいない方は是非お試しください☆
12位【A-BOUT!】市川マサ 全19巻(完結)
泣く子も黙る不良学校「光嶺高校」に転校してきた[朝桐真之輔]。
学年による序列が絶対とされ、力ある者が評価される光嶺高校で「不良少年」として伝説を作るべく転校初日から大騒動を巻き起こし、何故か朝桐を中心に問題が起きていくというストーリーなのだが、シリアスなヤンキー漫画のような手に汗握るバトルシーンの迫力と、朝桐のバカさ加減が妙にツボるようなコメディ要素も多く含まれており、「笑い」と「熱さ」が絶妙にブレンドされた面白い作品となっている。
個人的には、高校生ならではのファミレスでのやり取りや、何気ない日常のシーンも面白く描かれており、とても大好きな漫画である。
ちなみに、本編は一部となり、朝桐たちが二年生になった姿を描く二部「A-BOUT!!〜朝桐大活躍編〜」も出されていて、本編同様面白い作品となっている。
二部までがマガジン連載となっているが、現在は「イブニング」にて新たに「A-BOUT!SURF」が連載されており、市川先生ワールドが楽しめますので、まだ読んでない方は是非お試し下さい☆
11位【GetBackers-奪還屋-】原作:青樹佑夜 全39巻(完結)
不況に伴う治安の悪化などで誕生した裏新宿と呼ばれるスラム街を中心に、依頼者の奪われた物を取り返す裏稼業「奪還屋」を生業としている[美堂蛮]と[天野銀次]のコンビが次々と依頼をこなしていくというストーリー。
美堂蛮は握力200kgを超える怪力と「邪眼」という相手に幻覚を見せる能力を、天野銀次は体内で貯めた電気を自在に発するという能力を使う、異能力バトルアクション漫画である。
各々全く異なった能力ながらも二人のコンビネーションバトルは見どころで、物語が進むにつれて他の異能力者とのバトルも面白く描かれている。
個人的には、「主人公最強」ではなく、各々能力に制限や弱点があり、細かい設定をすることでドキドキハラハラをうまく演出されており、大好きな漫画の一つです。
おすすめランキング 10位→1位
10位【あひるの空】日向武史 全50巻(完結)
バスケットボールを題材にしたスポーツ漫画。
身長149cmの主人公[車谷空]は高校入学を機に、母との約束を果たすため、バスケットボール部に入部しようとするも、不良達の巣窟となっており、部活動などできる状況ではなかった。
しかし、諦めきれず食い下がる空の純粋さや熱意に心を動かされ、空のバスケ生活が始まっていくというストーリー。
スポーツ弱小校で、空が選手として、男として躍進する姿とその成長が描かれいる。
ギャグ要素の強めな作品で読みやすいながらも、いじめや部員の退部などの部活動で起こりうる問題や、両親の離婚や貧困などの家庭環境の問題、登場人物の過去のトラウマなど、幅広いテーマで物語が構成されており、読み応えのある作品となっている。
9位【DAYS】安田剛士 全42巻(完結)
運動音痴で引っ込み思案ないじめられっ子だった[柄本つくし]はサッカーの天才である[風間陣]と出会い、フットサルの面白さに目覚めます。
つくしは風間と同じ高校である「聖蹟高校」に進学することを機にサッカー部へ入部することを決めるのだが、入部するにも厳しい入部試験がある程の強豪校だった。
つくしは初心者ながらもなんとか合格するものの、初心者ということもあり、チームメイトからも疎まれ邪魔者扱いをされる。
持ち前の向上心と忍耐力で徐々に実力をつけていき、チームメイトからも認められるようになっていくというストーリー。
どれほど絶望的な戦況だとしても、最後まで諦めずに懸命に走り抜くつかさの姿に周りが感化され、チームの士気を盛り上げる姿や刻々と変わるストーリー展開に目が離せない作品となっています。
8位【RAVE】真島ヒロ 全35巻(完結)
「FAIRY TAIL」や「EDENS ZERO」の作者、真島先生の代表作。
光の聖石「レイヴ(ホーリーブリング)」と闇の魔石「ダークブリング」の戦争により、世界の10分の1を破壊したオーバードライブが発生してから50年後の世界が舞台となる。
ガラージュ島に暮らす少年[ハル・グローリー]は、レイヴの使い手である初代レイヴマスターの[シバ]と出会う。
シバからレイヴを受け継ぎ、二代目のレイヴマスターとなったハルは世界を救う旅に出るというストーリー。
ポップなテンポで繰り広げられる世界観と、聖と魔の対決という王道バトルに純粋な楽しさを感じさせてくれる作品。
ハルの仲間で銀を自在に操る[ムジカ]や魔導精霊力(エーテリオン)を唯一使える[エリー]など、個性豊かなキャラも魅力ながら、レイヴを埋め込むことで、十の姿に変わる剣「テン・コマンドメンツ」により戦闘に様々なバリエーションを持たせられており、王道ながらもとても面白い漫画となっています。
7位【炎炎ノ消防隊】大久保篤 全34巻(完結)
西洋文化や東洋文化が入り混じったような東京皇国が舞台となっており、謎の人体発火現象により全身が炎に包まれ「焔ビト(ほむらびと)」という怪物になり、命が尽きるまで周囲を焼きつくしていた。
