いろんな漫画作品がある中でも、人気の高いジャンルである「スポーツ漫画」
個々の戦いから団体戦、チーム戦など、題材とされたスポーツにより見どころが変わってくるのも特徴で、そのスポーツに対しての知識が深くなり、興味を持ちやすくなるので、作品の内容はもちろんながら、いろんな意味で楽しめるジャンルですね。
現在進行形で連載されている漫画から、長きにわたり人気が衰えずにファンの多い完結作品も含め、ランキングにして紹介したいと思います。
厳選おすすめランキングを発表!
スポーツ漫画のおすすめランキングを作成していて強く思いましたが、どれもかなり面白く、正直、甲乙つけがたいレベルの作品でした。
今回のランキングの基準は、Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどのECサイトで売れ筋となっているランキングや、口コミの人気をもとにしており、最終的には私の個人的好みも加味されたランキングとなっています。
おすすめランキング 50位→41位
50位【ザ・ボルダー】蜜浦ミノル 全3巻(完結)
注目が高まり、専用ジムも増えているボルダリングをメインにしている。
通称「ゴジラ」と呼ばれる口下手で無骨な[山咲清一郎]を主人公に、ボルダリングの魅力や面白さが盛り込まれた作品。
体力がすり減っていく様や緊張・焦りが伝わってくる感じがうまく表現されています。
打ち切りとなってしまったため、個人的にはもう少し長く読みたい作品でしたが、3巻で完結となっているので読みやすいのではないかと思います。
49位【ピンポン】松本大洋 全5巻(完結)
作品名の通り、卓球(ピンポン)を題材にしたスポーツ漫画。
実写映画化された作品を先に見て、とても興味を持ち、漫画も読んでコアなファンになったのですが、メインの高校生5人が繰り広げる才能や人間性、葛藤や憤りも感じさせてくれるストーリー構成は抜群です。
卓球に対しての知識や面白さも豊富で、この作品で卓球を深く知ることが出来ました。
何より、卓球の試合も表現がとても上手く、躍動感・臨場感を感じさせてくれるので、個人的にかなりおすすめの作品です。
48位【黄金のラフ〜草太のスタンス〜】なかいま強 全33巻(完結)
ゴルフを題材にした漫画なのだが、基本的に個人のメンタルに左右されると言われる程個人競技のスポーツなのだが、この作品は個々では全く勝てないプロゴルファーの三名が力を合わせてゴルフに挑むというものです。
筋肉馬鹿の[藤本草太]、コース戦略や芝目の読みに優れる[太子治]、スイング理論は優れた[谷田部光一]の三名が、草太をプレイヤー、太子がキャディー、谷田部がスイングコーチとして役割分担し、「チームきりたんぽ」を結成し、強敵とゴルフに向き合う作品となっている。
一般的なゴルフ漫画の面白さはもちろん、漫画ならではのスーパーショットが出たりと、いろんな楽しみ方の出来る作品です。
ちなみに本編の続編となる「黄金のラフII〜草太の恋〜」も全13巻で発刊されていますので、気になる方は是非お試し下さい☆
47位【風の大地】原作:坂田信弘 連載中
こちらもゴルフを題材にした漫画で、2021年9月の段階で81巻が発刊され、なお連載されているロングセラー作品です。
24歳からプロゴルファーを志した[沖田圭介]を主人公にしたリアリティ重視の作品。
「プロゴルファー猿」などで魅せるスーパーショットは基本出てこないことから、地味で面白くないという意見も書かれていますが、リアルなゴルフを体験したい、感じたいという方にはピッタリの作品となっています。
個人的な意見ですが、ゴルフが好き、もしくはゴルフに興味を持っている方におすすめな作品なのではないかと思います。
46位【シュート!】大島司 全33巻(完結)
「掛川高校サッカー部」の中心選手で事実上監督も兼ねている伝説的存在[久保嘉晴]に憧れた[田仲俊彦]は久保の1年後輩としてサッカー部に入部する。
「掛西中トリオ」と呼ばれていた[平松和広]と[白石健二]と共に同サッカー部で久保の元、インターハイに臨んでいくというストーリー。
やや「キャプテン翼」を彷彿とさせるシーンはあるものの、王道のサッカー漫画である。
第一部から第四部まで構成されているが、それぞれが違った内容のストーリー構成になっているため、一貫したストーリー展開ではないものの、読みやすさと、主人公への理解度や「シュート!」という作品への理解度が深まるような内容となった作品である。
ちなみに本編「シュート」が1部となり、2部「シュート! 〜蒼きめぐり逢い〜」、3部「シュート! 〜熱き挑戦〜」、4部「シュート! 〜新たなる伝説〜」と続編が発刊されていますので、興味のある方は読んで下さい☆
◎2部 シュート! 〜蒼きめぐり逢い〜 全5巻
◎3部 シュート! 〜熱き挑戦〜
◎4部 シュート! 〜新たなる伝説〜
45位【瞬きより迅く!!】ふなつかずき 連載中
空手を題材にした女子高生による空手漫画。
エロの化身とも言われる、ふなつかずき先生の作品なのだが、まさかのエロ要素の無い本格空手漫画となっている。
エロを封印してでも書きたかったのではないかと思わされる意欲作なのかなと思います。
