筒井哲也 プロフィール紹介
氏名 | 筒井 哲也(つつい てつや) |
性別 | 男性 |
誕生日 | 1974年11月17日 |
受賞 |
|
作品を厳選ランキングで紹介!
6位【リセット 新装版】 全1巻(完結)
ある日、拳銃を持った男が客と銀行員を人質に立て籠るが拳銃自殺を図る。
その同日、行強盗と同じ団地に住む小学生の木島大輔と、人質にされた銀行員の篠原勤は飛び降り自殺を図る。
勤の妻のである専業主婦の[篠原仁美]は、夫の自殺の真相を調べる内、阿佐見川団地の周囲を舞台としたネットゲーム「ディストピア」にたどり着く。
グラフィック、物理演算は共に現実と変わらない再現度であるが、殺意と狂気に満ち溢れた、ご近所殺し合いゲームと化していた。
さらに、サブリミナル効果により仮想と現実のギャップから、区別がつかなくなり、それらを確めるために現実で自殺を図るようにさせていた。
ディストピアと集団自殺の因果関係を知ろうとするハッカー[喜多嶋俊介]との出会いから、ゲームを牛耳る男[GM]へ挑むことになる…というストーリー。
やや難しい設定があるものの、筒井先生らしさが楽しめる作品となっています。
5位【ダズハント】 全1巻(完結)
営業成績が上がらず、毎日のように上司から叱責を受けていた[ナカニシ]はある日、インターネットで知り合った[エクサム]から、ストレス発散のいいゲームがあると紹介される。
それは、「ダズハント」と呼ばれるゲームで、「マーキー」と呼ばれる携帯電話を奪い合い、獲得したマーキーの数だけ賞金が支払われるというものだった。
様々な手法でマーキーを奪い合う参加者たちだったが、ナカニシは「チキン」と呼ばれる、自分のマーキー分の賞金を得るために逃げ回るという戦法で成果を上げていた。
何度かの参加で、刺激を感じなくなってきた頃、「エクストラゲーム」の存在を知り、参加することにするというストーリーなのだが、このゲームの目的や、ナカニシとエクサムの因縁、かつての上司の参戦など、全1巻ながら、うまくまとめられており、面白い作品となっています。
4位【マンホール】 全3巻(完結)
ある日、右目が白濁し、泥だらけの全裸男が現れる。
道を歩く大学生に言葉にならない声で語りかけたあと、突如吐血する。
それを見てパニックになった大学生に突き飛ばされ、倒れた拍子に後頭部を強打して死亡してしまう。
謎の男を検死解剖した結果、謎の寄生虫が発見される。
事件性を感じた刑事の[溝口健]と[井上菜緒]は聞き込みを進める内、ある「マンホール」に疑問を抱く。
驚異的なスピードで感染し、謎の症状を発症する寄生虫を誰が何のために広めたのか、真相に迫る…というストーリー。
グロテスクな表現がやや多いものの、次の展開が気になるバイオサスペンス漫画である。
3位【ノイズ(noise)】 全3巻(完結)
のどかな田園風景が広がる「猪狩町」では、黒イチジクを地域の特産として、限界集落から一転、活況を呈し始めた。
そんな中、イチジク農園を営む[泉圭太]のもとに、14年前に女子大生ストーカー殺人を犯した元受刑者[鈴木睦雄]が現れる。
逃亡中の殺人犯である鈴木睦雄を警察に突き出そうとしていたところ、ナイフを取り出そうとしたため、身の危険を感じた泉圭太は、反射的に首を絞めて取り押さえていたら、そのまま殺してしまうことに。
状況的にはほとんど正当防衛の状況だが、その場に居合わせた、圭太の親友である猟師の[田辺純]と赴任したばかりの新米警官[守屋真一郎]は事件を隠蔽する共犯者となる。
鈴木睦雄の足取りを追って猪狩町にやってきた、愛知県警捜査一課の刑事[畠山努]に事件の真相を見抜かれるが、町ぐるみで事件の隠蔽に動かれ、捜査は難航する…というストーリー。
実写映画化もされた程、面白い内容なのですが、殺害された鈴木睦雄が悪人中の悪人ということもあり、複雑な感情は抱かされるものの、純粋にかけ引きや展開を楽しめる作品となっています。
2位【有害都市】筒井哲也 全2巻(完結)
東京オリンピック開催を翌年に控えた2019年、日本では「環境浄化」が叫ばれ、新法案の「健全図書法」が施行されていた。
いかがわしい物、卑猥な物が排斥されていく中、アシスタントを経て初掲載となった[日比野幹雄]だったが、連載1回目にしてホラー・アクション漫画の「DARK WALKER」が不健全ということで圧力がかかり、掲載号が回収されることになってしまう。
表現規制の壁に立ち向かい、「自分が本当に描きたい漫画」を追い求める姿が描かれている。
一風変わった内容ながらも、苦悩や葛藤がうまく表現されており、何故かのめり込んでしまう漫画となっている。
1位【予告犯】 全3巻(完結)
ネット犯罪の対策部署として設立されたサイバー犯罪対策課では日夜犯罪を防ぐためネットをチェックしていた。
そんなある日、動画サイト「YOURTUBE」に、新聞紙を頭に被った男が放火予告の動画をアップしているのを発見する。
その後も度々犯罪予告動画をアップする男に、警視庁は「新聞男」と名付ける。
捜査を続ける内、サイバー犯罪対策課は複数犯であると睨み、本腰を入れ、更なる捜査に望む。
果たして新聞男はただの愉快犯なのか、何かの意図があるのか…というストーリーで、新聞男と警視庁のやりとりを描いたサスペンス漫画である。
ネット用語なども用いられており、現代風な作風だなと感じる反面、少しとっつきにくい感じはありましたが、ストーリー展開もテンポ良く、サクサク読み進められました。
いろいろと考えさせられる点もあり、最終話に読み進めるうち、偶然が必然であったり、サスペンスの良いところが感じられる漫画だなと感じられる作品です。
ちなみに、本編「予告犯」のスピンオフ作品となる「予告犯 -THE COPYCAT-」も全3巻で発刊されており、シンブンシの模倣犯(コピーキャット)を行う高校生グループの物語が描かれていますので、興味がある方は是非読んでみて下さい☆
まとめ
筒井 哲也先生の作品は、個人的に大好きな作品ばかりです。
独特なタッチと心に響き、考えさせられる内容の面白さ、何より続きがとても気になるストーリー展開がとても面白い作品です。
今後の展開と新作が発刊されることを楽しみに、先生の作品を追い続けたいと思います。
ちなみに、他の先生方の漫画作品おすすめランキングもまとめてありますので、興味のある方は参考にしてもらえるとありがたいです☆
☆ジャンル別おすすめ漫画ランキングはこちら☆
☆週刊誌別おすすめ漫画ランキングはこちら☆