週刊誌別ランキング

ヤングジャンプ漫画の厳選おすすめランキング30選

数々の大ヒットを生み出し続けて40年以上もの歴史のあるヤングジャンプ。
多種多様な作品がアニメ化・映画化され、未だなお衰えることのない少年誌です。
少年誌と言っても、男性・女性問わず、大人も子どもも大好きで幅広い層に好まれている名作揃いの漫画の中から、名作・最新作を混じえ、独自の集計と好みを織り交ぜた、おすすめ作品をランキング形式でご紹介します!

作品のジャンルを紹介

ランキングを発表する前に、まずは作品のジャンルを紹介します。
好みの作品を探してみるのも良いのではないでしょうか(*˘︶˘*)

王道であるバトル系

出典:https://books.rakuten.co.jp/

どの誌面でも多いジャンルではないかと思います。
現在はファンタジーやSFの要素を盛り込まれたバトル系漫画も多数ありますが、迫力のあるバトルシーンはもちろん、敗北を知り、努力や仲間との力を合わせ、強大な敵と闘い勝利するなど、見どころの多いジャンルです。

仲間との友情やスポーツを通じて心をアツくする青春・スポーツ系

出典:https://books.rakuten.co.jp/

仲間と成長する姿や苦戦しつつも勝利する喜び、その逆に敗北することの悔しさとそこから更に上を目指す姿が心躍る作品が多くて目移りしちゃいますよね。
様々なスポーツが描かれており、知らなかったルールや面白さを知れる楽しみもあるジャンルです。

ハラハラ・ドキドキしちゃうけど続きが気になるサスペンス・ミステリー系

出典:https://books.rakuten.co.jp/

ヤングジャンプの中では数の多いジャンルではないでしょうか。
ふとした会話に伏線が張られていたり、次はどうなるのだろう、続きが気になる!とついつい止まらなくなってしまうジャンルですね。

こんなシュチュエーションにドキドキキュンキュンしちゃうラブコメ系

出典:https://books.rakuten.co.jp/

こんなシュチュエーションになってみたい、こんな仕草されたら胸きゅんしちゃうなど、ヒロインに恋したり、学生時代を思い浮かべて甘酸っぱい気持ちになったりする方も多いのではないかと思うジャンルですね。

怖いけど気になってしまう非日常を楽しめるホラー系

出典:https://books.rakuten.co.jp/

怖いけど気になる…背筋がゾクゾクする感覚を楽しみたい方におすすめのジャンルです。
心霊系から人怖まで、いろんな作品が楽しめます。

 

もはや伝説の名作となったレジェンド漫画

ランキング発表の前に、知名度はもちろん、誰しもが知っているレジェンド漫画を紹介します。
名前は知っているが、内容はなんとなくしか知らない方やきちんと見返したい方、あの名シーンを読み直したいという方はチェックしてみて下さい☆

【サラリーマン金太郎】本宮ひろ志 全30巻(完結)

暴走族「八州連合」の元総長の[矢島金太郎]は、亡き妻の忘れ形見である[竜太]とともに漁師をしていたが、事故で漂流中だった「ヤマト建設」の会長[大和守之助]を救った事をきっかけに、ヤマト建設に見習い社員として入社することとなる。
サラリーマンとしての枠に捉われなず、型破りで大胆な行動から、周りを巻き込み、感化させながら成長していく姿を描いた物語である。
テレビドラマ化もした大人気作品である。
ちなみに、本編は30巻で完結しているが、続編も多数発刊されているので、一覧にまとめておきます。

◎「サラリーマン金太郎 マネーウォーズ編」全5巻 (2006年4月~2006年12月発行)

◎「新サラリーマン金太郎」全7巻 (2009年8月~2011年3月発行)

◎「サラリーマン金太郎 五十歳」全4巻 (2015年7月~2016年4月発行)

【孔雀王】荻野真 全17巻(完結)

密教の退魔師である主人公の[孔雀]が、さまざまな法術を使いこなし、現代社会の怪奇現象を解決していくというストーリーで、日本のみならず中国や西洋の魔人、神話の神々とのバトルをくり広げています。
密教や宗教、神や悪魔など、オカルト好きにはたまらない作品で、壮大で圧倒的な世界観を楽しめるかと思います。
「宗教漫画ブームのはしり」と称されており、他の漫画を気にすることなく、伸び伸びとした設定が楽しめる作品となっています。
こちらの作品も人気が高く、掲載誌を変えつつ、続編となるシリーズも多数発刊されていますので、一覧にまとめます。