この脅威に対抗すべく、人体発火現象の原因究明と解決策を探すため、「特殊消防隊」が組織された。
幼い頃からヒーローに憧れを抱く主人公の少年[シンラ]は、特殊消防隊に入隊し、「第8特殊消防隊」へと編成される。
炎を足から噴射し炎を纏ったキックを武器に、第8の仲間たちと事件を解決していくのだが、次から次へと現れる謎に振り回されながらも少しづつ真実へと進んでいくというストーリー。
物語の鍵となる特殊な炎「アドラバースト」、焔ビトの秘密を握る組織「伝導者たち」、一枚岩ではない特殊消防隊と暴かれる真実など、深いストーリー構成と、様々な炎の特殊能力バトルは実に面白い漫画である。
ダークファンタジー要素の強い内容ながらも、気になるストーリー展開と迫力のバトルに読む手が止まらない作品となっています。
6位【五等分の花嫁】春場ねぎ 全14巻(完結)
高校2年生の[上杉風太郎]が五つ子の女子高生の家庭教師となり関係を深めていくというストーリーの王道ラブコメかと思いきや、この漫画の面白いところは、五つ子のうちの1人との結婚を控えた風太郎が高校時代を回想する形で物語が始まります。
ということは、この5人に中から誰を選ぶのかという観点で物語のやり取りを見れるということです。
どうなるかわからない展開の楽しさは抑えつつも、ゴールするのはわかっているが、一体誰と?!が楽しめるのが面白いところですよね。
キャラクターは可愛いのはもちろんだが、5つ子という設定ながら、それぞれ個性やキャラ立ちはしっかりされているので、読みやすく、徐々に縮まっていく距離感ややり取り等、ラブコメの面白さが十二分に発揮されている作品になっているのではないかと思います。
5位【FAIRY TAIL】真島ヒロ 全63巻(完結)
魔法が使える世界が舞台となり、魔法を使う魔導士達に仕事の仲介などをする組合組織「魔導士ギルド」が世界中にいくつも存在していた。
その魔導士ギルドの中の一つ「妖精の尻尾(フェアリーテイル)」を主軸にした物語である。
そのため、バトル自体は1対1や2体2などでの表現が多いものの、ギルドメンバー全体での戦いやギルドを絡めたストーリー展開が多く描かれています。
その中でもよく主軸となるのは、最強のドラゴンをも滅することが出来る「滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)」の[ナツ]や精霊魔導士[ルーシィ]などが主力メンバーとなっています。
様々な属性や種類の魔法を使ったバラエティに富んだ戦闘シーンはとても見どころで、徐々に明らかになる謎やギルドメンバーの過去など、多彩な表現で惹き込まれる作品となっています。
ちなみに、原作の続編エピソードとなる「FAIRY TAIL 100 YEARS QUEST」が上田敦夫先生作画で発刊されています。興味のある方は一度試してみてはいかがでしょうか。
4位【はじめの一歩】森川ジョージ 連載中
ボクシングを題材としたスポーツ漫画で、1989年から連載されている、少年マガジンを支え続けた大人気長寿漫画である。
母子家庭のいじめられっ子だった[幕之内一歩]は、プロボクサー[鷹村守]との出会いをきっかけに「鴨川ボクシングジムに入門」し、「強いとは何か?」という問いの答えを求め、プロボクサーとして人間として、周囲の人たちとの交流やライバル達との戦いを通し、成長していく過程が描かれています。
主人公のみならず、仲間やライバル達の戦いも詳細に描かれているため、物語も単調にならず、常に楽しめる作品となっているのではないかと思います。
全く読んだことが無いが興味があるけど全部は読み切れないという方はまずは話の区切りの良い、61巻を目安にするのも良いと思います☆
3位【東京卍リベンジャーズ】和久井健 全31巻(完結)
何事からも逃げ続けてきた[花垣武道]は、26歳にしてフリーターとして底辺の生活を送っていた。
そんな時ある死亡ニュースが流れてくる。そのニュースで出された名前は武道が唯一付き合ったことのある元カノ[橘日向]と日向の弟[橘直人]だった。寂しい気持ちになりつつも、自分にどうしようもないことだと目を背けていた。
翌日、バイト帰りに何者かにより電車のホームへと突き落とされた武道は、死を覚悟した瞬間、何故か12年前にタイムリープしていた。戸惑いながらもそこで当時の生きた日向に出会う。
嬉しさや悲しさ、やるせなさなどの複雑な感情が渦巻く中、たまたま絡まれていた橘直人を助けることとなる。
相馬島か夢だと思っていた武道は直人にタイムリープのこと、12年後の事故で死ぬことを伝え、気をつけるよう伝え、握手をした瞬間、現代に戻ってきていた。
そこで待っていたのは死んだはずの直人だった。
武道は直人との握手をトリガーに、12年前にタイムリープできることを知り、日向を救うため過去に戻り、事故の元凶となる暴走族チーム「東京卍會」で成り上がり、最悪の未来を変えるため奮闘し、成長していく姿を描いた漫画である。
設定やストーリー展開、ワードセンスなど、個人的に大当たりで、めちゃくちゃ面白いです!
