数々の大ヒットを生み出し続けて60年以上もの歴史のあるサンデーコミックス。
多種多様な作品がアニメ化・映画化され、未だなお衰えることのない少年誌です。
少年誌と言っても、男性・女性問わず、大人も子どもも大好きで幅広い層に好まれている名作揃いの漫画の中から、名作・最新作を混じえ、独自の集計と好みを織り交ぜた、おすすめ作品をランキング形式でご紹介します!
作品のジャンルを紹介
ランキングを発表する前に、まずは作品のジャンルを紹介します。
好みの作品を探してみるのも良いのではないでしょうか(*˘︶˘*)
王道であるバトル系
出典:https://books.rakuten.co.jp/
少年誌と言えば、まずはこのジャンルが思い浮かべられると思います。
現在はファンタジーやSFの要素を盛り込まれたバトル系漫画も多数ありますが、迫力のあるバトルシーンはもちろん、敗北を知り、努力や仲間との力を合わせ、強大な敵と闘い勝利するなど、見どころの多いジャンルです。
仲間との友情やスポーツを通じて心をアツくする青春・ スポーツ系
出典:https://books.rakuten.co.jp/
仲間と成長する姿や苦戦しつつも勝利する喜び、その逆に敗北することの悔しさとそこから更に上を目指す姿が心躍る作品が多くて目移りしちゃいますよね。
様々なスポーツが描かれており、知らなかったルールや面白さを知れる楽しみもあるジャンルです。
ハラハラ・ドキドキしちゃうけど続きが気になるサスペンス・ ミステリー系
出典:https://books.rakuten.co.jp/
サンデーの中では数の多いジャンルではないでしょうか。
ふとした会話に伏線が張られていたり、次はどうなるのだろう、
こんなシュチュエーションにドキドキキュンキュンしちゃうラブコ メ系
出典:https://books.rakuten.co.jp/
こちらも、サンデー作品では比較的多いジャンルかなと思います。
こんなシュチュエーションになってみたい、こんな仕草されたら胸きゅんしちゃうなど、ヒロインに恋した少年や学生時代を思い浮かべて甘酸っぱい気持ちになったりする方も多いのではないかと思うジャンルですね。
怖いけど気になってしまう非日常を楽しめるホラー系
出典:https://books.rakuten.co.jp/
怖いけど気になる…背筋がゾクゾクする感覚を楽しみたい方におすすめのジャンルです。
心霊系から人怖まで、いろんな作品が楽しめます。
もはや伝説の名作となったレジェンド漫画
ランキング発表の前に、知名度はもちろん、誰しもが知っているレジェンド漫画を紹介します。
名前は知っているが、内容はなんとなくしか知らない方やきちんと見返したい方、あの名シーンを読み直したいという方はチェックしてみて下さい☆
【今日から俺は!!】西森博之 全38巻(完結)
中学までは目立たなかった[三橋貴志]と[伊藤真司]は高校デビューでヤンキーデビューすることから始まる、ギャグメインのストリー構成に、バトル要素が色濃く描かれた、言わずもがな名作漫画である。
金髪で卑怯な三橋とツンツンに逆立てた髪で正義感の強い凸凹コンビだが、どこかお互いを認め合う二人が合わさった時の最強っぷりが痛快であり、個性豊かなキャラが多く、描写や流れも面白くて、何度も笑わさせられながらも心が熱くなる作品となっている。
ヤンキー漫画でありながら、過激すぎる暴力シーンもほとんどなく、ギャグ漫画であるが奥手な性格が多いため、性描写や下ネタも非常に少ないため、シンプルに話の面白さで楽しませてくれる作品ではないかなと思います。
【タッチ】あだち充 全26巻(完結)
知らない方はいないのではないかと思える程有名な野球漫画。
双子の兄弟である[上杉達也]と[上杉和也]・幼馴染の[浅倉南]の3人を軸にしており、恋愛を絡めて描かれている。
名シーンや名台詞も多く、今なお語られられており、新体操部のエースであり清純の浅倉南に心をときめかせていた方も多かったのではないかと思う。
挫折や努力により掴む勝利した姿も見どころの一つだが、あだち先生の独特なコマ割りや空気感にどんどん引き込まれていき、どんどん読み進めたくなる名作だと思います。
ちなみに、[タッチ]の続編となる「MIX」という作品が発刊されています。
本編から26年後を描いており、あだち先生の世界観はそのままに楽しめる作品になっており、本編で活躍したキャラたちもチラっと出てくるため、タッチ好きなファンにはさらに楽しめる漫画かなと思いますので、読んでいない方は是非読んでみて下さい☆
【らんま1/2】高橋留美子 全38巻(完結)
悲劇的伝説が伝わる泉が多く湧く修行場「呪泉郷」。