◎「孔雀王 退魔聖伝」全11巻 (ヤングジャンプ掲載)

◎「孔雀王 曲神紀」全12巻 (ヤングジャンプ掲載)

◎「孔雀王ライジング」全10巻 (ビッグコミックス掲載)

◎「孔雀王-戦国転生-」全5巻 (コミック乱掲載)

【LIAR GAME】甲斐谷忍 全19巻(完結)

実写映画化もされた人気の高い、有名な漫画です。
突如「LIAR GAMEに参加される場合のみ、この箱をお開けください」という手紙とともに小包が届く。
周囲から「バカ正直のナオ」と呼ばれるほど、他人を信じやすい女子大生の[神崎直]は、特に考えもせず小包を開いてしまう。
中には現金で1億円が入っており、「勝者には1億円が渡され、敗者には1億円の負債が残る」という「1億円争奪ゲーム」へ強制的に参加させられることとなる。
いかなる手段を用いても構わず、対戦相手からマネーを奪うというゲームが開始されるのだが、ゲーム序盤で中学時代の恩師[藤沢]にまんまと騙され、1億円を奪われてしまった神崎は、出所したばかりの天才詐欺師[秋山深一]に助けを求める。
秋山の助けにより1億円は取り返せたのだが、二人はこの疑心暗鬼極まりないゲームをどう攻略していくのか…というストーリー。
他人を陥れ、何も信じられない状況の中、信じ合うことに希望を見出した二人の行く末や、知恵や交渉力などの心理戦は見どころの作品となっています。

厳選おすすめランキングを発表!

ヤングジャンプ内の作品にまとめました。
漫画好きには大体は知っている作品がラインナップしていると思いますが、これから新規開拓したい方や名前だけは知っているが内容を知らない方などは是非読んでみてほしい作品ばかりですので、是非お試しくださいね☆

おすすめランキング 25位→21位

25位【SIDOOH-士道-】髙橋ツトム 全25巻(完結)

動乱の幕末を舞台に、武士道を貫き、たくましく生きる兄弟が描かれている。
兄の[雪村翔太郎]は病で亡くなった母の「腕を磨け」という言葉を胸に、父の形見の刀で弟[雪村源太郎]と共に強くなる成長を描いたストーリーである。
筆書きのようなタッチの絵が時代背景にマッチしており、味のある画風となっており、実在の偉人たちも出てくるため、キャラクターに親近感が持ちやすくなっているのも特徴の一つ。
「スカイハイ」の作者、高橋先生らしさのある作画や空気感が楽しめる作品となっている。

24位【有害都市】筒井哲也 全2巻(完結)

「予告犯」や「マンホール」の作者、筒井先生の作品。
東京オリンピック開催を翌年に控えた2019年、日本では「環境浄化」が叫ばれ、新法案の「健全図書法」が施行されていた。
いかがわしい物、卑猥な物が排斥されていく中、アシスタントを経て初掲載となった[日比野幹雄]だったが、連載1回目にしてホラー・アクション漫画の「DARK WALKER」が不健全ということで圧力がかかり、掲載号が回収されることになってしまう。
表現規制の壁に立ち向かい、「自分が本当に描きたい漫画」を追い求める姿が描かれている。
一風変わった内容ながらも、苦悩や葛藤がうまく表現されており、何故かのめり込んでしまう漫画となっている。

23位【マンホール】筒井哲也 全2巻(完結)


ある日、右目が白濁し、泥だらけの全裸男が現れる。
道を歩く大学生に言葉にならない声で語りかけたあと、突如吐血する。
それを見てパニックになった大学生に突き飛ばされ、倒れた拍子に後頭部を強打して死亡してしまう。
謎の男を検死解剖した結果、謎の寄生虫が発見される。
事件性を感じた刑事の[溝口健]と[井上菜緒]は聞き込みを進める内、ある「マンホール」に疑問を抱く。
驚異的なスピードで感染し、謎の症状を発症する寄生虫を誰が何のために広めたのか、真相に迫る…というストーリー。
グロテスクな表現がやや多いものの、次の展開が気になるバイオサスペンス漫画である。

22位【バイオーグ・トリニティ】原作:舞城王太郎・作画:大暮維人 全14巻(完結)