予測不能のどんでん返しや武道の生き様など、心が熱くなり、読む手が止まらなくなるレベルで次が気になる作品です。
2位【七つの大罪】鈴木央 全41巻(完結)
人間と人間ならざる種族の世界が分かれていなかった古の時代、「ブリタニア」という大地を舞台にした、七人の大罪人から編成された伝説の騎士団「七つの大罪」の戦いの物語。
ブリタニア随一の大国「リオネス王国」の第三王女である[エリザベス]は自国の救済を求めるべく、「七つの大罪」を探していた。
運命が引かれ合うように出会った七つの大罪のリーダー[(憤怒の罪)メリオダス]はエリザベスの願いを叶えるため、散り散りになった団員を集める旅に出るというストーリー。
人間や妖精に巨人、天使や悪魔などの種族が入り乱れる世界で、スケールの大きい戦闘シーンは圧巻の迫力です。
世界観や時間に対する感覚までもスケールが大きい部分もあり、惹き込まれること間違いなしです!
最後まで読んだ方にはわかると思いますが、この漫画は究極の純愛を描いた物語になっていると思います(これくらいではネタバレではないかと思うので書きました)。
個人的には、むしろこのことを知った上で最後まで読んでいただけると更に深く感情移入出来るのではないかなと思っています(笑)
正直、無駄なところのない名作と言って良い程大好きな作品です。
1位【進撃の巨人】諫山創 全34巻(完結)
かなり社会ブームにもなった作品ですので、ほとんどの方が知っているのではないかと思います。
人類は突如出現した「巨人」により滅亡の淵に立たされる。
生き残った人類は巨大な三重の城壁を作り、その内側に生活圏を築くことで100年の間、辛うじて生き残っていた。
壁の外を夢見る[エレン・イェーガー]だったが、突如現れた「超大型巨人」により生活圏であった城壁の門を破壊され、巨人たちが流れ込み、地獄絵図となる。そしてエレンの目の前で、母が巨人に捕食されてしまう。
巨人により、夢の希望も奪われたエレンは「調査兵団」に入隊し、全ての巨人を駆逐することを目標にするというストーリー。
この漫画の凄いところは、予測不能のどんでん返しの繰り返しで良くも悪くも期待を裏切られるところかなと思います。
めちゃくちゃ次が気になるストーリー展開なので、人気が出るのは納得出来ます。
描写が過激だったり、絵が怖いということから、私の周りでも一部からは敬遠されてはいながらも、これだけの人気が出るということは、面白さは本物なのかなと思います。
巨人とは何なのか、自分たちを守るための壁に隠された謎とは何なのかなど、少しづつ明らかになりながらも新たに出てくる謎など、読み進めれば進める程、ハマること間違いなしの作品だと思います。
今これが熱い!おすすめ漫画を紹介
名作揃いのランキングでした!
中でも、ランキングに入れるよりおすすめしたいと思った、個人的におすすめな漫画を紹介します!