様々な悲劇の伝承のある泉の中で、水をかけられると女性になってしまうという特異体質を持つ格闘家高校生の[早乙女乱馬]と、乱馬の許嫁となる[天道あかね]の二人を主軸として家族や友人を巻き込んだ格闘ラブコメ漫画である。
水をかぶると返信状態になり、お湯をかぶると元に戻るという設定が、様々なシーンで活きており、良いスパイスが加わった内容となっている。
独特なキャラや、乱馬と同様に「呪泉郷」に入ってしまい、特異体質となった人たちが巻き起こすドタバタ具合も面白く、少しづつ距離を縮めていく二人の関係も楽しめる、とてもおすすめな作品です。
【うしおととら】藤田和日郎 全34巻(完結)
主人公[蒼月潮]は自宅の蔵で一本の槍に封印されていた[とら(蒼月潮が名付けた)]と出会う。
妖怪に襲われ、槍の封印を解き、[とら]と戦うことになるが、大妖怪の[とら]と封印を勝手に解いてしまった潮の行動を見過ごせないと、仏教団体「光覇明宗」との戦いに巻き込まれていくというストーリー。
妖怪を用いたホラーテイストの正統派バトル漫画である。
[とら]を封印していた、妖怪を滅ぼすためだけに作られた「獣の槍」を用いて、[とら]と共に戦う姿や、わがままで自分勝手な性格の[とら]と徐々に心を通わせていく姿はとても面白く、ストーリー展開も間延びなく、どんどん惹き込まれていく根伊作かと思います。
【犬夜叉】高橋留美子 全56巻(完結)
舞台は戦国時代の妖怪がいる日本。
半妖である[犬夜叉]と現代からタイムスリップした女子中学生[日暮かごめ]が出会うことから始まる。
人間や妖怪の間で幾度となく玉を巡る争いが繰り広げられてきた、妖怪には強い力を与え、どんな願いも叶えると言われる「四魂の玉」がかごめの体内から出現するが、戦いの中で玉は飛び散ってしまう。
二人は玉のかけらと求めて旅をしていくというストーリー。
一癖も二癖もある仲間たちとともに、四魂のかけらの力を得た強力な妖怪たちと戦うバトル漫画ではあるが、犬夜叉の過去や、犬夜叉とかごめとの距離が近付く様も見どころとなっている。
ちなみにコミック化はしていないものの、「犬夜叉」本編のその後を描く、「半妖の夜叉姫」がアニメ化されている。
殺生丸と犬夜叉の娘たちを主人公としたストーリーなのだが、「犬夜叉」の世界観を楽しめる作品となってます。
【MAJOR】満田拓也 全78巻(完結)
主人公である[茂野吾郎]の半生を描いた超人気野球漫画である。
跳ね返りな性格から弱小チームに入ることが多いものの、その中で仲間と共に苦境を乗り越えていく姿が描かれているのだが、度重なるトラブルに挫折せずに乗り越える姿や吾郎の野球に対するストイックさなど、見どころの多い漫画である。
一試合一試合も濃厚で、それぞれが楽しめる内容となっている。
個人的には高校時代のストーリーが好きで、今までヒーローとなるようなスペックを見せていた吾郎が、同レベルかそれ以上のスペシャリストがいる環境で揉まれてながらも強く成長していく姿は個人的に大好きな内容となっています。
ちなみに、本編完結後の吾郎の息子を主役とした「MAJOR 2nd」が発刊されている。
同じような内容かと疑心暗鬼だったが、スターの子どもである葛藤や、違った切り口でストーリー展開されていて、徐々に面白くなっていく作品となっているので、まだ読んでない方は是非読んでみて下さい☆
【YAIBA】青山剛昌 全24巻(完結)
大人気作品「名探偵コナン」の作者青山先生の作品。
ジャングル育ちの少年[鉄 刃(くろがね やいば)]が父[鉄 剣十郎]と共に日本に来て、「天下一のサムライ」を目指す。
父の親友の峰家に居候することとなり、同い年だった峰家の娘[峰 さやか]の通う中学に通うこととなる。
そこで生涯のライバルとなる、剣道の実力者である[鬼丸猛]と出会う。
力に執着した鬼丸は魔剣「風神剣」に手を出し、鬼と化してしまう。その力に対抗するため、刃は対となる魔剣「雷神剣」を手に、打倒・鬼丸を掲げ日本中に散らばった伝説の玉を探す旅に出るというストーリー。
コナンを描いている青山先生がバトル漫画?!と思う方もいるかと思いますが、個人的には「YAIBA」を読んでからのコナンの連載スタートだったので、逆の感覚でビックリしました(笑)
最初は日本を舞台に戦いの旅を続けていくのだが、いろんな属性の玉があり、戦闘にバリエーションを持たせているのも面白く、いつの間にかどんどんスケールが大きくなっていくこととなりますが、間延びした感は全くなく、ストーリーが進むにつれて、どんどん面白くなっていく、個人的には何度も読み返した程大好きな名作漫画となっています。
厳選おすすめランキングを発表!
