ジャンル別ランキング

本当に怖いホラー漫画の厳選おすすめランキング50選

いろんな漫画作品がある中でも、人気の高いジャンルである「ホラー漫画」

怖いながらもドキドキ・ハラハラし、次の展開が気になって読む手が止まらなくなるような、とても楽しめるジャンルです。
非日常的な展開と、よく練り込まれているストーリー構成から、怖いけど続きが見たくなる作品が多いですね。
現在進行形で連載されている漫画から、長きにわたり人気が衰えずにファンの多い完結作品も含め、ランキングにして紹介したいと思います。

厳選おすすめランキングを発表!

ホラー漫画のおすすめランキングを作成していて強く思いましたが、どれもかなり面白く、正直、甲乙つけがたいレベルの作品でした。
今回のランキングの基準は、Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどのECサイトで売れ筋となっているランキングや、口コミの人気をもとにしており、最終的には私の個人的好みも加味されたランキングとなっています。

おすすめランキング 50位→41位

50位【村祀り】山口譲司(原案協力:木口銀) 連載中

民俗学者である[三神荒]を主人公とした、秘境の村で起こる様々な事件を題材にした、エロ要素が盛り込まれたサスペンスホラー作品。
唯一の交通手段が週1便しかない、まさに陸の孤島である「忍冬村」では、「おへび様」を祀っていた。
その「おへび様」を祀る巫女[水主]の本当の役目は、閉鎖された村へ新しい遺伝子を迎え入れるため、自らの身体を提供するというものだった…
初めは不思議な雰囲気を感じるストーリー展開なのだが、徐々にサスペンス感やホラー感が増してくる内容で、読み進めていくのが面白い漫画です。
人間の強欲さや、古い村の風習などのタブー伝説に入り込む内容となっており、俗学上の実際にある「まれ人信仰」や「蛇神信仰」などを取り入れることで読み応えのある作品になっており、とても面白く、個人的におすすめの漫画です。

49位【異常者の愛】千田大輔 全6巻(完結)

主人公となる[一之瀬一弥]が小学5年生の時、クラスメイトの[三堂三姫]に告白される。
ただ、一弥には片思い相手の[二海二美香]の存在があったため、その告白を断る。
だがその際、三堂の問いに対して曖昧に答えてしまったことから、二美香は三堂にカッターナイフで殺害されてしまう。
そして、三堂が一弥に「これで私と付き合ってくれる?」と発した言葉に、言いようのない恐怖を覚える。
この事件をきっかけに、一弥の人生は大きく狂わされていく…というストーリー。
サイコパス的なヒトコワ要素がメインのサスペンスホラー作品となっており、ひやひやしながらも続きが気になる漫画となっている。

48位【シグナル100】原作:宮月新・作画:近藤しぐれ 全4巻(完結)

私立聖新高等学校の2年C組は、視聴覚室で行われた授業の際に担任教師から見せられた謎の映像と音声により、自殺暗示催眠にかけられてしまう。
催眠発動の『シグナル』は全部で100。
「立つ」「座る」「泣く」「水を飲む」など、当たり前の行動までもが死につながる状況の中、後催眠暗示をかけられたことで、生き残りをかけたデスゲームが始まってしまう。
極限状態に陥っていく生徒たちの姿を描く、サスペンスホラー作品となっている。

ちなみに、本作の前日譚となるスピンオフ作品『シグナル100 零』が、原作:宮月新先生、作画:Ryuki先生により描かれているので、興味のある方は是非読んでみて下さい☆

◎シグナル100 零(全1巻)

47位【マガマガヤマ】小池ノクト 連載中

「山」にまつわる恐怖が描かれた作品。
タイトルの通り「禍々しい山々」となる「山の怪談」とでもいうような、山で起きた恐怖を描いており、小池先生ならではの悍ましさにあふれた内容となっている。
一話完結の短編作品でありながら、ゾクッとした恐怖感が持続する圧倒的な作画の表現力と内容に、ホラー好きな私も面白いと感じるおすすめ作品となっています。

46位【隣人X】楠本哲 連載中

グロ系ストーカーを描かせたら最強と言われる楠本先生が描く、男性ストーカー[眉村仁]の物語。
主人公の[紗倉祥子]は、親友の美穂に誘われて婚活パーティーに参加する。
そこで、爽やかな好青年[眉村仁]と出会う。
紳士的な態度に祥子は好印象を抱いていた。
その後、会社近くで再会し、さらには同じマンションの隣室に引っ越してきたことから、運命的なものを感じていた。
だが、それは運命的なものではなく、祥子に対しストーカー行為を繰り返す、眉村の策略であった。
徐々に距離を詰める眉村と、眉村の正体を知った祥子を描いたサイコホラー作品。
サスペンス要素も存分に楽しめる漫画です。

ちなみに、ストーカー系ホラーが好きな方は、楠本先生が描く「レイナ」や「エリカ」という女ストーカーの作品もおすすめなので、興味のある方は読んでみて下さい☆

◎レイナ(全1巻)

◎エリカ(全1巻)

45位【黒街】小池ノクト 全3巻(完結)

ゾンビ系ホラーと見せかけて、ギャグ要素が高い作品です。
黒街ではゾンビが当たり前で、スーパーのタイムセールのお客さんが「ゾンビ」という設定にはやや笑ってしまいました。
ゾンビ以外にも「異形の者」や「邪神」など、ホラー要素はしっかり織り込まれていますが、個人的にはダークシュールな点が好きで、好きな漫画です。
正直、好き嫌いは分かれる作品ではあると思いますが、好きな方にはハマる作品かと思いますので、興味のある方は一度お試し下さい。
個人的にはおすすめです☆

44位【インソムニア】外薗昌也 全2巻(完結)