絵もキレイで女の子も可愛いのは間違いないのですが、主人公となる[小花井日葵]はドジで気弱な性格なのだが、勘違いから空手部に入部することになり、弱い自分を変えようと葛藤しながらも努力し、乗り越えて成長していく様がとても面白い作品となっています。
44位【さよなら私のクラマー】新川直司 全14巻(完結)
サッカーを題材にした漫画なのだが、女子サッカーをメインにしたストーリー構成となっている。
才能ある女子高生達が切磋琢磨し、互いに競い合い、助け合う姿が描かれており、サッカー漫画として大変面白く、アニメ化・映画化もされている人気作品となっている。
作者は執筆活動の際、実際に活動している女子サッカー部やクラブチームを取材することで、男子サッカーと比べ評価されずらいことや、環境面などのシビアな事情が描かれており、個人的には問題提起というよりは多角的な見方が出来、一風変わった楽しみ方が出来る内容に仕上がっており、おすすめ漫画の一つとなっています。
43位【グラゼニ】原作:森高夕次 全巻(完結)
野球を題材にしているのだが、プロ野球においての「カネ」をテーマとしており、試合描写よりも金勘定の話がメインとなった作品である。
プロ野球漫画としては珍しい、中継ぎ投手を主人公としており、比較的地味なポジションからの視点だからこそ、格差社会であり、成果主義であるるプロ野球のシビアな世界がより明確化されている。
野球選手の年俸やファン感謝デー・契約更改、引退後のセカンドキャリアについてなど、一般的には知らない話も知れて、異質ながらも面白い作品となっている。
ちなみに、本編「グラゼニ」を第1部とし、第2部「グラゼニ 〜東京ドーム編〜」、第3部「グラゼニ 〜パ・リーグ編〜」、「グラゼニ 〜大リーグ編〜」、スピンオフ作品「グラゼニ 〜夏之介の青春〜」、「昭和のグラゼニ」も発刊していますので、是非読むことをおすすめします☆
◎第2部「グラゼニ 〜東京ドーム編〜」 全15巻
◎第3部「グラゼニ 〜パ・リーグ編〜」 全13巻
◎「グラゼニ 〜大リーグ編〜」 連載中
◎「グラゼニ 〜夏之介の青春〜」 連載中
◎昭和のグラゼニ 連載中
42位【灼熱カバディ】武蔵野創 連載中
日本ではまだマイナーなカバディというインド発祥のスポーツを題材にした作品。
聞き馴染の無いスポーツだからこそ、そのスポーツの面白さに惹き込まれる内容になっている。
主人公の[宵越竜哉]も最初はイロモロスポーツとバカにしていたが、その魅力に惹き込まれるのだが、読んでいるこちらもカバディの面白さに気付かせてくれるストーリー構成になっている。
マイナースポーツだからこその魅力があり、メジャーなスポーツとは違った面白さがある漫画なので、是非一度読んでみてもらいたい漫画となっています。
41位【ROOKIES】森田まさのり 全24巻(完結)
ろくでなしブルースを書いている森田先生が青春野球漫画を描いた作品です。
不良少年たちが野球を通して一人の男として、一人の人間として成長していく様が描かれています。
表情豊かなキャラクターがワンシーン毎に感情が伝わってくるので、森田先生の表現力のすごさを感じられ、次の展開が楽しみでさくさく読み進められます。
ちょっとしたギャグ展開に何度も笑わされ、センスの良さも感じられるので大好きな漫画です。
おすすめランキング 40位→31位
40位【ガンバ!Fly high】原作:森末慎二 全34巻(完結)
体操でオリンピックの金メダルを目指す少年[藤巻駿]を主人公としたスポーツ漫画。
多くの体操選手が影響を受けたと言われており、漫画としての誇張はあるものの、絶対に不可能だと言い切れるような技はなく、リアリティを追求されているのも特徴の一つです。
実際に連載後に技が披露されたこともあり、一時期話題となりました。
主人公の藤巻駿は元々逆上がりも出来ない状態から、練習を重ね、実力をつけていく様が面白く、ラブコメ要素も取り入れられており、王道のスポーツ漫画だなと思います。
体操をやっていない方でもわかりやすく解説も書かれているので、読みやすくて楽しめる作品となっています。
39位【Mr.FULLSWING】鈴木信也 全24巻(完結)
野球を題材にした漫画だが、作中前半は特にだが、かなりギャグテイストが強めな内容となっている。
この作品独自の特殊ルールを盛り込んだ試合スタイルもあり、現実にはまず難しい魔球なども存在しており、面白い表現でうまくまとめ上げている。
個人的にはしっかりギャグテイストに振り切っていながらも、後半は次が気になる真面目な展開もあり、好みは分かれるかもしれませんが、結構好きな漫画です。
はちゃめちゃながらも負けず嫌いで努力家の主人公[猿野]には、何故か応援したくなる魅力のあるキャラとなっています。
38位【ベイビーステップ】勝木光 全47巻(完結)
几帳面で真面目な男子高校生の[丸尾栄一郎]が運動不足の解消のため訪れたテニススクールで、隣のクラスの女子生徒[鷹崎奈津]と会う。
奈津は真剣にプロテニスプレイヤーを目指しており、彼女の言葉に影響を受けた栄一郎は本格的にテニスを始める。
テニス初心者で体力もなかったため、初めは小学生にもバカにされていたが、類まれな動体視力と「全てのボールに追いつき、それをコントロールできれば理論的には負けない」という信念、試合中でもノートに書き込みながら試行錯誤するプレイスタイルなどから急速に成長していくというストーリー。