週刊少年サンデー内の作品にまとめてみました。
漫画好きには大体は知っている作品がラインナップしていると思いますが、これから新規開拓したい方や名前だけは知っているが内容を知らない方などは是非読んでみてほしい作品ばかりですので、是非お試しくださいね☆
おすすめランキング 30位→21位
30位【古見さんは、コミュ症です。】オダトモヒト 連載中
「私立伊旦高校」に通う1年生[古見硝子]は容姿端麗でマドンナ的な存在だが、人と話すことを極度に苦手としたコミュ障だった。
「友達100人作りたい」という夢を抱いていたのだが、ふとしたことからコミュ障だと気づいた[只野 仁人]の協力で友達作りを始めるというストーリー。
アクの強い生徒ばかりで前途多難な日々を描くギャグ漫画だが、途中からラブコメ要素も入ってくることで一層面白さが増し、ついつい惹き込まれる作品となっている。
29位【湯神くんには友達がいない】佐倉準 全16巻(完結)
野球部のエースだが偏屈で凝り性な性格のためクラスでは浮いた存在である[湯神裕二]は独りを好み、ぼっち生活を楽しんでいた。そんな中、転校してきた内気な[綿貫ちひろ]はクラスに馴染めずにいたが、湯神裕二と出会い、マイペースな性格に振り回されつつも、率直な意見に助けられる。
湯神裕二を中心に、日常のトラブルや文化祭・修学旅行でのトラブルに巻き込まれる様子を描いたコメディ漫画である。
友達がいなくても楽しくやっていけるという湯神裕二を描いた面白い空気感のある作品となっているので、まだ読んでいない方は是非お試しください☆
28位【神のみぞ知るセカイ】若木民喜 全26巻(完結)
主人公[桂木桂馬]が様々なタイプの女性を次々と口説いていき、相手を恋に落としていくというラブコメ漫画。
桂木桂馬はギャルゲー好きな高校生で、その腕前から「落とし神」と呼ばれていた。
そんな桂馬に突如「攻略してほしい女がいる」という挑発的なメールが届き、返信した途端、地獄からやってきたという悪魔[エルシィ]が姿を現す。
メールを返信したことで悪魔との契約を交わしたこととなってしまい、桂馬とエルシィの命をかけたリアルギャルゲーに臨むことになる。
ゲームの世界とは違うリアルな反応にショックを受ける姿の反応も面白く描かれており、一風変わったラブコメが見れる作品となっています。
27位【魔王 JUVENILE REMIX】原作:伊坂幸太郎 全10巻(完結)
伊坂幸太郎先生の小説「魔王」を大幅にアレンジし漫画化したもの。
高校生の[安藤]は、自分の考えていることを他人に話させる「腹話術」という特殊能力を持っていた。
都心開発計画に揺れる街で、自警団「グラスホッパー」を率いているカリスマ的存在[犬養]は人々を扇動し、「洪水」を起こさせようとしていた。
そんな民衆の心を惹き付ける程の強大な力に、安藤はたった一つの小さな能力「腹話術」で対抗していくというサスペンス漫画である。
派手なバトルシーンなどはないものの、苦悩や心の強さがうまく表現されており、見どころの一つになっているのではないかと思います。
小説では描き切れなかった表情や状況を描くことと、大幅にアレンジしたことで、その面白さに磨きがかかった作品となっており、小説を読んだことがない方も楽しめる漫画になっています。
26位【あおざくら 防衛大学校物語】二階堂ヒカル 連載中
自衛隊の幹部自衛官を養成する「防衛大学校」を舞台とした作品。
成績優秀な高校生[近藤勇美]は、実家の定食屋が廃業するという経済的事情から入学金・学費が免除される上に、毎月手当が出るという「防衛大学校」へ進学することにする。
想像以上に過酷な上、様々なトラブルが起きる日々に仲間と共に乗り越え、絆を深めていく姿が描かれている。
日常では知り得ない環境や状況を楽しめるのはもちろん、防衛大に実際にある特殊なルールについても描かれているため、ストーリー展開はもちろん、様々な視点から作品を楽しめます。
25位【ガンバ!Fly high】原作:森末慎二 全34巻(完結)
体操でオリンピックの金メダルを目指す少年[藤巻駿]を主人公としたスポーツ漫画。
多くの体操選手が影響を受けたと言われており、漫画としての誇張はあるものの、絶対に不可能だと言い切れるような技はなく、リアリティを追求されているのも特徴の一つです。
実際に連載後に技が披露されたこともあり、一時期話題となりました。
主人公の藤巻駿は元々逆上がりも出来ない状態から、練習を重ね、実力をつけていく様が面白く、ラブコメ要素も取り入れられており、王道のスポーツ漫画だなと思います。
体操をやっていない方でもわかりやすく解説も書かれているので、読みやすくて楽しめる作品となっています。
24位【金色のガッシュ!!】雷句誠 全33巻(完結)
天才的な頭脳を持った中学2年生の[高嶺清麿]のもとに、過去の記憶を失い、謎の言語で記された赤い本を持った謎の少年[ガッシュ]が現れる。
強盗事件を共に解決したことで打ち解ける二人に、謎の本を持つ敵が次々と襲いかかる。
その戦いの中、ガッシュが「千年に一度行われる魔界の王を決める戦い」に参加させられた100人の魔物の子の1人だということがわかる。