呪われた連載企画である漫画で、ホラーの短編が集められた作品。
全ての始まりとして描かれる「カイタラシヌ」には外薗先生が体験したことが描かれている。
不意に聞こえた「カイタラシヌ」という子どもの声と身に覚えのない傷、周りには見えていない少女と、事故にあった編集担当など、先生自身の身が案じられた作品なのだが、内容は個人的にとても面白いものばかりでした。
「赤い妹」「ネットの妖怪」「宇宙人」「電車を徘徊する女」「深夜のコンビニに集まる亡者たち」など、どれも興味深くホラー作品として存分に楽しめます。
2巻では、ついに外薗先生の家族まで巻き込まれてしまいます…
是非1巻2巻ともに読んでもらいたい作品です。

43位【幽麗塔】乃木坂太郎 全9巻(完結)

昭和29年の神戸を舞台に、百数十年もの間動かなかった時計塔にまつわる事件を描いたミステリー作品。
推理小説やカストリ雑誌(大衆向け娯楽雑誌)を好む[天野太一]は、謎の美青年[沢村鉄雄(テツオ)]と出会う。
テツオに「幽霊塔の財宝探しを手伝えば、金も名誉も手に入る」と言う誘いに乗り、時計塔に隠された秘密に迫ろうとする天野だったが、莫大な財産を巡って、様々な事件に巻き込まれていくことになるというストーリー。
息をのむ展開と少しづつ明かされていく真実が楽しめ、いろいろなメッセージ性が込められている作品。
やや頭は使うものの、だからこそのめり込んでしまうような面白い漫画となっています。

42位【ガンニバル】二宮正明 連載中

怖すぎる!と話題の、食人文化のある村で起こる映画のような展開目まぐるしいサスペンスです。
村八分の閉鎖的空間だからこそ、より恐怖が強調されているのかなと思います。
「人喰い」をテーマにしているので、カニバリズムが苦手な方は気をつけて下さいね。
ストーリーだけでも充分に怖いのですが、絵が上手く、ストーリーにマッチした作画で、より恐さが引き出されています。
正直、下手なホラー映画よりよっぽど怖いです。
出てくる人たちがゾンビとかならまだ受け入れやすかったのですが、同じ生きた人間というのが、より感情を揺さぶられ、面白さと怖さを引き出してくれているように感じます。
ホラーサスペンス好きにはドンピシャな作品かなと思います。

41位【切子】本田慎吾 全1巻(完結)

『ハカイジュウ』を描いた本田先生の作品。
[葉山良介]の元に、「K」を名乗る差出人から同窓会の案内状が届く。
そこには書かれていたのは、17年前に不可思議な自殺をとげた同級生[奥村切子]の17回忌に集まろうというものだった。
卒業以来16年ぶり母校に集まった同級生六名。
久しぶりの再会に自然と懐かしさがこみあげてくる良介たちだったが、次第に状況が変わっていく。
トイレにいった平野理緒が、便器の前で尻丸出しの無残な遺体姿で発見される。
これをきっかけに、加藤、渡部、滝本と次々に同級生たちが謎の死をとげていく。
廃校で起こる残忍な殺戮は17年前に死んだ切子の呪いか、はたまた復讐か…
可愛かった姿とは正反対の異形の姿「切子」と残酷さと狂気が楽しめる作品となっています。
正直、個人的にはラストに関して不完全燃焼感はありましたが、続編となる新のラストとも言える「切子・殺」まで読んで1セットという印象がありましたので、是非2冊合わせて読んでもらいたい作品ですね。
こちらのラストもある意味衝撃的でしたが…(笑)

◎切子・殺(全1巻)

おすすめランキング 40位→31位

40位【インセクツ】杉山敏 全4巻(完結)

製薬会社のテルバイド化学が開発した「ペレナドウイルス」は、被験体となった昆虫を巨大化、凶暴化させてしまうという予期せぬ結果を招いてしまった。
会社独自で事態の収拾を計るも失敗してしまう。
支援要請を受けた政府は、事態を重く考え、町を閉鎖し、自衛隊の投入を決める…という巨大昆虫が襲ってくるというモンスター系サバイバルパニックホラー作品。
これだけ聞くと、B級パニックムービーを彷彿とさせ、微妙な印象になりますが、テンポが良く、ストーリー展開も早いので読みやすく、モンスターパニック系の作品にありがちな「逃げ惑う人々」を描いているのではなく、なんとか事態を打開しようと冷静に行動する人たちの奮闘する姿が描かれているので、内容も面白く、個人的におすすめの漫画の一つになっています。

ちなみに、本作より数年後の設定となる続編「インセクツR」も発刊されていますので、興味のある方は是非読んでみて下さい☆

◎インセクツR(全4巻)

39位【ハカイジュウ】本田真吾 全21巻(完結)

東京都立川市が舞台となっている。
主人公の[鷹代陽]は突然発生した巨大な地震に襲われ、気を失ってしまう。
目が覚めると外には無残な死体の山と、その傍らに謎の怪物がいた。
次々襲い来る特殊生物から生き延び、逃げ切ることが出来るのか…というストーリーのパニックホラー作品。
次々巻き起こる絶望を乗り越えるものの、更なる絶望が待っているというパニックホラーの醍醐味を感じられます。
独特なストーリー展開と、面白い設定に飽きることない内容となっていますので、個人的におすすめです。

38位【今際の国のアリス】麻生羽呂 全18巻(完結)

友人と夜遊びに出ていた[アリス]は、駅での休憩中に突然、花火のような強烈な光に包まれる。
目が覚めるとそこには、一緒にいた友人以外は誰もいない、廃墟の街が広がっていた。
夢か何かと思っていたが、そこは現実で、突如行われる「げぇむ」にクリアしないと死んでしまう、謎の世界「今際の国」だった。
今際の国の謎を解き明かし、元居た世界に生きて戻ることが出来るのか?!というストーリー。
ゲームはトランプをベースに、♠(肉体)は「体力や体術が鍵となる」、♦(知能)は「知識や頭の回転が鍵となる」、♣︎(バランス)は「身体能力と頭脳の両方が要求される」、♥(心理)は「生存欲求を翻弄するような残酷なゲーム内容が特徴」という特徴を持ち、数字が高い程難易度が高いという設定で、読み手の期待値や読みやすさも考慮されているように感じます。
命をかけたデスゲームで緊張感のあるストーリー展開も面白く、序盤で登場した伏線が最後にきっちりと回収される綺麗なシナリオは高い評価の得られる作品ではないかなと思います。