両手に穴が空く現象を「バグ」と呼び、その「バグ」の保有者は「バグラー」と呼ばれ、穴に物質を吸収、融合させることができる能力を持っていた。
そんな人たちがごく普通に存在している世界が舞台となっている。
「バグラー」を吸収することで無限に穴を増やすという違法行為を行う「バイオーグ」と呼ばれる者たちと、それを取り締まる「バイオーグハンター」との戦いが描かれている。
奇抜な発想と、奥深い物語に、大暮先生の画力が合わさり、とても面白い作品となっている。
表裏のない性格で顔が広い高校生[藤井]とバイオーグハンターの同級生[穂坂 正路]のダブル主人公と、ヒロインとなる穂坂の幼馴染[榎本 芙三歩]の関係性や本人も気付いていない真相など、見どころの多い漫画である。

21位【天上天下】大暮維人 全22巻(完結)

日本中の武道家の子弟が通う「統道学園」で強大な力を用いて学園を支配する「執行部」と「柔剣部」の戦いをメインにしたシナリオで、特殊な力を宿す高校生の不良少年[凪宗一郎]を主軸に物語は構成されている。
圧倒的画力を持つ大暮先生ならではの作画と、独特な格闘技や戦闘シーンが特徴的な漫画。
異能の力と常人の力がうまく描かれており、心の葛藤やキャラクターの心情など、いろいろと考えさせられる内容でもあるのが好きなところでもある。
部活の合宿や、等身大の高校生を描いたシーンと、暴力シーンや流血・レイプなどの過激な描写があり、緩急の激しいところが逆に面白く、個人的にはとても大好きな作品となっています。

おすすめランキング 20位→11位

20位【極黒のブリュンヒルデ】岡本倫 全18巻(完結)

一度見聞きしたことを忘れない高校生の[村上良太]は子どもの頃に事故死した幼馴染の[クロネコ]との「宇宙人の存在を証明する」という約束を守るべく、NASAを目指していた。
そんな中、クロネコと瓜二つの転校生[黒羽寧子]と出会う。
彼女は、物体を破壊する超能力を持つ「魔法使い」だった。
「予知」や「転位」、「再生」などの特殊能力を持つ仲間たちと共に、次々と送り込まれてくる刺客の魔女たちと戦いながら、「魔法使い」の謎を解明していくというストーリー。
恋愛要素も楽しめるが、陰惨なシーンも多く、独特な空気感を感じられるダークファンタジー作品で個人的には好きな漫画である。

19位【夜王】原作:倉科遼・作画:井上紀良 全29巻(完結)

北海道から上京してきた[的場遼介]が新宿の歌舞伎町を舞台にした、ホストの物語である。
やや誇張してはいるものの、あまり見知れないホストの世界を楽しめる作品。
ホストクラブ「ロミオ」で繰り広げられるホスト仲間との努力や友情、ライバルとの対決、お客として登場する女性たちとの恋愛模様など、いろんな角度から楽しめるのも特徴の一つである。
一つ一つのストーリーも奥深さがあり、様々な人間模様を読み解けるおすすめ作品となっています。

18位【クノイチノイチ!】金沢真之介 全5巻(完結)

女顔で小柄な体形から、見た目は女性の[久野一(イチ)]は修学旅行で忍者村にやってくるのだが、いつの間にか過去の忍者村にタイムスリップしてしまう。
現代に戻るため、奪われた「忍法帖」を取り戻すため伊賀の忍術学園に潜入することとなるが、この学園は「男子禁制のくノ一学園」だった。
女性に対して免疫のイチの周りは魅力的な「くのいち」だらけ。
果たしてイチは無事に現代に戻れるのか?!というストーリー。
お色気たっぷりの作品で、年頃の男子にはたまらない漫画ではないでしょうか。
金沢先生の画力も高く、出てくる女性は可愛い子ばかりです。
特に巨乳のくノ一[あやめ]は必見で、1巻で彼女の胸が露わになる描写が多く出てきます。
ストーリー展開もテンポが良く、飽きずに楽しく読み進められるので、いろんな意味で楽しめる作品となっています。

ちなみに、本作「クノイチノイチ!」は一部となり、二部の「クノイチノイチ!ノ弐」も全5巻で発刊されているので、興味のある方は読んでみて下さい☆

17位【リクドウ】松原利光 全23巻(完結)