戦いを強いられていた魔物の少女[コルル]との出会い、「やさしい王様」になることを決意し、戦いに身を投じていくというストーリー。
魔物それぞれが得意系統の魔術を用いて戦う戦闘スタイルや清麿が用いる頭脳戦も見ごたえの一つとなり、次の展開が楽しみになる作品となっています。
23位【お茶にごす。】西森博之 全11巻(完結)
その風貌と佇まいから、何かとつけて喧嘩を売られてしまう[船橋雅矢]は、その度に強靭なパワーで敵を倒してきたことから、最強の不良「悪魔(デビル)まークン」と呼ばれていたが、高校入学を機に暴力の道から抜け出し、平穏に暮らしたいと願っていた。
誰もが目を合わせることすら避ける中、茶道部部長[姉崎奈緒美]だけは目を逸らさず、自分を茶道部に勧誘してきた。「仮にも茶道を志す人間が、人を見た目で判断してはいけませんよ」と話す彼女に興味を持ち、茶道部に入部するというストーリー。
相変わらずの恐い見た目と過去の悪名から、トラブルに見舞わられるドタバタを面白おかしく描かれており、西森先生の抜群のテイストを存分に感じられる作品となっています。
22位【焼きたて!!ジャぱん】橋口たかし 全26巻(完結)
「太陽の手」と呼ばれるパンの発酵に適した温かい手を持つ少年[東 和馬]。
幼少期に「日本人にとっての『ごはん』より美味い日本独自のパン『ジャぱん』を創りたい」という夢を聞き、自身も『ジャぱん』を生み出すべく、独学でパンづくりを覚えていくというストーリー。
美味しそうなパンの表現も楽しめるが、この漫画の最大の魅力はそのリアクションだと思います。
物語前半は美味しさを表現する大げさなリアクションというイメージだったが、中盤・後半にかけては、これはギャグ漫画かなと思う程過剰な表現がされており、料理漫画とギャグ漫画を融合させたような作品になっています。
21位【ファンタジスタ】草場道輝 全25巻(完結)
タイトルの【ファンタジスタ】とは「優れた技術を生かし意外性のあるプレーを行うサッカー選手」を意味しており、ここに焦点を置いたサッカー漫画である。
離島で生まれ育ち、一人で技術を磨き、卓越したボールテクニックを生かしたサッカーを行なう[坂本轍平]が主人公。
高校サッカー部で監督をしている姉[坂本琴音]を頼り、「水本高校」へ転校し、その卓越したスキルで東京に上京した初日から選手として途中出場し、結果を残す。
だが、他の選手からは身内贔屓とされてしまい、チームに不協和音が生じてしまう。
轍平のトリッキーなプレイや成長していく姿、チームメイトとの関係など、見どころの多い王道のサッカー漫画作品となっている。
おすすめランキング 20位→11位
20位【結界師】田辺イエロウ 全35巻(完結)
妖(あやかし)退治の専門家「結界師」の正統継承者[墨村良守]は代々、妖を呼び寄せ、その力を高めてしまう「烏森(からすもり)の地」を守ってきていた。
夜になると烏森の地に建つ「私立烏森学園」に集まってくる妖を結界術を使って退治していくというストーリー。
空間支配術とも呼ばれる結界術や独特で細かな設定がなされた術式などは秀逸で、世界観に深みが出ている。
妖の組織「黒芒楼」や戦闘用の妖「黒兜」とのバトル、共闘する封魔師など、ストーリー展開も飽きさせず、構成もしっかりした面白い作品となっています。
19位【め組の大吾】曽田正人 全20巻(完結)
幼い頃に巻き込まれた火災で消防士に助けられたことから消防士に憧れを抱いていた不良の[朝比奈大吾]。
恩師に夢を気付かされ、憧れの消防士となるのだが、配属された「めだかヶ浜出張所」は、住民の防災意識もあり、めったに火事が起きず出動もほとんど無い平和な地域だった。
それゆえに隊員たちの士気も低く、めったに火事が起きない『め組』などと揶揄される出張所だった。
血気盛んな大吾がやや暴走気味になりつつもプロフェッショナルなチームと共に成長していく姿や、次の展開が気になる構成は面白く、レスキュー隊や大災害など、非日常ながらも臨場感溢れる内容となっており、かなりおすすめの作品です。
18位【天使な小生意気】西森博之 全20巻(完結)
キレのあるギャグと緻密なストーリー展開で読者を惹きつける西森先生の代表作の一つ。
9歳の[天使恵]と幼馴染みの[花華院美木]と遊んでいた際、子ども達からいじめられていた魔法使いの格好をした老人を助けたことから「ひとつだけどんな願いでも叶えてやる」と言われ、「男の中の男にしてくれ」と頼むのだが、「男の中の男」ではなく、「女の中の女」にされてしまう。
才色兼備の絶世の美女だが、男勝りで乱暴だが責任感と正義感が強く、困っている人を放っておけない性格なのだが、子供っぽさも残っていたり純情だったりと、その天性の魅力により周りの人間から愛されているキャラで、個人的にすごく好きなキャラの一人である。
ストーリーは恵を中心に進んでいくのだが、恵に好意を寄せる「めぐ団」や恵を取り巻く周囲の人との日常的なやり取りでここまで楽しませてくれる作品はなかなか無いのではないかと思います。
17位【今際の国のアリス】麻生羽呂 全18巻(完結)