勝木先生がテニス経験者ということもあり、作中での現実的な技術や戦術を元にした試合展開た、トレーニング方法も描かれており、よりリアルな内容となっている、王道テニス漫画である。
アマチュア時代から全日本選手権、プロへの転向やワールドツアーに至るまで、栄一郎と奈津の成長と生き様が描かれており、とても濃厚な作品となっています。
37位【バトルスタディーズ】なきぼくろ 連載中
野球を題材にしているのだが、ちょっと異色な作品。
というのも、作者のなきぼくろ先生は野球の名門PL学園の出身で甲子園にも出場したことのある特異な漫画家で、作中にメインで出てくるDL学園は有名なPL学園をモチーフに描かれている。
出身校ということもあり、リアルな部活の様子と高校球児の生活が描かれているのだが、理不尽なほどの厳しい上下関係に、独自の規則がある監獄のような生活は作中でもよく使われる「素でエグい」の一言。
今では世間の目もあり、かなりなくなっているでしょうが、当時は当たり前のようにあった体罰なども描かれている。
本当のところは実際の卒業生や在校生、関係者でしか分かり得ない部分はあるので、作品での表現は「DL学園」での出来事だと思ってもらいたいのですが、「リアル」を謳っていることもあり、違った角度から楽しめる野球漫画となっています。
36位【BUNGO -ブンゴ-】二宮裕次 連載中
甲子園を目指す球児達は強豪校になるほどに、中学野球部ではなくシニア出身者の割合いが多いというのは常識となっている。
そんなシニアに焦点をあてた野球を題材にした作品。
一握りの選手しか立つことの許されない甲子園という舞台を目指し、切磋琢磨する少年たちの「リアル」を丹念に描かれており、とても面白い作品となっている。
一般的にはストーリー構成の一部分とされる幼少期のシニア時代を明確に描くという着眼点が面白く、かなりおすすめの漫画の一つです。
35位【ファンタジスタ】草場道輝 全25巻(完結)
タイトルの【ファンタジスタ】とは「優れた技術を生かし意外性のあるプレーを行うサッカー選手」を意味しており、ここに焦点を置いたサッカー漫画である。
離島で生まれ育ち、一人で技術を磨き、卓越したボールテクニックを生かしたサッカーを行なう[坂本轍平]が主人公。
高校サッカー部で監督をしている姉[坂本琴音]を頼り、「水本高校」へ転校し、その卓越したスキルで東京に上京した初日から選手として途中出場し、結果を残す。
だが、他の選手からは身内贔屓とされてしまい、チームに不協和音が生じてしまう。
轍平のトリッキーなプレイや成長していく姿、チームメイトとの関係など、見どころの多い王道のサッカー漫画作品となっている。
ちなみに、続編となる「ファンタジスタ ステラ」(全14巻)も発刊されているので、興味のある方は読んでみて下さい☆
34位【はねバド!】濱田浩輔 全16巻(完結)
高校女子のバドミントンを題材にした漫画。
実際にプレイしたことがある方にはわかると思いますが、バドミントンは思っているよりも激しくスピーディーな競技なのですが、とてもよく表現されており、白熱した様子が楽しめます。
また、スポーツ漫画で度々用いられる「努力と才能」についてや、対戦者同士やダブルスなどでの「二人で成長する」姿、負けるからこそそこから這い上がる「敗北による成長」をテーマにした内容が盛り込まれており、とても面白い作品になっています。
33位【テニスの王子様】許斐剛 全42巻(完結)
天才テニスプレイヤーの[越前リョーマ]を主人公としたテニス漫画。
テニスを知らない人も分かりやすいようにきちんと解説も入っているので、読みやすくなっている。
この漫画の特徴とも思えることだが、出てくるキャラが基本イケメン・美少年揃いで、正にタイトル通りの漫画である。
通常のテニス漫画と大きく違うのは、超能力ともいえる程の超絶技法による力を駆使してプレイする姿である。
個人的には、超絶過ぎて荒唐無稽と思うほどにデタラメに振り切っているので、むしろ面白く感じて好きな作品です。
ちなみに、本編のその後となるU-17選抜大会の内容を描いた続編[新テニスの王子様]が発刊されています。
あの「テニプリ」の世界を楽しめる作品となっているので、興味がある方は読んでみて下さい☆
32位【おおきく振りかぶって】ひぐちアサ 連載中
野球を題材にした漫画なのだが、スポ根要素は全くと言っていい程無く、繊細な心理描写や斬新な表現方法により、全く新しいタイプの野球漫画となっている。
新入生ばかり無名の野球部が甲子園を目指すという王道な筋書きながら、弱気で卑屈な性格の投手が主人公となることで、一球ごとの細かな読み合いによる心理戦が展開されるストーリー構成となっており、野球漫画だが従来の野球漫画っぽくない仕上がりが面白い作品です。
描写が細やかで面白い反面、その分ストーリーテンポは極めて遅いという点はあるものの、じっくり楽しみたい方には特におすすめの漫画です。
31位【あさひなぐ】こざき亜衣 全34巻(完結)
高校生の部活動としてはマイナーな部類の「薙刀(なぎなた)」を題材にした漫画。
個人的には武術系スポーツ漫画が好きなので、「長物での武術」となる薙刀はとても興味が惹かれ、読んだのですが、知らないルールはもちろんのこと、リーチのある対戦でのポイントや間の取り方、空気感がとても面白く、勉強にもなる作品です。