ちなみに、本作の続編(新章)とな「今際の国のアリス RETRY」やスピンオフ作品となる「今際の路のアリス」も発刊されているので、興味のある方は是非読んでみて下さい☆

今際の国のアリス RETRY(全2巻)

今際の路のアリス(全8巻)

37位【地獄先生ぬ〜べ〜】原作:真倉翔・作画:岡野剛 全31巻(完結)

強力な鬼を自身の右手に封印した「鬼の手」を持つ霊能小学校教師の「ぬ〜べ〜」こと[鵺野鳴介]が生徒を守る為に、妖怪や悪霊を退治するというストーリーだが、オカルト要素は強く、ホラー漫画とバトル・ギャグ・お色気要素を織り交ぜた名作である。
個性豊かなキャラクターが活き活きと活躍しており、鬼の手を使いトラブルを解決していく様は多くの世代から支持された作品である。
本編が完結してから12年後にぬ~べ~が童守小学校に戻り、教師となった元教え子の[稲葉郷子]と再会し、新たな5年3組のトラブルを解決していく『地獄先生ぬ〜べ〜NEO』『地獄先生ぬ〜べ〜S』が発刊されているので、気になる方は是非チェックしてみて下さい!

地獄先生ぬ〜べ〜NEO(全17巻)

地獄先生ぬ〜べ〜S(全4巻)

ちなみに、私が個人的に好きなキャラの霊媒師イタコ少女[葉月いずな]を主役とした『現代都市妖鬼考 霊媒師いずな 〜the spiritual medium〜』(第1部/全10巻)と『霊媒師いずな Ascension』(第2部/全10巻)も発刊されています。
いずなが高校生となり、働く大人の苦悩などをテーマにした話も多く、幅広い層で楽しめる作品となっています。

現代都市妖鬼考 霊媒師いずな 〜the spiritual medium〜(第1部/全10巻)

霊媒師いずな Ascension(第2部/全10巻)

36位【食糧人類-Starving Anonymous-】
原作:蔵石ユウ・作画:イナベカズ 全7巻(完結)

地球温暖化が深刻化した現代日本。
男子高校生の[伊江]と友人の[カズ]は帰宅中に突然誘拐されてしまい、意識を失う。
目を覚ました伊江が目の当たりにしたのは、丸々と肥え太った人間とそれを解体する職員の姿だった。
大勢の人間が長い管から注がれる液体を貪り食べている、異常な環境と、人ならざる者の存在。
なんとか生きて脱出しようとする伊江が目にしたのは…というストーリーのサスペンスホラー作品。
独特な設定と、内容にマッチした作画でどんどん惹き込まれてしまう、面白い作品です。

ちなみ本編の続編となる「食糧人類Re: -Starving Re:velation-」が発刊されていますので、興味がある方はこちらもおすすめなので、是非読んでみて下さい☆

食糧人類Re: -Starving Re:velation-

35位【校舎のうらには天使が埋められている】小山鹿梨子 全7巻(完結)

赤ヶ瀬小学校4年2組に転校してきた[後堂理花]は翌日から簡単な理由からいじめを受けることになる。
主犯格のリーダーである[蜂屋あい]を取り巻くストーリー展開が主となり、いじめに立ち向かう姿が描かれているのだが、中々にハードないじめで、正直気分は良くないものを感じる。
善と悪を理解しきっていない小4という世代が舞台なのも、周りに流されながら悪事を働く姿や、自分だけが楽しければ良いと思う他者への配慮を覚えきる前の世代ということから、どこでも起こり得る状況に恐怖を感じる要因となりつつも、次の展開が気になる話のため、ついつい読み進めてしまう作品です。
私は初め、タイトルの意味がいまいちわからなかったのですが、ラストまで読めば「あぁなるほど」と思いました。
暗い展開が多いものの、面白い作品かと思いますので、是非読んでもらいたい作品の一つです。

34位【ハッピーシュガーライフ】鍵空とみやき 全10巻(完結)

愛によって満たされるという感情が理解できずに、男遊びを繰り返していた[松坂さとう]は、[神戸しお]という少女に出会い、本当の愛を知る。
愛を偽らなければ何をしてもいいと考えるさとうが、しおとの「ハッピーシュガーライフ」を実現するため、様々な行動を起こしていくというストーリー。
行方不明となったしおを探す実兄[神戸あさひ]や、さとうにつきまとう教師[北埋川大地]など、さとうとしおを中心に繰り広げられるストーリー展開はまさにホラーサスペンスそのものなのではないかと思います。
作画の可愛さとは裏腹に狂気を帯びたキャラが多いサイコホラー感のある作品なのですが、しっかり心理描写も描かれており、結末としてもご都合主義ではないため、個人的には結構好きな漫画の一つです。

33位【悪の教典】原作:貴志祐介・作画:烏山英司 全9巻(完結)

人気小説をコミカライズした作品。
数々の問題をかかえる晨光学院町田高校に勤めている英語教師[蓮実聖司]は、職員やPTAの間でも信頼が厚く、生徒からも絶大な人気を誇っていた。
だがその正体は、決定的に他者への共感能力に欠けている、生まれついてのサイコパス(反社会性人格障害)であり、邪魔者は躊躇せず簡単に殺害するナチュラルキラーだった。
邪魔だと感じた者を秘密裏に殺害したり学校から追放したりしながら、学校全体を支配しつつあったが、些細なミスと疑惑が連鎖してしまい、蓮実の起こした殺人が隠蔽不可能な状況になってしまう。
蓮実が最後の手段として選んだのは、同僚教師の仕業に見せかけて校内にいる生徒全員の口を塞ぐため皆殺しにするというものだった…
実写映画化もされた程、人気の高いサイコホラー作品。
サイコホラーということもあり、後味の良くない内容ながら、好きな人にはピッタリの漫画となっていると思います。