友人と夜遊びに出ていた[アリス]は、駅での休憩中に突然、花火のような強烈な光に包まれる。
目が覚めるとそこには、一緒にいた友人以外は誰もいない、廃墟の街が広がっていた。
夢か何かと思っていたが、そこは現実で、突如行われる「げぇむ」にクリアしないと死んでしまう、謎の世界「今際の国」だった。
今際の国の謎を解き明かし、元居た世界に生きて戻ることが出来るのか?!というストーリー。
ゲームはトランプをベースに、♠(肉体)は「体力や体術が鍵となる」、♦(知能)は「知識や頭の回転が鍵となる」、♣︎(バランス)は「身体能力と頭脳の両方が要求される」、♥(心理)は「生存欲求を翻弄するような残酷なゲーム内容が特徴」という特徴を持ち、数字が高い程難易度が高いという設定で、読み手の期待値や読みやすさも考慮されているように感じます。
命をかけたデスゲームで緊張感のあるストーリー展開も面白く、序盤で登場した伏線が最後にきっちりと回収される綺麗なシナリオは高い評価の得られる作品ではないかなと思います。
16位【からくりサーカス】藤田和日郎 全43巻(完結)
うしおととらの作者である藤田先生の作品。
小学5年生の[才賀勝]は大手電機メーカーの社長である父の死により180億円の遺産を相続する。
そのことにより異母兄弟から命を狙われていたところを拳法家の青年[加藤鳴海]と人形遣いの女性[しろがね]に助けられるが、鳴海はその戦いの中で爆発に巻き込まれ、片腕だけを残し行方不明になってしまう。
行方不明となった鳴海と才賀勝を中心に、人類に仇なすからくり人形との闘いに巻き込まれていくというストーリーなのだが、他者を笑わせなければ呼吸困難に陥るという奇病「ゾナハ病」や懸糸傀儡(マリオネット)と呼ばれる機械人形での戦闘など、見どころの多い作品である。
15位【銀の匙 Silver Spoon】荒川弘 全15巻(完結)
北海道の農業高等学校を舞台とした学園漫画。
進学校の厳しい学力競争に敗れ、高圧的な父との折り合いが悪く疲弊していた[八軒勇吾]は恩師の薦めで寮のある「大蝦夷農業高等学校」に進学する。
そこで農業の厳しい現実に直面し、汗と涙と泥にまみれながら仲間たちとともに成長していくというストーリー。
誰もがわかってはいるが、どこか他人事と思っている生き物を食すというということに焦点を置かれた内容になっており、人生の過酷さや厳しさを教えてくれる作品に感じます。
家庭環境や挫折、努力し成功する喜びなど、たくさんのことを感じられる作品となっています。
14位【帯をギュッとね!】河合克敏 全30巻(完結)
柔道漫画の代表作と言える作品だが、多数のギャグを交えたストーリー展開により、今までのスポ根一辺倒な作品とは一線を画しており、スポーツ競技としての爽やかなイメージを感じさせてくれる作品となっている。
中学3年の際に開催された昇段試験において知り合った5人が高校で再開することになり、皆柔道部に入部しようとするが、その高校には柔道部がなかった。
5人は柔道部を立ち上げ、全国の強豪たちを相手に切磋琢磨しながら強くなっていくというストーリー。
強敵に負かされながらも仲間たちと共に成長していく高校3年間が描かれており、柔道の面白さや大変さが表現されており、軽快に読み進められる点と次が気になる展開に読む手が止まらなくなる漫画だと思います。
13位【烈火の炎】安西信行 全33巻(完結)
忍者にあこがれる主人公[花菱烈火]は、炎を生みだす不思議な力を持っていた。
烈火はある日、治癒の力を持つ少女[佐古下柳]と出会い、お互いの力を打ち明けたことで友人となり、烈火は柳を自らの姫として守ることを誓う。
謎の女性[影法師]により魔力を持つ道具「魔導具」の存在を知る。
そんな中治癒の力を狙う存在により、佐古下柳が攫われてしまう。柳を救うべく仲間と共に戦いに身を投じていくというストーリー。
異能力バトルがベースとなるのだが、魔道具同士による戦闘や独特な画力と表現で、最初はありきたりなストーリー展開ながらも惹き込まれていき、どんどん面白くなっていきます。
それぞれの登場人物の関係性や、炎術の特性やバリエーションが好きで、戦闘シーンはもちろん、テンポアップさせる重要な要素かと思います。
個人的には大好きな作品で何度も読み返した漫画です。
12位【魔王城でおやすみ】熊之股鍵次 連載中
よく魔王にさらわれた姫を助けるため、勇者となる者が仲間と共に成長し、悪を討つというストーリーがあるが、本作は魔王にさらわれた姫が主人公となっている。
さらわれた姫は檻の中で、「寝る以外にすることがない」と自身の安眠を求めて魔王城で好き勝手するというコメディ作品である。
王道ファンタジーを皮肉るギャグもあり、笑えるポイントの多い漫画である。
人質であるはずの姫が好き勝手やるという面白さはもちろんだが、姫が魔物の一人一人と仲良くなっていき、関係性を築いていくことから少しづつ魔王城が良くなっていくのも見どころとなっており、いろんな視点から楽しめる作品となっています。
11位【H2】あだち充 全34巻(完結)
言わずもがな、タッチの作者であるあだち先生の6年ぶりとなる野球漫画。