登場人物は女性ばかりなので、荒々しさだけでなく、繊細さ・流麗さも織り込まれた表現となっているので、より楽しめる内容となっています。
おすすめランキング 30位→21位
30位【はるかなレシーブ】如意自在 全10巻(完結)
沖縄県を舞台にビーチバレーを題材にした作品。
東京から転校してきた[大空遥]が初めてビーチバレーに触れ、その面白さにのめり込んでいくというストーリー。
遥が居候している家に住む、従妹の[比嘉かなた]とペアを組み、個性豊かで才能あふれる同年代ペア達と部活を通じて成長、対戦していくのだが、足場の悪いビーチ(砂地)に強い海風、広いコートに二人だけで守備と攻めをしないといけない過酷な状況をうまく表現されており、バレーボールとは違った面白さを感じられます。
女子校でのビーチバレー部ということもあり、登場人物は基本、女性ばかりなので、女子校ノリのような垢ぬけた明るさや、繊細な心理描写も盛り込まれているので、深みもありつつ、読みやすい作品となっている。
29位【ぐらんぶる】原作:井上堅二 連載中
スキューバダイビングを題材にした漫画。
大学でのダイビングサークルでの活動をベースにしたストーリー構成なのだが、メンバーのほとんどが男性ということもあり、男子校のような男ノリの飲み会が多く、ギャグテイストの強い作品となっているので、好き嫌いが分かれる作品かなと思います。
ただ、スキューバの魅力もしっかり描かれていたり、恋愛模様や友情など、読み応えのある内容なので個人的には好きな作品の一つです。
28位【モンキーターン】河合克敏 全30巻(完結)
「帯をギュッとね!」の河合先生の作品。
ゲームにもなっている程人気のある、競艇スポーツ漫画である。
幼少期から野球に打ち込んできた[波多野憲二]は高校生活最後の甲子園を予選敗退する。
その後、競艇ファンの担任に勧められ、競艇場でモーターボートとモンキーターンを体験したことで魅了され、競艇選手になることを決意する。
持ち前の身体能力と猛勉強の末、試験を合格し、競艇選手となるのだが、様々な出会いと出来事により、波乱万丈な選手生活を送っていくというストーリー。
あまり馴染のない競艇だが、その魅力や大変さがふんだんに織り込まれており、見ていてワクワクするストーリー展開にハマってしまう作品になっています。
ちなみに「モンキーターン」とは競艇における旋回法の一つで、ボート上に前傾姿勢で立ち上がり、舟の外側を蹴るように回ることで、外側に荷重がかかり通常の旋回よりも高速旋回が可能というもので、本作の中でも要所要所で活躍することからタイトルにもなったのではないかと思います。
27位【エリアの騎士】原作:伊賀大晃 全57巻(完結)
サッカーを題材にした超王道漫画。
ストーリー構成も王道の要素を盛り込んだ内容であるが、この作品の面白さはなんといっても「魅せる」構成とその演出だと思います。
多人数の登場人物となる作品では個性が無くなってしまうことも多々ある中、個性やスキルをうまく活かしたストーリー構成と安定した作画による演出の良さは特に面白いと思います。
高校からワールドカップを目指し、日本代表までが描かれており、王道ながらも深く楽しめる作品となっている。
26位【クロスゲーム】あだち充 全17巻(完結)
「タッチ」や「H2」で知られるあだち先生の野球を題材にした漫画。
野球の面白さはもちろん、仲間や関係する人たちとの友情・努力を描きつつ、甘酸っぱい青春や恋愛を盛り込むことで、あだち先生ワールド全開といった作品。
仲の良かった幼馴染との別れやその想いに報いるため、夢に向かって頑張る姿は心から応援したくなるストーリー構成となっており、とても面白いのです。
心理描写を描かず、読み手に想像させる描き方をするあだち先生の作品だからこそ、人によって捉え方が変わり、面白さも人それぞれ膨らんでいくので、読む時の年齢によって楽しさが変わるという面白さもあるので、一度と言わず何度でも読んでもらいたい作品です。
25位【リクドウ】松原利光 全23巻(完結)
主人公の[芥生リク]は想像を絶する幼少期を過ごす。
実父は借金を苦に自殺し、母親はヤクザの愛人になり薬付け、愛人のヤクザからは虐待で殺されそうになります。
正当防衛とはいえ、そのヤクザを殺したことで「人殺し」のレッテルを貼られ、児童養護施設で育つ。
自身を助けてくれた元ボクサーの取り立て屋[所沢]の拳に憧れ、自らが強くなるためにボクサーを目指すというストーリーなのだが、鬼気迫るような迫力のある画風と、壮絶なストーリーでどんどん惹き込まれます。
何事にもブレず、死ぬ気で芯を通すリクの姿に心を揺さぶられます。
衝撃的なシーンも多く、1巻冒頭の4ページでは自殺した実の父親をサンドバッグ代わりに殴っているシーンもある位、濃厚な内容の作品となっています。
24位【タッチ】あだち充 全26巻(完結)
知らない方はいないのではないかと思える程有名な野球漫画。
双子の兄弟である[上杉達也]と[上杉和也]・幼馴染の[浅倉南]の3人を軸にしており、恋愛を絡めて描かれている。
名シーンや名台詞も多く、今なお語られられており、新体操部のエースであり清純の浅倉南に心をときめかせていた方も多かったのではないかと思う。
挫折や努力により掴む勝利した姿も見どころの一つだが、あだち先生の独特なコマ割りや空気感にどんどん引き込まれていき、どんどん読み進めたくなる名作だと思います。