32位【鬼畜島】外薗昌也 連載中

廃墟研究サークルは日本地図に載っていない島「菊池島」に行き着く。
GPS上では存在しない島を不審に思っていた矢先、ブタの皮をかぶった大男に襲われる。
乗ってきた船は座礁し、転覆している。
殺人鬼のいる島で、神に人を捧げ、人の血肉を貪るカルト集団の中、生きて島を脱出出来るのか…というストーリー。
冒頭からかなりグロいシーンが続くため、スプラッタ系が苦手な方は気をつけて下さい。
スプラッタホラー色の強い作品だが、手に汗握る展開に、人気の高まっている作品です。

ちなみに、前編作品となる「臓物島」(全4巻)や、ホリエリュウ先生が作者となるスピンオフ作品「恋する鬼畜島」(全2巻)も発刊されているので、興味のある方は是非読んでみて下さい☆

臓物島(全4巻)

恋する鬼畜島(全2巻)

31位【天空侵犯】原作:三浦追儺・作画:大羽隆廣 全21巻(完結)

主人公である女子高生[本城遊理]は突如、学校から高層ビルへ飛ばされてしまう。
そこで目の当たりにしたのは、仮面を被った者が次々を殺人を犯す姿だった。
わけがわからない中、突き付けられたのは、「この状況から死に物狂いで逃げる」か「この世界から逃げ出すため自殺するか」だった。
いきなり安全な世界から放り出された遊理は動揺し、兄[理火]に連絡するも、理火もこの世界に飛ばされていた。
唯一頼りにしている兄の元に向かうことを目的にこの地獄を逃げ延びようと奔走するというストーリー。
この話の面白いところは、ただ逃げ惑うだけではなく、戦い、生き抜く姿が描かれており、めちゃくちゃ面白い。
少しづつ明かされていく謎や、窮地を乗り越えていく姿は見どころとなっています。

ちなみに、本作の続編となる「天空侵犯arrive」も発刊されているので、興味のある方は是非読んでみて下さい☆

天空侵犯arrive(全7巻)

おすすめランキング 30位→21位

30位【見える子ちゃん】泉朝樹 連載中

ある日突然、普通の人間には見えない異形なヤバイやつが見えるようになった女子高生の[四谷 みこ]。
見えていることがバレると良くないことを本能的に感じたみこは、その存在に怯えながらも精一杯の平常心を装い、見えないふりをしてやり過ごす。
天真爛漫な明るい性格ながら、生命オーラが強く化け物を引き寄せやすい体質である、みこの親友[百合川 ハナ]の存在がすごく良い味を出しており、とても面白い作品となっている。
キャラ達の可愛らしさを感じる作画と、禍々しさ満載のヤバイやつの作画のギャップがすごくて、ホラーの中にギャグ要素が織り込まれており、個人的にかなりおすすめの作品となっています。

連載開始後すぐに人気が高まり、アニメ化もされています。
個人的にはアニメもかなりおすすめなので、まだ見ていない方は是非見てみて下さい☆

「見える子ちゃん」を観る 

29位【モンキーピーク】原作:志名坂高次・作画:粂田晃宏 全12巻(完結)

薬害問題により社会的苦境に立たされた藤谷製薬の社員たちは、結束を高めるためのレクリエーションに登山にきていた。
そこで鉈を持った巨猿に遭遇し、襲われてしまう。
次々と死傷者を出しながら逃げ惑い、なんとか生還しようとする。
人間同士の疑心暗鬼、人間の狂気、騙し騙されながら、猿と人間から生き延びることは出来るのだろうかというストーリー。
次の展開が気になりすぎて、読む手が止まらなくなる程、ストーリー展開が面白い作品です。
徐々に明らかになる謎や、次から次へと起こる食糧問題や凍傷の危機など、読みどころ満載の面白い漫画です。

ちなみに、本作の続編となる「モンキーピーク the Rock」やスピンオフ作品「モンキーサークル」も発刊されており、どれも面白い作品ですので、是非読んでみてもらえたらなと思います。

モンキーピーク the Rock(全9巻)

モンキーサークル(全2巻)

28位【インフェクション】及川徹 連載中

高校2年生の[天宮晴輝]は幼馴染の[五月雨紗月]が先輩に告白されることを知り、そわそわしていた。
その様子を見かねた同級生の[高木譲]と[木皿儀千佳]は雨宮と紗月を倉庫に閉じ込め、告白させようとする。
半ば強引に倉庫に閉じ込められた雨宮だったが、そこで待っていたのは紗月ではなく、全く知らない[磯波きらら]だった。
倉庫内に丸一日閉じ込められた後、隠し戸を見つけて脱出するのだが、そこはいつもの学校ではなくなっており、ゾンビのように人を襲いかかる、およそ生きているとは思えない「保菌者」と呼ばれる存在が徘徊していた。
命からがら逃げまどいながら高木と千佳と合流するものの、紗月の行方はわからないままだった。
突如発生した非日常を雨宮たちは生き抜けるのか、幼馴染の紗月とはまた会えるのか…というストーリー。
ゾンビ系パニックサスペンス漫画としてもとても面白く、艶めかしいシーンやいろんな意味で過激なシーンも盛り込まれており、極限状態に追い込まれ、倫理観の崩壊した青年たちの成長と生き抜く様をうまく描かれた、個人的に大好きな作品である。

27位【骨が腐るまで】内海八重 全7巻(完結)