親友でありライバルでもあるエースの[国見比呂]とスラッガーの[橘英雄]、名前の頭文字に「H」を持つ「2」人の野球少年であるヒーローと、比呂の幼なじみであり英雄のガールフレンドでもある[雨宮ひかり]と比呂が進学先の高校で出逢った[古賀春華]の「2」人のヒロインを軸に描かれた物語であるため、「H2」というタイトルとなっている。
野球にかける青春と恋が描かれており、最後までどうなるかわからないストーリー展開など、あだち先生の世界観が広がった作品となっている。
多くを語らず、少しづつ匂わせて深読みさせる手法で、どんどんH2の世界観にのめり込んでしまうかと思います。
おすすめランキング 10位→1位
10位【ハヤテのごとく!】畑健二郎 全52巻(完結)
主人公である少年[綾崎ハヤテ]の親がギャンブルで作った多額の借金を残し消えてしまう。
その返済のため、ハヤテ自身をヤクザに売り飛ばしてしまっていた。
命からがら逃げだすものの、所持金も全くないハヤテは一人でいた少女を誘拐して身代金で借金を返済しようと企むのだが、声のかけ方が微妙なニュアンスとなり、愛の告白とも勘違いした少女は自宅へ連れ帰る。
なんとその少女の家はかなりの大富豪で、ハヤテの借金を肩代わりし、その支払いのため、執事として雇うことになり、ハヤテの借金執事としての生活が始まるというストーリー。
ハヤテを取り巻く女性たちとのラブコメ要素もある、執事コメディ漫画となっており、ポイントを押さえたブラックコメディ系の笑いがツボとなるような面白い作品となっています。
9位【うえきの法則】福地翼 全16巻(完結)
正義感の強い中学生[植木耕助]が主人公。
神候補の天界人が自分の選んだ中学生に固有の特殊能力を与え、神の座を巡り、他の神候補の選んだ中学生と戦わせていき、最後に勝ち残った中学生の担当神候補は神に、中学生は「自分の好きな才能を何でも手に入れられる『空白の才』(くうはくのざい)」を手に入れることが出来るという。
掌で覆えるだけの大きさのゴミを木に変える能力を駆使し、悪と戦っていくというストーリー。
固有の特殊能力は万能というわけではなく、必ず「何かを別の何かに変える能力」という制限が設けられており、戦闘シーンに独特の深みを出しているのが面白く、発行巻数も少なめなので読み切りやすくなっているので、是非読んでみてほしい作品の一つです。
8位【だがしかし】コトヤマ 全11巻(完結)
海沿いにある田舎町に住む[鹿田ココノツ]の家は駄菓子屋を営んでいた。ココノツの父は家業を継がせたいと思っていたが、漫画家になる夢を持つココノツは断っていた。
ある日、大手お菓子メーカーの令嬢である[枝垂ほたる]と出会う。
ほたるは自社の店長にココナツの父を雇うため、ココノツを跡継ぎにさせるべく、駄菓子の魅力を熱弁して伝えていく姿を主軸にした駄菓子コメディ漫画である。
コメディながらも実在する駄菓子が出てきたり、ほたるの駄菓子マニアっぷりが面白かったりと一風変わった面白さがあり、「懐かしい~!」と思える部分も楽しめます。
恋愛要素も含まれており、二転三転するストーリー展開も飽きさせず、ラストまで読み進められる作品となっている。
7位【GS美神 極楽大作戦!!】椎名高志 全39巻(完結)
悪霊や妖怪の退治を仕事とするGS(ゴーストスイーパー)の中でもトップレベルの実力を持つが、お金に目が無く自分勝手極まりない性格である[美神令子]と、ドスケベで無類の女好きから美神の美貌に目がくらみ、時給250円という薄給で助手としてアルバイトをする[横島 忠夫]、幽霊だけど、優しく唯一まともだが天然ドジっ子の癒される存在の[おキヌちゃん]。
この三名を主軸にしたお色気要素も入った、妖怪退治をしていくギャグ要素強めのファンタジーバトル漫画である。
個性豊かなキャラクターと読み切りやすいストーリー展開もおすすめポイントです。
たまに訪れるシリアス展開も面白く、物語中盤から3人の過去や運命を取り巻く展開が広がっていき、面白さが加速していきます。
個人的には物語の重要なファクターとなる横山が好きで、何故か妖怪や物の怪の類に好かれてしまう体質などや、妙に正義感の強いところがあったりと、ストーリーを盛り上げる大きな要素となり、のめり込むこと間違いなしの作品になっています。
私は何度も読み返した作品ですので、おすすめ漫画の一つです。
6位【マギ】大高忍 全37巻(完結)
魔神と呼ばれる精霊を宿す「ジンの金属」が眠る迷宮。
その迷宮を攻略し、富と名声を夢見る[アリババ]の前に、謎の力を持つ少年[アラジン]が現れる。
アラジンの持つ力を使い、迷宮攻略に挑むのだが、次々と予測出来ない運命に巻き込まれていくというストーリー。
どこかほのぼのした優しい気持ちになるストーリー展開や、ジンが使う魔法の力を使った戦闘シーン、アラジンの過去やマギと呼ばれる「創世の魔法使い」の存在など、見どころの多い作品となっている。
シンドバッドをイメージした世界観も面白く、アラジンとアリババが少しづつ成長していく姿を応援したくなる、おすすめ漫画の一つです。
5位【最強!都立あおい坂高校野球部】田中モトユキ 全26巻(完結)