ちなみに、[タッチ]の続編となる「MIX」という作品が発刊されています。
本編から26年後を描いており、あだち先生の世界観はそのままに楽しめる作品になっており、本編で活躍したキャラたちもチラっと出てくるため、タッチ好きなファンにはさらに楽しめる漫画かなと思いますので、読んでいない方は是非読んでみて下さい☆
23位【DAYS】安田剛士 全42巻(完結)
運動音痴で引っ込み思案ないじめられっ子だった[柄本つくし]はサッカーの天才である[風間陣]と出会い、フットサルの面白さに目覚めます。
つくしは風間と同じ高校である「聖蹟高校」に進学することを機にサッカー部へ入部することを決めるのだが、入部するにも厳しい入部試験がある程の強豪校だった。
つくしは初心者ながらもなんとか合格するものの、初心者ということもあり、チームメイトからも疎まれ邪魔者扱いをされる。
持ち前の向上心と忍耐力で徐々に実力をつけていき、チームメイトからも認められるようになっていくというストーリー。
どれほど絶望的な戦況だとしても、最後まで諦めずに懸命に走り抜くつかさの姿に周りが感化され、チームの士気を盛り上げる姿や刻々と変わるストーリー展開に目が離せない作品となっています。
22位【switch】波切敦 全15巻(完結)
バスケットボールを題材にした漫画。
双子の主人公をベースにストーリー展開していくのですが、主人公たちの成長過程やチームプレーのリアルさがうまく表現されています。
双子の兄弟に幼馴染の女の子という設定や衝撃的な展開など、あだち先生の作品「タッチ」を彷彿させると話題にもなりましたが、タッチとはまた違った白熱した試合展開、緻密な戦略、細かいディテールにこだわった描き方など、面白要素が盛沢山のおすすめ漫画となっています。
21位【H2】あだち充 全34巻(完結)
言わずもがな、タッチの作者であるあだち先生の6年ぶりとなる野球漫画。
親友でありライバルでもあるエースの[国見比呂]とスラッガーの[橘英雄]、名前の頭文字に「H」を持つ「2」人の野球少年であるヒーローと、比呂の幼なじみであり英雄のガールフレンドでもある[雨宮ひかり]と比呂が進学先の高校で出逢った[古賀春華]の「2」人のヒロインを軸に描かれた物語であるため、「H2」というタイトルとなっている。
野球にかける青春と恋が描かれており、最後までどうなるかわからないストーリー展開など、あだち先生の世界観が広がった作品となっている。
多くを語らず、少しづつ匂わせて深読みさせる手法で、どんどんH2の世界観にのめり込んでしまうかと思います。
おすすめランキング 20位→11位
20位【弱虫ペダル】渡辺航 連載中
自転車競技(ロードレース)を題材にした作品。
アニメ化に実写映画化などもされ、大変人気の高い漫画である。
高校ごとにチームとなり、助け合いながらも互いに影響し合う姿に熱くなること間違いなしです。
ロードレースの過酷さはもちろん、本気と本気がぶつかり合う姿や限界以上の力を振り絞り、戦う姿に胸が熱くなり、心を奮わされるストーリー展開と描写が多く、とても面白い作品となっています。
主人公の[小野田坂道]もオタク少年で気の弱い性格ながらも一生懸命頑張る姿に、いつも応援したくなり、いつも勇気と元気を分けてもらえるような素晴らしいキャラとなっております。
もちろん、登場人物はみな心が熱く、素敵なキャラばかりなので、ストーリー・キャラ共に素晴らしい作品となっています。
ちなみに、素晴らしいキャラとなっている登場人物のうちの3年生に焦点をあてた「弱虫ペダル SPARE BIKE」も連載されているので、こちらも是非読んでみて下さい☆
19位【BUYUDEN】満田拓也 全13巻(完結)
「MAJOR」で有名な満田先生が描くボクシングを題材にした作品。
イケメンで秀才、スポーツ万能な主人公[武勇]がボクシングと出会い、仲間を増やしながら才能を開花させ、ボクシングにのめり込んでいくというストーリー。
ボクシングの臨場感もうまく描かれているが、個人的に好きなのはストーリー展開の方で、満田先生が描く作品の好きなポイントでもありますが、衝撃的な展開や紆余曲折しながらもしっかり着地するように、まとめあげられている構成なので、ボクシング要素はもちろん、とても面白い作品となっています。
恋愛要素も、どちらかというとすれ違ったりモヤモヤしたりという楽しさはないものの、ストレートな純愛を感じさせてくれるので、その点も好きな部分で、変に深読みせず、純粋に楽しめるような内容かと感じ、個人的にとても好きな漫画です。
18位【火ノ丸相撲】川田 全28巻(完結)
小学校時代には「鬼丸」と呼ばれ次世代の横綱候補だった[潮 火ノ丸]。しかし成長過程で身長が伸びなくなってしまい、中学時代は日を見ることが無くなり、相撲の世界は諦めたかと思っていたが、血のにじむような努力を経て、高校から横綱を目指し仲間と共に高みを目指すというストーリー。
挫折を繰り返すことでその度強くなってきた火ノ丸の芯の強さ・力強さを感じられる、相撲漫画の王道をいく漫画。
国宝と言われるライバル達との激闘はその度に心を熱くさせてくれる作品となっている。
17位【アイシールド21】原作:稲垣理一郎・作画:村田雄介 全37巻(完結)