主人公の[芥生リク]は想像を絶する幼少期を過ごす。
実父は借金を苦に自殺し、母親はヤクザの愛人になり薬付け、愛人のヤクザからは虐待で殺されそうになります。
正当防衛とはいえ、そのヤクザを殺したことで「人殺し」のレッテルを貼られ、児童養護施設で育つ。
自身を助けてくれた元ボクサーの取り立て屋[所沢]の拳に憧れ、自らが強くなるためにボクサーを目指すというストーリーなのだが、鬼気迫るような迫力のある画風と、壮絶なストーリーでどんどん惹き込まれます。
何事にもブレず、死ぬ気で芯を通すリクの姿に心を揺さぶられます。
衝撃的なシーンも多く、1巻冒頭の4ページでは自殺した実の父親をサンドバッグ代わりに殴っているシーンもある位、濃厚な内容の作品となっています。

16位【干物妹!うまるちゃん】サンカクヘッド 全13巻(完結)

外では才色兼備で人気も高く完璧なのだが、家ではグータラに過ごす女子高生の[うまる]と、心根が優しく責任感の強い兄[タイヘイ]との日常のドタバタを描いたギャグ漫画である。
外では容姿端麗で品行方正なうまるが家に帰ると二頭身キャラに変身して、夜更かしに偏食などグータラな生活を送るというギャップを元に面白おかしく描かれており、アニメ化やスピンオフなども多く出されている人気作品となっている。
面白い要素は盛沢山ながらもどこかほっこりするので、個人的には大好きな作品である。

ちなみに続編となる「干物妹!うまるちゃんG」も全18話と短いながらも発刊されているので、興味のある方は是非読んでみて下さいね☆

15位【ONE OUTS】甲斐谷忍 全20巻(完結)

「LIAR GAME」の作者、甲斐谷忍先生の作品。
題材としては野球漫画なのですが、王道の野球漫画とは毛色の違う作品となっています。
主人公の[渡久地東亜]は沖縄で賭野球(ワンナウトと呼ばれる独自ルールの一打席勝負)で生計を立てていた。
そんな中、プロ野球選手との勝負に負けたことをきっかけに、プロ野球チームにスカウトされます。
だが、その球団はお金にしか興味がなく、八百長まがいの事にも手を染める最悪のオーナーだった。
東亜はワンナウトを取る毎にプラス500万円、逆に1点取られる毎にマイナス5000万という完全出来高制の年俸契約「ワンナウツ契約」を提示し、まさかのプロ入りを果たすというストーリー。
剛速球を投げるわけでもなく、120前後のストレート球しか持たない東亜だが、心理を巧みに読み取る力で勝負する姿はおよそ王道野球漫画とは言えず、どちらかというとギャンブル漫画要素の強い作品かと思います。
好き嫌いが分かれるかと思いますが、ライアーゲームの好きな方はドンピシャの漫画かなと思います。

14位【予告犯】筒井哲也 全3巻(完結)

ネット犯罪の対策部署として設立されたサイバー犯罪対策課では日夜犯罪を防ぐためネットをチェックしていた。
そんなある日、動画サイト「YOURTUBE」に、新聞紙を頭に被った男が放火予告の動画をアップしているのを発見する。
その後も度々犯罪予告動画をアップする男に、警視庁は「新聞男」と名付ける。
捜査を続ける内、サイバー犯罪対策課は複数犯であると睨み、本腰を入れ、更なる捜査に望む。
果たして新聞男はただの愉快犯なのか、何かの意図があるのか…というストーリーで、新聞男と警視庁のやりとりを描いたサスペンス漫画である。
ネット用語なども用いられており、現代風な作風だなと感じる反面、少しとっつきにくい感じはありましたが、ストーリー展開もテンポ良く、サクサク読み進められました。
いろいろと考えさせられる点もあり、最終話に読み進めるうち、偶然が必然であったり、サスペンスの良いところが感じられる漫画だなと感じられる作品です。

ちなみに、本編「予告犯」のスピンオフ作品となる「予告犯 -THE COPYCAT-」も全3巻で発刊されており、シンブンシの模倣犯(コピーキャット)を行う高校生グループの物語が描かれていますので、興味がある方は是非読んでみて下さい☆

13位【リアル】井上雄彦 連載中

バスケのレジェンド漫画「SLAM DUNK」や「バガボンド」の作者である井上先生の作品。
車いすバスケットボールを題材に物語は描かれているのだが、事故や病気により車いす生活を余儀なくされた主人公たちの障害に対する葛藤や苦悩が描かれており、タイトルの「リアル」は「現実」を意味されていることから、それぞれの苦悩や生き方がより表現されているように感じます。
ただ、挫折や困難に怯まず、前に向かって強気に進もうとする主人公 の姿に心を動かされ、井上先生の躍動感のある画風も相まって、考えさせられるものの、楽しませてくれる。そんな作品となっています。