ほんとに面白いので、知っている方も多いかもしれませんが…(笑)
【シャングリラ・フロンティア】原作:硬梨菜 連載中
サブタイトルを含めた正式なタイトルは「シャングリラ・フロンティア〜クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす〜」となっており、オンライン小説で支持を得て、書籍化を待たずしてコミカライズされた作品。
フルダイブ型VRゲームが主流となった現在、普通は忌み嫌われるクソゲーだが、そのクソゲーをこよなく愛するクソゲーハンター[陽務楽郎]は、特大のクソゲーこと通称「フェアクソ」をクリアしたことで、燃え尽き症候群になっていた。
行きつけのゲームショップの店主に勧められ、クソゲーとは対極に位置する、登録者数3000万人の神ゲー「シャングリラ・フロンティア」を購入し、プレイヤー名[サンラク]として新たな境地に足を踏み入れるというストーリー。
クソゲーに比べて神ゲーの凄さや独自の経験からくる行動や推察を武器にしているので、転生系で特殊スキルを持っている等とは違った、純粋なスキルで人気ゲームを攻略していくというところが良いですね。
キャラ設定や表現など、ゲームをしたことが無い方や面識が少ない方にはややわかりにくいかもなと思う部分もありますが、ストーリーとして面白いため、どなたでも楽しめる作品ではないかと思います。
【川柳少女】五十嵐正邦 全13巻(完結)
物語は基本的に4コマ漫画形式で描かれおり、川柳を題材にしたラブコメ漫画である。
川柳というと堅いイメージだが、とてもコミカルな表現で描かれており、個人的にはギャグ路線の強めのラブコメとして捉えている。
主人公となる[雪白七々子]は口下手のため、短冊に川柳を書くことで自分の意思を伝えるという表現方法で、多くを語らないのが逆にワードセンスのすごさ、面白さが描かれており、4コマ漫画という制限ある表現の中でうまくマッチした作品となっている。
同い年の元ヤンキー[毒島エイジ]に好意を寄せており、ラブコメ要素としても面白く、ほっこりすること間違いなしの索引ではないかと思います。
すでに完結しているものの、多くの人にこの作品を知ってほしいということと、読んでもらえば好きになること間違いなしなのではないかと思い、おすすめ作品の一つに入れていますので、興味がある方は是非一度読んでみて下さいね☆
【カノジョも彼女】ヒロユキ 連載中
高校生となった主人公[向井直也]はずっと好意を抱いていた幼馴染の[佐木咲]に告白し、咲も気持ちを受け止め、晴れてカップルとなる。
そんな中、以前より直也を想い続けていたという[水瀬渚]から告白される。初めは断ろうとしていたものの、渚のいじらしさや可愛さに心を動かされ、三者合意のもとでの「二股交際」と、両親が不在にしている自分の家で「3人による同居」を提案する。
猛反対する咲だったが、結局は了承し、3人は直也の自宅で内緒の同居生活を開始するというストーリー。
とってもハチャメチャな設定ながらもドロドロした三角関係という感じではなく、コメディタッチに描かれているので、読みやすいのが特徴である。
恋愛漫画あるあるだが、何故か主人公がモテまくる設定はこの作品にも当てはまり、次々に直也の周りに女性が寄ってくることでバタバタする様が面白く表現されています。
羨ましいような妬ましいような設定ながらも、どこか惹き込まれる作品となっています。
【オリエント】大高忍 連載中
「マギ」の作者である大高先生の作品。
戦国時代に似たファンタジーの世界を舞台にしており、登場人物名も歴代の戦国武将などからネーミングされている。
神と崇められる「鬼神」の支配から自由を得るため武士団を結成し、「最強の武士団」となるため、鬼と戦うというストーリーの戦国バトルファンタジー漫画である。
戦国武将に模したキャラクターが出てくることから親近感がわき、読みやすくなっているのだが、なによろストーリーが面白く、「マギ」同様、大高先生ワールドを存分に楽しめる作品となっている。
私は、1巻読んでハマり、全巻一気買いしましたが、次の発刊が待ち遠しい程面白い漫画ですので、是非読んでみて下さい☆
【化物語】 原作:西尾維新
小説発祥で、アニメでも大人気の「物語シリーズ」が、圧倒的画力の大暮先生がコミカライズした作品。
高校生の主人公[阿良々木暦]が「怪異(かいい)」に関わった少女達と出会い、その怪異にまつわる事件を解決していくというストーリー。
アニメでドハマりした作品だったのと、画力の高さから大好きな大暮先生の作画ということで、即買いした漫画です。画力の高さや表現力、文字に起こすことでの理解力の向上から、個人的には漫画の方が好きです。
映像表現法や声優さんのおかげで、アニメもすごく好きなのですが、それに加えて、文字の凄さというか理解のしやすさという面で、面白さが数段上がっている気がします。
作画の表現力も申し分なしで、生き生きとした表現がされており、「物語シリーズ」が大好きな方、興味があったけどまだ見たことが無い方は是非読んでもらいたい作品となっています。
ライターからヒトコト
いかがでしたでしょうか?
好きな作品や興味が出た作品がありましたら、是非お試し下さいね!
他にも「ドメスティックな彼女」や「ACMA:GAME」「死神サイ殺ゲーム」など、好きな漫画も多いのですがキリよくするため、今回は計40作品の紹介と致しました。
他にも隠れた名作やあなたにドンピシャの漫画はたくさんあるかと思います。
これ面白いよ!って作品があれば是非コメントやメールで教えてもらえると嬉しく思います☆