アメリカンフットボールを題材にした漫画。
気弱な高校生[小早川瀬那]は以前パシリをさせられていた不良から逃げるため、駅まで爆走し、駆け込み乗車する姿を見ていたアメフト部の主将にその俊足を認められ強引にアメフトの選手として登録され、アメフトの世界に進んでいくというストーリー。
クセの強いキャラや設定、必殺技などがどこか爽快感を感じる作品となっており、個人的にはジャンプ漫画らしさを感じられて面白い作品だと思います。
気弱だった少年が一人の男になっていく様も楽しめる要因となっているので、是非一度見てみてほしい漫画ですね。
16位【リアル】井上雄彦 連載中
バスケのレジェンド漫画「SLAM DUNK」や「バガボンド」の作者である井上先生の作品。
車いすバスケットボールを題材に物語は描かれているのだが、事故や病気により車いす生活を余儀なくされた主人公たちの障害に対する葛藤や苦悩が描かれており、タイトルの「リアル」は「現実」を意味されていることから、それぞれの苦悩や生き方がより表現されているように感じます。
ただ、挫折や困難に怯まず、前に向かって強気に進もうとする主人公 の姿に心を動かされ、井上先生の躍動感のある画風も相まって、考えさせられるものの、楽しませてくれる。そんな作品となっています。
15位【ONE OUTS】甲斐谷忍 全20巻(完結)
「LIAR GAME」の作者、甲斐谷忍先生の作品。
題材としては野球漫画なのですが、王道の野球漫画とは毛色の違う作品となっています。
主人公の[渡久地東亜]は沖縄で賭野球(ワンナウトと呼ばれる独自ルールの一打席勝負)で生計を立てていた。
そんな中、プロ野球選手との勝負に負けたことをきっかけに、プロ野球チームにスカウトされます。
だが、その球団はお金にしか興味がなく、八百長まがいの事にも手を染める最悪のオーナーだった。
東亜はワンナウトを取る毎にプラス500万円、逆に1点取られる毎にマイナス5000万という完全出来高制の年俸契約「ワンナウツ契約」を提示し、まさかのプロ入りを果たすというストーリー。
剛速球を投げるわけでもなく、120前後のストレート球しか持たない東亜だが、心理を巧みに読み取る力で勝負する姿はおよそ王道野球漫画とは言えず、どちらかというとギャンブル漫画要素の強い作品かと思います。
好き嫌いが分かれるかと思いますが、ライアーゲームの好きな方はドンピシャの漫画かなと思います。
14位【ダイヤのA】寺嶋裕二 全47巻(完結)
少年マガジンの中では歴代1位の巻数を有する、高校野球を題材にしたスポーツ漫画である。
よくある「魔球」など類は一切なく、超高校級の選手はいるものの現実的な描写で描かれているのが特徴で、キャラクターたちが苦悩し、葛藤を重ねつつも成長していく姿が見どころとなっている。
本作タイトルの「ダイヤ」という言葉には、「内野」という意味と、「ダイヤの原石」という二種類の意味がある。
粗削りで底が知れない素材型の選手である[沢村栄純]を主軸にストーリー構成されており、まさにダイヤの原石を思わせる選手である。
発行巻数は多いものの、様々な試合が濃厚に描かれており、見ごたえのある作品となっている。
ちなみに、本作は1部として完結しており、その続編ともなる二部が描かれた「ダイヤのA actII」も1部と同様に、とても面白いのでまだ読んでいない方は是非お試しください☆
13位【ブルーロック】原作:金城宗幸 連載中
高校生のサッカーを主軸にしたスポーツ漫画だが、「史上最もイカれたサッカー漫画」と呼ばれるほど、異才を放つ作品である。
日本各地からFWの選手たちを一か所に集め、生き残りをかけて戦わせるといったデスゲーム要素の高い漫画である。個人的には好きな部類の漫画だが、チームワークを大切にするサッカーを題材にしながらも、全く逆の切り口の漫画ということや、実在の選手を卑下するような描写もあることから批判の声も上がっていることから、賛否の分かれる作品である。
W杯優勝に導くストライカーを養成するため、ユース年代のFW300人を対象とした「青い監獄プロジェクト」を起ち上げ、「ブルーロック」と呼ばれる施設を建設し、その中で行われる過酷な試験(ゲーム)内容が描かれている。
王道サッカーではないものの、サッカー要素を含んだ斬新な設定が好きで、続きが気になってしまう作品である。
12位【帯をギュッとね!】河合克敏 全30巻(完結)
柔道漫画の代表作と言える作品だが、多数のギャグを交えたストーリー展開により、今までのスポ根一辺倒な作品とは一線を画しており、スポーツ競技としての爽やかなイメージを感じさせてくれる作品となっている。
中学3年の際に開催された昇段試験において知り合った5人が高校で再開することになり、皆柔道部に入部しようとするが、その高校には柔道部がなかった。
5人は柔道部を立ち上げ、全国の強豪たちを相手に切磋琢磨しながら強くなっていくというストーリー。
強敵に負かされながらも仲間たちと共に成長していく高校3年間が描かれており、柔道の面白さや大変さが表現されており、軽快に読み進められる点と次が気になる展開に読む手が止まらなくなる漫画だと思います。
11位【拳児】原作:松田隆智 全21巻(完結)
中国武術をテーマにした漫画なのだが、バトルメインというよりは、主人公である[剛 拳児]の成長を軸にしたストーリー展開となっている。