12位【ZETMAN】桂正和 全20巻(完結)

「ウイングマン」や「電影少女」「I"s」などの名作を多く手掛けた桂先生の作品。
大企業「アマギコーポレーション」の極秘研究によって生み出された新たな生命体 「Z・E・T」と「プレイヤー」と呼ばれる異形・異能を持つ者たちをメインテーマに、ホームレス出身の[ジン]とアマギコーポレーションの社長御曹司[コウガ]の二人を中心に物語は構成されている。
青年誌ならではの、暴力的・性的・非道徳的というような過激な描写を含みつつ、桂先生の圧倒的画力が強力なスパイスとなった作品で、「正義とは何か、 悪とは何か」という永遠のテーマとも言える題材をより考えさせられる内容で、心の葛藤や次々と明らかになっていく謎など、どんどんZETMANの世界観に惹き込まれていく漫画となっています。
個人的には、テレビの中のヒーロー「アルファス」を圧倒的な技術力で現実化され、生身の人間であるコウガが自分が信じる正義のために戦う姿が好きで、幼く真っすぐな青年が心に葛藤を抱きながら成長する姿が好きで、応援したくなるキャラです。

11位【ハチワンダイバー】柴田ヨクサル 全35巻(完結)

プロ棋士を目指していた[菅田健太郎]だったが、将棋の世界は厳しく、四段昇格ならずプロへの道を断念する。
日銭を稼ぐため素人相手に賭け将棋で生活していたが、勝負に勝ち過ぎたことで対局を避けられるようになっていた。
そんな折、秋葉原に「アキバの受け師」と呼ばれる凄腕棋士の噂を耳にする。
興味が湧き、秋葉原に赴くのだが、そこにいたのはメガネの女性棋士だった。
勝負を挑むものの、完敗するが忘れていた将棋への情熱を取り戻すというストーリー。
集中し、本気を出す際に「ダイブ!」と叫び、将棋の盤(9×9=81)の潜ることから、ハチワンダイバーと名乗ることからタイトルとリンクするようになっている。
ストーリー構成の主軸は将棋なのだが、なかなか将棋というと理解されにくいニッチなジャンルに感じられますが、独特な表現や必殺技を用いられていたり、様々なものを賭ける「賭け将棋」というシステムをうまく展開に盛り込むことで、「将棋を題材にしたアクション漫画」というとても面白い作品となり、ファンも多い漫画です。

おすすめランキング 10位→1位

10位【銀河英雄伝説】原作:田中芳樹・作画:藤崎竜 連載中

「創竜伝」や「アルスラーン戦記」などの代表作を書かれている小説家の田中先生と、「封神演義」などの代表作を描かれている藤崎先生の作品。
理念の違いにより150年もの間、皇帝を戴く「銀河帝国」と、それに異を唱える「自由惑星同盟」が戦争をしている世界で後に英雄と呼ばれる者たちを描いている。
宇宙空間を舞台にしており、天才と天才が織りなす頭脳戦が見どころとなっており、銀河帝国の「常勝の天才」[ラインハルト]と、自由惑星同盟の「不敗の魔術師」[ヤン・ウェンリー]の二人の知略バトルは見ていてとても面白いです。
ジャンルとしてはSF歴史物ですが、SFにも歴史にも偏りすぎていないので、あまり見ないジャンルでしたが、私はとても好きな作品です。

9位【高校鉄拳伝タフ】猿渡哲也 全42巻(完結)

最強として名高い実戦的古武術「灘神影流」の継承者である高校生[宮沢熹一]が空手や柔道、ボクシング、ムエタイに相撲など、様々なプロの格闘家とバトルを繰り広げて、自身を磨き、成長していくという王道バトル漫画。
実在の格闘家やプロ選手をモデルにしており、多少あり得ない技はありつつも、実践的なバトルシーンは躍動的で熱くなる内容となっている。
灘神影流VS他流試合がメイン構成となっているが、灘神影流をめぐる宮沢家のいざこざも見どころの一つで、熹一の父である[宮沢 静虎]と静虎の双子の兄[宮沢 鬼龍]の超人的な強さを持つ二人の死闘も描かれており、熹一のいる強者のステージと、静虎らの超人的強さのステージという二段階の強さのステージがあることでバトルに深みを持たせているように感じます。
格闘とメインとしたバトル漫画が見たい人にはピッタリの作品ではないかなと思います。
とても人気の作品で、続編や短編集も発刊されているので、記載しておきます。