11歳の夏、幼馴染5人は人を殺し、死体を埋めてしまいます。
それ以降、毎年同じ日に「罪を忘れず、友情を裏切らないための儀式」を行なっていたが、死体を埋めてから5年後、16歳になった5人は再度集いますが、この年、思いがけないことが起こります。
埋めていたはずの死体が何者かに盗まれていたのです。
それに気付いた次の瞬間、何者かが置いていった携帯から連絡があり、死体を返してほしければ言う通りにするよう脅迫される。
指示場所に行った5人が見たのは、何者かに殺害された死体だった。
「人殺しとバラされたくなければ、死体を解体し、各々見つからない場所に隠せ」とのこと。
徐々にエスカレートしていく要求に、5人はどうしていくのか、凶行を指示しているのは誰なのか…というストーリー。
話の展開も面白いのですが、個人的に好きなのは、様々な箇所に張り巡らされた伏線をしっかり回収してくれるのでスッキリします。
5人が11歳の時に埋めた死体も1巻で誰か判明する程、テンポも良く、とても楽しめる作品かと思います。

26位【さんかく窓の外側は夜】ヤマシタトモコ 全10巻(完結)

書店で働く一見普通の青年[三角康介]は、幼いころから霊が見える特異体質に悩まされていた。
ある日、書店にやってきた除霊師[冷川理人]にその素質を見出され、勧誘される。
戸惑いながらも彼の助手となり、様々な依頼を受けて除霊業務を行っていた。
そんな中、刑事の半澤より1年前に起きた連続殺人事件の話を持ち掛けられる。
謎に満ちたこの事件の隠された真実とは…というストーリー。
霊が見える書店員と除霊師の心霊探偵コンビが、除霊や連続殺人事件の謎を追うというミステリーホラー作品。
アニメ化に実写映画化と、人気の高い漫画で、独特な世界観に惹き込まれ、面白くまとめ上げられています。

25位【鬼燈の島 -ホオズキノシマ-】三部けい 全4巻(完結)

身寄りを失くした[鈴原心]と[鈴原夢]の兄妹は、海に囲まれた島の「鬼燈学園」へとやって来た。
他の子どもたちはわずか4人で、教師を含めても合計で10人しかいない孤島を舞台に、自分たちを殺そうとする大人たちから逃げ回る6人の小学生たちの戦いを描くサスペンスホラー。
孤島という立地条件と、子どもという年齢を考えると、かなり詰んでしまっているように思えるが、ストーリー展開やテンポの良さで、とても面白く、最後まで目の離せない作品です。

24位【アイアムアヒーロー】花沢健吾 全22巻(完結)

日本漫画の中で代表になるのではないかと思える位、面白く人気の高いホラーサスペンス作品。
大泉洋さんが主演となった実写映画化もされているので、知っている人も多いかと思います。
謎の感染症が流行り、日常が崩壊した世界が描かれているのだが、「DQN」と呼ばれるゾンビの設定も面白く、感染者となってからも生前の習慣をなぞる行動を取る姿は、個人的に何故かいろいろ感じさせられました。
冴えない中年漫画家の[鈴木英雄]とDQNに噛まれながらもゾンビ化しきらない[早狩比呂美]を主軸にストーリー展開している。
英雄が趣味で所持していた猟銃を使っての戦闘も見どころの一つになっているのだが、何をしても頼りない英雄が「やる時はやる」姿が個人的には好きで、全体の構成も展開も面白いので、おすすめ作品の一つになります。

ちなみに、原作は花沢先生ながら、作者を変え、様々なスピンオフ作品が発刊されています。
人気の高さが分かりますね。せっかくなので紹介しておきます。

アイアムアヒーロー in OSAKA 作画:本田優貴 (全1巻)

アイアムアヒーロー in IBARAKI 作画:富士沢一矢 (全1巻)

アイアムアヒーロー in NAGASAKI 作画:にしだけんすけ (全1巻)

23位【鬼獄の夜】加藤キャシー 全14巻(完結)

小学校からの幼なじみである[立花牡丹]、[青柳鷹介]、[赤坂晴馬]、[藤崎茜]の4人は、山中の渓流でバーベキューを楽しんでいた。
その帰りの道中、「人の声真似をする妖怪」がフロントガラスに突如張り付き、車は崖下へ転落してしまう。
なんとか一命は取り留めたものの、不気味な廃村に迷い込んでしまう。
そこは「贄取塚(にえとりづか)」と呼ばれており、人を喰い、女を死ぬまで犯すという恐ろしい鬼のいる村だった。
「顔無し鬼」や「黒い鬼」が迫りくる中、無事生還することは出来るのか…というストーリーの、エロティック・サバイバルホラー作品。
異常な環境と状況の中、二転三転するストーリー展開は面白く、極限状態の人間の本性も垣間見える内容の漫画となっています。

22位【ミュージアム】巴亮介 全3巻(完結)

カエルのマスクを被り、レインコートを着て雨の日に殺人を行う殺人鬼「カエル男」と、それを追う警視庁捜査一課の刑事[沢村久志]を中心としたサスペンスホラー作品。
自身をアーティストと称して残忍な殺人を繰り返す「カエル男」に対し、徐々に距離を詰める沢村。
良い意味で裏切られるストーリー展開が面白いが、猟奇的な殺人にやや嫌悪感を感じる内容のため、好き嫌いがわかれてしまうかもしれないが、全3巻でうまくまとめられており、実写映画化もされたこともあり、人気の高い作品となっています。

21位【零 影巫女】原作:天樹征丸・作画:hakus 全7巻(完結)