幼少期は「八極拳」をメインにしているが、物語が進むにつれて「蟷螂拳」や「八卦掌」などの中国拳法も修行している。
戦闘シーンはやや誇張した表現はあるものの、臨場感のある作画となっており、中国武術の技術論や思想・哲学なども盛り込まれているので、多角的に楽しめる作品となっている。
1988年から連載されていることもあり、独特なタッチの作画ではあるが、個人的にはこの作品にはその方がマッチしており、良い味が出ているように感じます。
昔から何度も読み直した、大好きな作品なので、是非一度読んでもらいたい漫画です。
ちなみに、検事のその後を描いた続編となる「拳児2」も発刊されているので、興味がある方は是非読んでみて下さい☆
おすすめランキング 10位→1位
10位【MAJOR】満田拓也 全78巻(完結)
主人公である[茂野吾郎]の半生を描いた超人気野球漫画である。
跳ね返りな性格から弱小チームに入ることが多いものの、その中で仲間と共に苦境を乗り越えていく姿が描かれているのだが、度重なるトラブルに挫折せずに乗り越える姿や吾郎の野球に対するストイックさなど、見どころの多い漫画である。
一試合一試合も濃厚で、それぞれが楽しめる内容となっている。
個人的には高校時代のストーリーが好きで、今までヒーローとなるようなスペックを見せていた吾郎が、同レベルかそれ以上のスペシャリストがいる環境で揉まれてながらも強く成長していく姿は個人的に大好きな内容となっています。
ちなみに、本編完結後の吾郎の息子を主役とした「MAJOR 2nd」が発刊されている。
同じような内容かと疑心暗鬼だったが、スターの子どもである葛藤や、違った切り口でストーリー展開されていて、徐々に面白くなっていく作品となっているので、まだ読んでない方は是非読んでみて下さい☆
9位【あひるの空】日向武史 全50巻(完結)
バスケットボールを題材にしたスポーツ漫画。
身長149cmの主人公[車谷空]は高校入学を機に、母との約束を果たすため、バスケットボール部に入部しようとするも、不良達の巣窟となっており、部活動などできる状況ではなかった。
しかし、諦めきれず食い下がる空の純粋さや熱意に心を動かされ、空のバスケ生活が始まっていくというストーリー。
スポーツ弱小校で、空が選手として、男として躍進する姿とその成長が描かれいる。
ギャグ要素の強めな作品で読みやすいながらも、いじめや部員の退部などの部活動で起こりうる問題や、両親の離婚や貧困などの家庭環境の問題、登場人物の過去のトラウマなど、幅広いテーマで物語が構成されており、読み応えのある作品となっている。
8位【BE BLUES!〜青になれ〜】田中モトユキ 連載中
「最強!都立あおい坂高校野球部」の田中先生の作品。
サッカー日本代表入りを夢見る[一条龍]の成長物語。
天才と呼ばれたサッカー少年だったが、友人を庇おうとした結果、道路わきの階段から転落してしまい、手足と腰椎の骨折という重傷を負ってしまう。
競技生活はもとより普段の生活を送ることも懸念される中、困難な状況を乗り越えてながら、サッカー選手として復活していく姿が描かれている。
ストーリー展開はもちろん、サッカーの描写がとても上手で、ゴール前での緊迫感や1対1での攻防の躍動感など、本格的なサッカー漫画となっている。
野球やバレーボールにサッカーと畑が違うながらも、それぞれの良さを引き出し、表現している田中先生のすごさを感じつつ、サッカーの魅力を存分に楽しませてくれる高揚感の得られる作品となっています。
7位【最強!都立あおい坂高校野球部】田中モトユキ 全26巻(完結)
中学時代に活躍し、強豪校からもスカウトされる程の実力を持つ[北大路輝太郎]だったが、従姉である「鈴ねぇ」こと[菅原鈴緒]と幼少期に交わした「鈴ねぇを甲子園に連れて行く」という約束を守るため、推薦をけり、鈴ねぇが監督を務める「都立あおい坂高校」に入学する。
だが、あおい坂高校野球部は部員もギリギリの弱小チームだった。
小学生時代の輝太郎の仲間とも再開し、甲子園を目指すという王道野球漫画である。
ベタなストーリーながらも飽きさせない試合展開になっている。
主人公たちに都合の良い展開が多いイメージではあるので、挫折などのリアリティさは少ないものの、主人公たちが縦横無尽に活躍するのを楽しめるような印象の作品となっており、満足感を感じられて個人的に好きな漫画の一つです。
6位【黒子のバスケ】藤巻忠俊 全30巻(完結)
全中3連覇を誇る超強豪校[帝光中学校バスケットボール部]の歴史の中でも特に最強と言われた、10年に1人の天才が5人同時にいた世代を「キセキの世代」と呼んでいた。そんな5人からも一目置かれているが、誰も知らず、大会記録にも残っていない「幻の6人目(シックスマン)」がいた。
その6人目こそ主人公[黒子テツヤ]である。相棒となるアメリカ帰りの大型新人[火神大我]と共に全国制覇を目指すというストーリー。
「キセキの世代」の天才たちがそれぞれ別の高校に行き、対戦相手となって戦うのだが、みんな超人的すぎる能力を使うので、あり得んやろとツッコミを入れたくなるが、それはそれで面白いので良し!というような大好きな漫画である。
個人的には、世に「ゾーン」(無我の境地のような感じ)という言葉を広めた作品なのではないかと思っています。