中学時代に活躍し、強豪校からもスカウトされる程の実力を持つ[北大路輝太郎]だったが、従姉である「鈴ねぇ」こと[菅原鈴緒]と幼少期に交わした「鈴ねぇを甲子園に連れて行く」という約束を守るため、推薦をけり、鈴ねぇが監督を務める「都立あおい坂高校」に入学する。
だが、あおい坂高校野球部は部員もギリギリの弱小チームだった。
小学生時代の輝太郎の仲間とも再開し、甲子園を目指すという王道野球漫画である。
ベタなストーリーながらも飽きさせない試合展開になっている。
主人公たちに都合の良い展開が多いイメージではあるので、挫折などのリアリティさは少ないものの、主人公たちが縦横無尽に活躍するのを楽しめるような印象の作品となっており、満足感を感じられて個人的に好きな漫画の一つです。
4位【モンキーターン】河合克敏 全30巻(完結)
「帯をギュッとね!」の河合先生の作品。
ゲームにもなっている程人気のある、競艇スポーツ漫画である。
幼少期から野球に打ち込んできた[波多野憲二]は高校生活最後の甲子園を予選敗退する。
その後、競艇ファンの担任に勧められ、競艇場でモーターボートとモンキーターンを体験したことで魅了され、競艇選手になることを決意する。
持ち前の身体能力と猛勉強の末、試験を合格し、競艇選手となるのだが、様々な出会いと出来事により、波乱万丈な選手生活を送っていくというストーリー。
あまり馴染のない競艇だが、その魅力や大変さがふんだんに織り込まれており、見ていてワクワクするストーリー展開にハマってしまう作品になっています。
ちなみに「モンキーターン」とは競艇における旋回法の一つで、ボート上に前傾姿勢で立ち上がり、舟の外側を蹴るように回ることで、外側に荷重がかかり通常の旋回よりも高速旋回が可能というもので、本作の中でも要所要所で活躍することからタイトルにもなったのではないかと思います。
3位【BE BLUES!〜青になれ〜】田中モトユキ 連載中
「最強!都立あおい坂高校野球部」の田中先生の作品。
サッカー日本代表入りを夢見る[一条龍]の成長物語。
天才と呼ばれたサッカー少年だったが、友人を庇おうとした結果、道路わきの階段から転落してしまい、手足と腰椎の骨折という重傷を負ってしまう。
競技生活はもとより普段の生活を送ることも懸念される中、困難な状況を乗り越えてながら、サッカー選手として復活していく姿が描かれている。
ストーリー展開はもちろん、サッカーの描写がとても上手で、ゴール前での緊迫感や1対1での攻防の躍動感など、本格的なサッカー漫画となっている。
野球やバレーボールにサッカーと畑が違うながらも、それぞれの良さを引き出し、表現している田中先生のすごさを感じつつ、サッカーの魅力を存分に楽しませてくれる高揚感の得られる作品となっています。
2位【史上最強の弟子ケンイチ】松江名俊 全61巻(完結)
いじめられっ子である[白浜兼一]が女性武術家の[風林寺美羽]と出会う。
好きになった女性を守れるくらい強くなりたいと、様々な武術を極めた達人たちが共同生活をしている道場「梁山泊」に入門し、弟子入りをするのだが、その個性豊かな達人たちにハチャメチャな修行をさせられることとなる。
現れる強敵たちや仲間たちに影響され、肉体的にも精神的にも成長していく姿が描かれている。
迫力のある戦闘シーンや、規格外の達人たちの凄さも面白く、スタイル抜群の美女たちのセクシーなお色く描写が多いのも特徴的な漫画である。
個人的には、達人たちに「全く才能がない」と言われ、過酷な修行から逃げ出すこともしばしばなケンイチが戦う度に成長していく様がとても好きな、何度も見返している程のおすすめ漫画です。
1位【名探偵コナン】青山剛昌 連載中
アニメ化や映画化もされている大人気の推理漫画です。
知らない人の方が少ないのではと思う程有名な漫画ですね。
高校生探偵[工藤新一]がある事件をきっかけに「黒の組織」によって薬で少年化させられ、自身が生きていることを隠すために[江戸川コナン]と名乗り、幼馴染の[毛利 蘭]の父で、うだつの上がらない探偵の父[毛利 小五郎]の事務所に転がり込み、情報を集めつつ、組織の行方を追いながら数々の事件を解決していくというストーリー。
基本は数話毎で完結するストーリー仕立てで、度々起こる事件を解決していくというものなので、読みやすくなっているのも特徴の一つ。
「黒の組織」をめぐる事件や人物の登場や、蘭との恋模様も描かれており、見どころの多い作品である。
1994年から連載されており、長年にわたり少年サンデーを牽引してきた代表作かと思います。
本作には、青山先生の作品「まじっく快斗」の主人公となる[怪盗キッド]も登場し、工藤新一と瓜二つの顔という設定も相まって、良いキャラ立ちとなっているのが個人的には好きな設定となっています。
名前は知っており、なんとなくは知っている方やテレビでやっていた劇場版は見たことあるが、ちゃんとは見たことないという方には是非読んでほしい作品ですね。
ちなみにコナンは見てるけど、「まじっく快斗」を見たことがないという方は是非、こちらも読んでみて下さい。
怪盗キッドを好きになること間違いなしです☆
今これが熱い!おすすめ漫画を紹介
名作揃いのランキングでした!