ホラーゲームの「零シリーズ」を基にしたホラー漫画作品。
大学生の[鷲月沙羅]は超常現象カメラマンを名乗る男[龍崎冬星]から、沙羅がかつて通っていた、今は廃校となった「鴉澤小学校」で取られた複数の写真を見せられる。
その中の1枚であるプールを写した写真に、行方不明となった昔の親友が写っていた。
写真を見て校舎に興味を持ったゼミの教授の案で、その小学校の近くで合宿を行うことになる。
沙羅の故郷「鴉澤村」を舞台に、ゼミの仲間とともに繰り広げられる不可解な現象に立ち向かう姿が描かれている。
ゲームもやったことがありますが、ゲームとはまた違った怖さを感じることが出来る作品となっています。

おすすめランキング 20位→11位

20位【白異本】原作:外薗昌也・作画:高港基資 全3巻(完結)

実話系怪談シリーズの小説をコミカライズした作品。
マンガバージョンは『黒異本』『赤異本』『白異本』の順に単行本となっている。
どれも作画やストーリー展開は怖さをとても感じられる内容となっており、ホラー好きには堪らない漫画かと思います。
『白異本』というタイトルは、忌み言葉の「白不浄」からきており、「白不浄」とは出産の穢れ(けがれ)を表す言葉のようで、子どもが関わる話が多く描かれています。
ちなみに『白異本』はシリーズ中で一番、残虐なシーンが多く、後味の悪い作品と言われています。
個人的には、団地など特定の「場所」に紐づいた怪異が多い『黒異本』が一番好きです。
凄惨な虐待によって傷つけられた人の話を多く描いている『赤異本』も違った怖さを感じられる作品となっていますので、興味がある方が是非全シリーズ読破してみてもらいたいなと思います。

黒異本(全1巻)

赤異本(全1巻)

19位【渋谷金魚】蒼伊宏海 全11巻(完結)

タイトル通り、渋谷を舞台にしているのだが、その設定が突飛すぎてかなり話題になった漫画。
突如発生した大量の金魚が人を喰って喰って喰いまくる展開と、逃げ惑う人たちの様を描いたパニックホラー作品。
金魚の習性は活かされていたり、「変異種」や「女王」など、飽きさせない工夫もしっかりされた面白い内容です。
好きな作品なのですが、読むとしばらく本物の金魚が怖く感じてしまいました…(笑)
それぐらい、言い様のない恐怖を感じられる良作かと思いますので、個人的に結構おすすめです。

18位【死人の声をきくがよい】ひよどり祥子 全12巻(完結)

霊感体質で、幼いころから霊が見えていた高校1年生の[岸田 純]はある日、行方不明になった幼馴染の少女[早川涼子]の霊を見る。
彼女の霊に導かれ、彼女の死体を発見した後も、怪事件に遭遇する岸田を助けるため姿を現していた。
霊が見える少年が、幼馴染の幽霊少女と共に奇怪な事件や人々の心の闇に向き合っていく姿を描いたホラー作品。
少しレトロでノスタルジックな絵柄なのがとてもマッチしており、ストーリーが入りやすく、ラストまでしっかり楽しめるので、とても面白いおすすめ漫画となっています。

17位【ひぐらしのなく頃に】※詳しくは別記事にて

ゲームにアニメ、実写映画化・ドラマ化と、一度は耳にしたことがあるという人が多いのではないかと思う、人気作品ですね。
昔ながらの村社会の様相を残す村落で発生した連続怪死・失踪事件の顛末が描かれたミステリーホラー作品。
原作・原案は竜騎士07先生としており、「出題編」、「解答編」、「番外編」、「外伝」で構成されています。
作画は数名の先生が担当されているため、各々違ったテイストの面白さを楽しめるかと思います。
詳しくは別記事にてまとめさせていただきましたので、参考にしてもらえたらなと思います。

16位【インゴシマ】原作:田中克樹・作画:天下雌子 連載中

都立吉ノ宮高校の2年生達は修学旅行のため八丈島に向けて客船に乗り、航海をしていたのだが、深夜に巨大竜巻が発生し、船は沈没してしまう。
主人公となる[東堂啓太]はある島の波打ち際で目を覚ます。
困惑しているのも束の間、お面を被った化け物に襲われ、命からがら逃げられたのは7名のみ。
他の生存者は島民に連れ去られてしまい、女性は薬を飲まされ、島民に犯されるという不条理な状況で、無事に生きて島から脱出することが出来るのか…というストーリー。
最初は生徒数も多く、謎も多いので困惑する部分もありますが、徐々に読みやすい内容になっていきますし、少しづつ謎も紐解かれていきます。
ただ、結構ハードな内容ということもあり、好みは分かれる作品かと思いますが、ストーリー展開も面白く、性描写も強めに描かれているので、興味がある方には満足する内容ではないかなと思います。

15位【火葬場のない町に鐘が鳴る時】原作:碧海景・作画:和夏弘雨 全14巻(完結)

人口6000人の人々が住む山あいの小さな町「みとず町」では、夕方18時になるとある不思議なチャイムが鳴り響く。
その音が聞こえたら、夜明けまで外に出てはならないという掟があった。
10年ぶりに東京からこの町に戻ってきた[卯月勇人]は、この掟を破ってしまう。
その時、そこに現れたのは、「冥奴様」と呼ばれる異形の化け物だった…
不気味な風習がスリル満点に描かれた、ゾンビジャンルにカテゴライズされているサスペンスホラー作品となっています。
個人的にはややツッコみたくなるシーンはありつつも、ハラハラドキドキ感と次の展開が気になるストーリー展開が面白いので、結構おすすめです。

14位【彼岸島】松本光司 全33巻(完結)

吸血鬼に支配された孤島での生存や脱出、吸血鬼の操る異形の怪物との対峙をメインとしたストーリー展開の、吸血鬼サバイバルホラー作品。
前半はホラー要素がほぼメインとなっていますが、バトル要素やファンタジー・SF要素も織り交ぜられているので、多角的に飽きないように工夫された漫画となっています。
個人的には、いろいろなタイプの吸血鬼や敵が出てくるので、ストーリーやバトル展開のバリエーションが増やされており、好きな設定です。