ちなみに、本編では戦い合っていた「キセキの世代」が力を合わせて戦う姿が描かれた「黒子のバスケ EXTRA GAME」も黒子のバスケ好きには堪らない設定の漫画が前編・後編の2巻のみの読みやすい巻数で発刊されているので、是非読んでみてはいかがでしょうか☆
5位【YAWARA!】浦沢直樹 全29巻(完結)
柔道を題材にした漫画なのだが、アニメに実写映画化と人気を博した作品。
ヤワラちゃんこと、谷亮子(当時は田村)さんと一緒に柔道ブームの火付け役となった程有名な作品なので、名前を聞いたことがある人が多いのではないかと思います。
世界的に著名な柔道家の孫娘で、祖父から英才教育を受けた天才柔道家[猪熊柔]は「普通の女の子」になりたいという願望を持ちつつも、柔道の世界で活躍していく人生を描いたストーリー構成となっている。
迫力のある試合模様もさることながら、全体的に爽やかさとコメディタッチが織り込まれた作画となっており、とても読みやすく、面白い作品となっています。
4位【はじめの一歩】森川ジョージ 連載中
ボクシングを題材としたスポーツ漫画で、1989年から連載されている、少年マガジンを支え続けた大人気長寿漫画である。
母子家庭のいじめられっ子だった[幕之内一歩]は、プロボクサー[鷹村守]との出会いをきっかけに「鴨川ボクシングジムに入門」し、「強いとは何か?」という問いの答えを求め、プロボクサーとして人間として、周囲の人たちとの交流やライバル達との戦いを通し、成長していく過程が描かれています。
主人公のみならず、仲間やライバル達の戦いも詳細に描かれているため、物語も単調にならず、常に楽しめる作品となっているのではないかと思います。
全く読んだことが無いが興味があるけど全部は読み切れないという方はまずは話の区切りの良い、61巻を目安にするのも良いと思います☆
3位【ハイキュー!!】古舘春一 全45巻(完結)
バレーボールを題材とした大人気スポーツ漫画である。
バレーボールを漢字で書くと排球と書くことから漫画のタイトルがハイキューとなっており、身長が低いながらもその高い身体能力とバレーボール愛でチームとともに高みを目指す[日向翔陽]を主軸としたストーリー展開となっているものの、様々なキャラクターが人気となり、日向翔陽の在籍する「烏野高校排球部」のみならずライバル校やライバル校同士の試合にも焦点を当て、バレーボールと言うものに対し表現されている作品となっている。
勝利する喜びや成長していく様、負けることの悔しさなど細かい描写が心を打つ名作かと思います。
一つ一つの高校に個性的なキャラがおり、それぞれの人間ドラマが描かれているので、試合で戦い合っているどちらのチームも応援したくなるような、そんな熱い気持ちになれる面白い漫画だと思います。
2位【キャプテン翼】高橋陽一 全21巻(完結)
サッカーを題材にした漫画はたくさんありますが、やはりサッカー漫画と言えば、キャプテン翼ですね!
「ボールが友達」という名言は誰しも知っているのではないかと思います。
主人公の[大空 翼]をはじめ、サッカーに情熱を注ぐ少年たちを描いた作品。連載中は日本国内にサッカーブームを巻き起こした名作になります。
世界レベルのスーパープレイや超人的な必殺技などが見どころの一つで、多くの子どもたちが真似をしていました。
幾多ものライバルとの試合は名シーンが多すぎて、正直、語り切れない程です(笑)
[キャプテン翼]には、本編に明記された章立てではないが、小学生編・中学生編・ジュニアユース編が描かれており、最後にブラジルへと旅立つところまで描かれているのですが、その後の活躍を描いた続編が多数出版されていますので、気になる方は是非チェックしてみて下さい。
キャプテン翼の続編を流れ別に表記
◎キャプテン翼 (1981年~1988年)
◎キャプテン翼 ワールドユース特別編 最強の敵!オランダユース (1993年)
◎キャプテン翼 ワールドユース編 (1994年~1997年)
◎キャプテン翼 ROAD TO 2002 (2001~2004年)
◎キャプテン翼 GOLDEN-23 (2005~2008年)
◎キャプテン翼 ライジングサン (2014年~)
1位【SLAM DUNK】井上雄彦 全31巻(完結)
赤髪不良の桜木花道が赤木晴子に一目惚れし、良いところを見せようと初心者ながらもバスケにのめり込んでいく姿を描いたスポーツ漫画の金字塔と言える作品。
始まりの動機は不純かもしれないが、人生なんて何がきっかけかわからないものですよね。
弱小ながら個性的でポテンシャル充分なメンツが揃った湘北バスケ部と共に、桜木花道が努力・勝利・挫折を乗り越えながら成長していく姿に心を奮わせられた方も多いと思います。
監督の安西先生の名言は今も心に残っています。
個人的にはプライドの高い花道が頭を坊主にしてからの気持ちの持ち方、バスケへの熱い思いが表面に溢れてくるところ辺りからのめり込んでしまいました。
ライターからヒトコト
いかがでしたでしょうか?
好きな作品や興味が出た作品がありましたら、是非お試し下さいね☆
今回は計50作品の紹介となりましたが、他にも隠れた名作やあなたにドンピシャの漫画はたくさんあるかと思います。
これ面白いよ!って作品があれば是非コメントやメールで教えてもらえると嬉しく思います☆