中でも、ランキングに入れるよりおすすめしたいと思った、個人的におすすめな漫画を紹介します!
ほんとに面白いので、知っている方も多いかもしれませんが…(笑)
【葬送のフリーレン】原作:山田鐘人 連載中
魔王討伐までを描く漫画が多い中、この作品は魔王討伐後を描いた物語である。
1話目に魔王討伐後の凱旋から描かれており、どんどん惹き込まれていく作品です。
魔王討伐を果たした勇者パーティ、人間の勇者[ヒンメル]と僧侶[ハイター]、ドワーフの戦士[アイゼン]、エルフの魔法使い[フリーレン]は10年間もの旅路を終え、感慨にふけっていた。
だが、1000年以上生きる長命種のエルフであるフリーレンにとっては、その10年という旅路はとても短いものであった。
50年に一度降るという「半世紀(エーラ)流星」を見た4人は50年後にまた一緒に見ようと約束し、パーティは解散する。
そして50年後、全く変わらないフリーレンとは違い、すっかり年老いたヒンメルやハイター、アイゼンと共に流星群を観賞する。
その後ヒンメルは亡くなり、彼の葬儀でフリーレンは初めて自分がヒンメルについて何も知らず、知ろうともしなかったことに気付いて涙する。
その悲しみに困惑した彼女は、人間を知るための旅に出ることにするというストーリー。
長寿のエルフの感覚と短命の人間の時間に対する概念や感じ方の違いをうまく描かれており、旅を続けることで徐々にヒンメルや仲間のことを知っていく感覚は不思議であり、どこか嬉しくなるような作品です。
戦闘シーンはあるものの、基本はまったりした雰囲気の、独特の世界観に包まれる感覚の漫画であり、話を重ねる毎にキャラクターたちを好きになっていくような、個人的には大好きな漫画です。
【よふかしのうた】コトヤマ 連載中
告白してきた女子をふったことが原因で彼女の友達に責められ、何もかもが嫌になり、不登校になった中学生の[夜守コウ]は不眠症に悩まされていた。
ある夜、初めて一人で外出した際に吸血鬼である[七草ナズナ]と出会う。
コウは自らも吸血鬼になりたいと望むが、好きになった吸血鬼に血を吸われないと吸血鬼になれないことを知り、毎晩ナズナと会い、彼女に恋をして吸血鬼になろうとするというストーリー。
恋を知らない少年と自由奔放だが純情な一面を持つ吸血鬼とのラブストーリーを描いた作品。
女性に対して苦手なのに恋をしようとするコウと、格別に美味いコウの血を飲みたいナズナが何度も会い、時を重ねる毎に変わっていく心境の変化や関係性は面白く、何故だかどんどん惹き込まれていってしまう、そんな作品となっています。
【トニカクカワイイ】畑健二郎 連載中
成績優秀な主人公[由崎星空(ナサ)]は偶然道端で出会った少女[月読司]に一目惚れする。
彼女に声をかけようと道路を横断した際事故にあってしまう。身を挺して助けようとしてくれる司だったが、名前も告げずに去ろうとする彼女に、事故で満身創痍の状態であるにも関わらず司を追いかけ、そのまま告白をする。
「結婚してくれるなら付き合う」と返すと、ナサは即答で承諾するものの、事故の影響で意識を失ってしまう。
その後行方も分からず会えないままナサが18歳になったある日、突然司が現れ、そのまま婚姻届けを出し、二人は夫婦となるというストーリー。
結婚までを描く漫画は多いが、この作品は結婚後の話を主軸にしており、二人の過去や人物像が少しずつ明らかになっていく様子が描かれている。
周りの人間や、出会う人たちとのトラブルに巻き込まれながら、二人が夫婦として関係性を築いていく物語が面白く、司のとにかくカワイイ姿に癒される作品となっています。
読み進める中で、明らかとなる司の秘密には驚かさせますが、その反面、この二人の今後が気になるストーリー展開に、続きが気になること間違いなしの個人的におすすめの漫画です。
ライターからヒトコト
いかがでしたでしょうか?
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今回は計40作品の紹介となりましたが、他にも隠れた名作やあなたにドンピシャの漫画はたくさんあるかと思います。
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