ちなみに、本編の続編となる『彼岸島 最後の47日間』、さらにその続編となる『彼岸島 48日後…』も発刊されています。
ややテイストは違うものの、佐世保太郎先生作画のスピンオフ作品『彼、岸島』も面白いので、是非読んでみて下さい☆

彼岸島 最後の47日間(全16巻)

彼岸島 48日後…(連載中)

彼、岸島(全4巻)

13位【ミスミソウ】押切蓮介 全3巻(完結)

父親の仕事の都合で過疎の進む地方の町「大津馬村」にある「大津馬中学校」に転校して来た[野咲春花]は、クラスメイトからの壮絶なイジメを受けていた。
家族に心配を掛けまいとイジメに遭っていることを隠し、必死に耐えようとするがイジメは加速するばかり。
耐えきれず登校拒否を行うのだが、イジメっ子達は彼女の家に乗り込み、両親と妹に危害を加え、家を放火するという暴挙を起こす。
春花の妹は大火傷を負いながらも助かったものの、両親は命を落としてしまう。
事件の真相を知った春花は、己の命を賭けた凄惨な復讐を開始する…というストーリー。
押切先生の作品によくある「お化け」や「妖怪」といった怪異が一切登場しない、「普通の人間が創り出す恐怖」を描いたサイコホラー作品。
猟奇的なシーンも多く、サイコホラー系が好きな方にはドンピシャな作品かと思います。

12位【カラダ探し】原作:ウェルザード・作画:村瀬克俊 全17巻(完結)

50年前の強姦・バラバラ殺人の犠牲者である血まみれの少女の幽霊「赤い人」。
「赤い人」に遭遇してしまった生徒は、身体を8つのパーツに分割されて校舎に隠されてしまう。
カラダ探しを「頼まれた側」の生徒は頼みを拒否することはできず、8つに分割された「頼んだ側」の生徒のカラダを全て集めるまで、「赤い人」に見つかって追いつかれたら殺される鬼ごっこを繰り広げることになる。
超人的な身体能力の「赤い人」により、「頼まれた側」の生徒たちは惨殺され、生徒たちが全員殺されたところで前日の朝に戻って生き返り、同じように殺されるという時間ループを繰り返す、地獄のデスゲームに巻き込まれてしまった高校生たちの恐怖と奮闘を描かれています。
これぞホラーと思う程、個人的にはとても好きな漫画で、めちゃくちゃおすすめの作品です。

11位【絶叫学級】いしかわえみ 全20巻(完結)

下半身のない幽霊の女の子[黄泉]がストーリーテラーとなり、物語を紹介していくという一話完結のオムニバス形式の作品。
日常生活に潜む落とし穴を、狂気や恐怖を交えて描かれている。
作画はとても可愛くて、とても恐ろしい、まさにそのギャップがより怖さを際立たせています。
ストーリーもオムニバス形式のため、読みやすくなっていながらも惹き込まれていく面白さのある内容となっており、個人的にかなりおすすめの作品です。

ちなみに、本作の新シリーズとなる『絶叫学級 転生』も発刊されており、こちらもとても面白いので是非読んでみて下さい☆

おすすめランキング 10位→1位

10位【冥婚の契】詩原ヒロ 全4巻(完結)

痴漢冤罪で居場所がなくなり、田舎町に引っ越した新任教師[小沼正一]。
その田舎町には「冥婚絵馬」という、独自の風習を持つ不気味な町だった。
新生活が始まった小沼に、少しずつ奇妙な出来事が襲いかかる。
悪夢が続いたり、何故か女性の髪の毛が家に落ちていたり…
極めつけは、サエカという謎の女に付きまとわれたり…
原因を知りたい小沼はお寺の和尚を訪ねるのだが、「冥婚絵馬」の禁忌に触れ、呪われていることを知る…というストーリー。
典型的なパターンと思われがちだが、王道だからこその読みやすさ、理解のしやすさがあり、とても面白い作品です。
最後にはその真相がしっかり分かりますので、是非最後まで読んでみて下さい。

9位【サユリ】押切蓮介 全2巻(完結)

高校受験を来年に控えた[神木 則雄]は、父が購入した郊外の家に家族とともに引っ越すことになった。
狭いアパート暮らしだったため、不便な場所ではあるものの広い家に家族は喜んでいた。
別居していた祖父母と共に暮らすという新しい生活が始まって間もなく、父は急死してしまう。
一家に様々な怪異が襲いかかる。
何かに怯える祖父…様子のおかしい姉…
この家には何かがいる…
無関係な人間が謂れなき怨念に襲われ死んでいくという、和製ホラー特有の展開が個人的には大好きな設定で、自宅で巻き起こる怪異という誰もが体験しうる状況に、リアルな恐怖を感じられる、とても面白い作品となっています。

8位【うなぎ鬼】原作:高田侑・作画:落合祐介 全3巻(完結)

ギャンブルからの借金を機に闇の世界へと足を踏み込むことになった[倉見勝]が、徐々にその深部へと堕ちていく様子が描かれています。
強面とガタイの良さから借金の取り立てを手伝っていたが、臨時の運送屋を任されることになる。
荷物については「見ざる聞かざる言わざる」を守れば、一往復で15万もらえるという限りなくヤバい仕事。
ここから裏社会の本当の闇に踏み込んでいくことになる…
裏社会のリアルな闇、グロテスクで不気味な雰囲気や描写にどんどん惹き込まれること間違いなしの作品です。

7位【【閲覧注異】】原作:阿鬼乱太・作画:DAY WALKER 全3巻(完結)

オカルトオタクの漫画編集者が、曰く付きなアイテムを自分が担当する漫画の中で写真付きで紹介しながら、オカルト知識をベースにしつつ、時には専門家の科学的見地からその謎を解いていく…と言う作品。
今までに無いようなタイプのホラー漫画なのですが、うまくまとめられており、人為的な怪異というような身近に感じられる内容となっており、心霊現象や都市伝説の検証漫画として面白い作品となっています。