◎熹一が19歳になり、闇試合「ハイパーバトル」を経て、熹一の出生の秘密が明らかとなっていく「TOUGH

◎熹一の父[静虎]を中心とした外伝「タフ外伝 OTON

◎週刊プレイボーイにて連載中の、「TOUGH」の外伝・続編として、10年以上後の時代を舞台に、鬼龍の息子[龍星]の戦いが描かれた「TOUGH外伝 龍を継ぐ男

8位【華麗なる食卓】ふなつ一輝 全巻(完結)

カレーを題材にした世界初のグルメ漫画。
その内容やクオリティから、ハウス食品とコラボされ、コンビニ限定で販売された程。
カレーのスパイスや作り方はもちろん、カレーに関連するサラダやインド料理も描かれており、とても奥深い内容になっている。
ただのグルメ漫画ではなく、躍動感のあるシーンや青年誌ならではの女性キャラクターによる過激な性的描写が描かれているのも特徴の一つです。
とても面白い作品なのですが、影響を受けやすい私は読むたびにカレーが食べたくなってしまう飯テロ的漫画かと思いますので、読む際はお気をつけて下さい(笑)

7位【嘘喰い】迫稔雄 全49巻(完結)

ギャンブルを題材にした作品で、「嘘喰い」の異名を持つ天才的な凄腕ギャンブラー[斑目 貘]が主人公。
実在のギャンブルやオリジナルのゲームなど、幅広い種類の戦いがあり、キャラクター同士の頭脳戦が見どころの漫画。
生死をかけた戦いや負けたものの逃走を図るシーンもあることから、時折アクションや格闘漫画の様相が見れるのも特徴的である。
物語の構成がうまく、上手にミスリードがされており、多々どんでん返しが起きるのが個人的には見ていて飽きないストーリー展開でさくさく読み進められる作品なのでおすすめです。
人気も高く、2022年に実写映画化され、スピンオフ作品となる「嘘喰い -立会人 夜行妃古壱-」も連載されているので、さらに人気が高くなるのではないのかなと思います。

6位【かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜】赤坂アカ 連載中

エリートたちが集う名門校「秀知院学園」を舞台に繰り広げられる恋愛頭脳戦を繰り広げるラブコメ漫画。
アニメ化や実写映画化もされた大人気作品。
生徒会メンバーの副会長[四宮かぐや]と会長の[白銀御行]は互いに好意を寄せているものの、高すぎるプライドが邪魔をして、互いに告白出来ずにいた。その関係が続く内、いつしか「告白=負け」と捉えるようになり、二人は相手に告白させようと様々な方法で攻防を繰り広げるというストーリー。
相手の気持ちがわからないドキドキ感という恋愛要素はないものの、互いの気持ちがわかっていながら駆け引きをする姿や、ついつい告白してしまいそうになってしまう姿など、違う視点から楽しめるラブコメ作品となっている。
個人的には箱入り娘のかぐやの箱入り具合も面白さの一つとなっており、いろんな表情を見せる姿が妙に愛らしく感じるため、面白さが倍増しているのではないかなと思います。

5位【テラフォーマーズ】原作:貴家悠・作画:橘賢一 連載中

火星を地球と同じようにテラフォーミングするために放ったゴキブリが異常進化し、人型となった「テラフォーマー」と、それを駆除する人間との戦いを描いた作品である。
ゴキブリの身体能力を維持したまま人型となったため、普通の人間では太刀打ち出来ないため、「バグズ手術」を行ない、昆虫の能力を持つ昆虫人間となり戦うため、深みのあるバトル展開がとても面白く表現されている。
ただ、ゴキブリは1匹いたら100匹はいると言われるように、その繫殖力に伴う数の暴力により、度々窮地に陥る様子から、バトル一辺倒ではなく、パニック映画のような怒涛のストーリー展開があり、人気の高い作品である。
アニメ化、映画化などもされており、非常に人気の高い漫画ですが、長期休載しており、再開のめどは立っていないので、完結するのかどうかが少し不安な面はありますが、既刊の内容でもとても楽しめる内容の為、ランキングは上位になっています。