6位【Another】原作:綾辻行人・作画:清原紘 全4巻(完結)

父親の仕事の都合や自身の病気療養のため、母の実家に身を寄せ「夜見山北中学校」に転入してきた[榊原恒一]だったが、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。
そんな中、不思議な存在感を放つクラスメイトの[見崎鳴]に惹かれていた。
だが、クラスメイトの反応から、彼女は自分以外には見えていないのではないかという疑念を抱く。
恒一は調べていくうちに、三年三組に起こる〈災厄〉を回避するために〈いないもの〉として扱われていることを知る。
〈災厄〉の真実とは、〈いないもの〉としての存在理由とは…を描く、ミステリーホラー作品。
謎が謎を呼び、与えられた情報から推理するミステリ要素もあれば、それ以上に理解を越えた恐怖をリアルに描くホラー要素もあって、とても面白い作品となっています。

ちなみに、コミック本編では描かれなかった恒一の母[理津子]と叔母の[怜子]の、姉妹の過去をオリジナルエピソードで描かれた「Another 0巻」も発刊されています。

Another 0巻(全1巻)

5位【恐之本】高港基資 全10巻(完結)

「異本シリーズ」の作画を手掛けた高港先生が断続的に発表していた作品をまとめた、短編集作品。
それぞれのエピソードには繋がりや関連性はないのですが、気味の悪さや、じめっとしたホラーの恐さという共通点は感じられます。
心霊的な怖さから、人怖まで味わえるホラーと言ったらコレと思う程、個人的にはドンピシャな作品です。
短編集なので、読みやすいのも特徴ですね。
ぞわぞわする恐怖を感じたい方は是非読んでみて下さい☆

ちなみに、『恐之本』最終巻から3年の時を経て、新編となる「新編恐之本」の全11巻で発刊されていますので、興味のある方は是非読んでみて下さい☆

4位【座敷女】望月峯太郎 全1巻(完結)

大学生の[森ひろし]は真夜中、隣の部屋のドアがしつこくノックされていることに気づく。
気になったひろしは、部屋のドアを開けて覗いてみると、そこにはロングヘアにロングコート姿の大女が立っていた。
後日、その大女はひろしの部屋を訪れ、電話を貸してくれとひろしに頼む。
断り切れず、しぶしぶ彼女を玄関に入れてしまうのだが、この行為をきかっけに、大女の行動はどんどんエスカレートしていくことになる…というストーリー。
所謂、ストーカーや都市伝説をモチーフにしたヒトコワ系のホラー作品で、心理的恐怖が上手く描かれた漫画である。
日本で「ストーカー」という言葉が広まる1990年代後半以前に、ストーカーをモチーフにした作品として出版されているということもあり、心理ホラー漫画としての評価が高い作品となっています。
作画が綺麗すぎないところが逆に良い味を出すことになっているように感じ、個人的には恐怖を搔き立てられる面白い作品だと思います。

3位【不安の種】中山昌亮 全3巻(完結)

都市の闇に潜む怪異の恐怖を描いたホラー作品。
何の変哲もない住宅街や、普段暮らす部屋の中に不条理に現れる怪異の恐怖が描かれており、1エピソード5ページ程度のショートストーリーの連なりで構成されている。
読みやすいということもあるが、絶妙な怖さを体験出来る、かなりおすすめの作品です。

ちなみに、本編時の連載誌より移籍後、『不安の種+』と『不安の種*』も発刊されていますので、興味がある方は是非読んでみて下さい☆

不安の種+(全4巻)

不安の種*(連載中)

2位【うずまき】伊藤潤二 全3巻(完結)

呪われた土地「黒渦町」に住む女子高生[五島桐絵]とその恋人[斎藤秀一]の周りで起こる、禍々しい『うずまき』にまつわる惨劇や怪奇現象を描いた作品。
独特な世界観と、禍々しい恐怖感を味わえる内容です。
私は幼少期に読んだのですが、ほとんど意味はわからないものの、かなり恐怖を感じたのはすごく覚えています。
大人になってから読んでも、どう説明したら良いかわからない不気味さと恐怖感が味わえました。
これを読むと個人的にですが、しばらくカタツムリを見るのが嫌になります(笑)

1位【富江】伊藤潤二 傑作集全2巻

長い黒髪に妖しげな目つきの、絶世の美貌を持った少女[川上富江]。
性格は傲慢で身勝手ながら、その魔性とも言える魅力に富江を目にした男たちは皆、魅せられてゆく。
そして恋をした男達は例外無く彼女に異常な殺意を抱き始める。
ある男は独占欲に、ある男は突発的に、ある男は恐怖に駆られ、彼女を殺害する。
しかし、富江は死なない…
死なないというのは間違いで、何度殺害されても甦るのだ。
たとえ細胞の1個からでも、血液の1滴からでも甦り、それぞれ死亡前と同じ風貌と人格を備えた別々の富江となり、無数に増殖してゆく…というストーリー。
伊藤先生独特な世界観を存分に味わえるミステリーホラー作品なのだが、不気味さと禍々しさ、言いようのない恐怖心を感じられる、おすすめの作品となっています。

ライターからヒトコト

いかがでしたでしょうか?
好きな作品や興味が出た作品がありましたら、是非お試し下さいね☆
今回は計50作品の紹介となりましたが、他にも隠れた名作やあなたにドンピシャの漫画はたくさんあるかと思います。
これ面白いよ!って作品があれば是非コメントやメールで教えてもらえると嬉しく思います☆

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sakahiro

はじめまして! 一児のパパをしています、ライターのsakahiroと申します。 漫画やアニメを中心にした、様々なおすすめランキングを書いていきたいと思っています。 趣味の範囲にはなりますので、優しい気持ちで読んでもらえると嬉しいです(^^)

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