4位【ゴールデンカムイ】野田サトル 連載中

明治後期の北海道を舞台にした、金塊をめぐったサバイバルバトル漫画。
日露戦争を生き抜いた「不死身の男」の異名を持つ[杉元 佐一]とアイヌ民族の少女[アシㇼパ]を主人公としている。
やや残忍で過激なシーンはありつつも、コミカルな描写やアイヌ文化も盛り込まれており、読みやすい作品となっている。
バトルは超人的な能力はややあるが、超能力的な力は用いず、銃やナイフ・格闘といったリアルなバトルシーンとなっているので、ストーリー構成と相まって、よりリアルな表現となっているのが個人的にはツボで、ゴールデンカムイの世界観に入り込みやすいため、人気が高いのではないかなと思います。
戊辰戦争で死んだはずの土方 歳三が実は生きていたという設定でいろんな派閥や思惑が入り組んでおり、よく練り込まれた話なので、とても楽しめるおすすめ漫画です。

3位【東京喰種トーキョーグール】石田スイ 全14巻(完結)

人を喰らう正体不明の怪人「喰種(グール)」が人間社会に紛れ込み、蔓延した世界の話。
大学生の[金木研]は以前から魅かれていた女性[神代利世]と良い感じになっていたのだが、突如襲われる。
瀕死の重傷となりながらも、工事現場の鉄骨落下事故によりリゼの捕食を免れ、一命を取り留める。
同事故現場より救急搬送され、金木を助けるため、医師はリゼの臓器を金木に移植し、命を救われる。
しかし、この臓器移植により金木の身体は変化し、「半喰種」となってしまう。
人間の身体から喰種となったことで、今までの感性・価値観は一変され、苦悩と恐怖の世界に身を置くことになるというストーリー。
過激な描写も多いものの、いろいろ考えさせられる内容になっており、人間側の意見や考え方、喰種側の思いや行動など、深く知れば知る程、互いの言い分もあり、一人の行動で全体を意識づけられてしまい、食い違いによる弊害が出るのだなと感じさせる程、良く出来たストーリー構成と展開で、切なくなる内容が多いながらも、とても面白い作品である。

ちなみに、本作「東京喰種トーキョーグール」は第一部となり、第二部となる「東京喰種トーキョーグール:re」も全16巻で完結しています。

アニメ化や実写映画化もされている人気の高い作品ということもあり、スピンオフ作品となる「東京喰種トーキョーグール [JACK]」も電子書籍のみで発刊されています。

2位【GANTZ】奥浩哉 全37巻(完結)

一度死んだ人間をランダムで選び、再生させ、星人と呼ばれる地球外生命体と命がけの戦いを強要する謎の球体「ガンツ」。
ごく普通の高校生[玄野計]をメインにストーリー構成されているのだが、使う武器や身体能力を向上させ、防御力も向上させるスーツなど、人間をそのまま転送させる技術など、およそ現在の地球では作れないであろう技術が駆使された世界観はとても面白い。
日常と非日常がうまく描かれており、様々な性格・個性のあるキャラクターが物語やバトルシーンに緩急をつけられているように思います。
輪切りになった断面図やグロテスクなシーンと過激な性描写も多く含まれており、エログロ系が好きな方にはもちろん、多角的に楽しめる作品となっています。

ちなみに玄野たちは東京を舞台にしているのだが、大阪での死闘をまとめ、本編には描かれていなかった50ページ分のエピソードが追加された「GANTZ/OSAKA」も発刊されていますので、興味がある方は是非読んでみて下さい☆

1位【キングダム】原泰久 連載中

古代中国の戦国時代を舞台にしており、500年の争乱が続く中華を統一を目指す、後の始皇帝となる第31代秦王[嬴政]とその元で「天下の大将軍」を目指す主人公[信]を主軸に物語は描かれている。
タイプの違う二人で戦う場も違う二人だが、同じ夢を描き、共に死線をくぐったことから、立場は関係なく心で通じ合っている二人の関係性が個人的には好きなポイントです。
戦いも万を超える軍勢同士の戦いや、豪将と豪将の一瞬の隙も見せられないような迫力ある戦闘の力強いタッチで描かれており、常に続きが気になる程のめり込んでしまう程面白い作品です。
一時、キングダムブームとなり、アニメ化・実写映画化もされている大人気作品で、知っている方がほとんどでしょうが、かなりおすすめ漫画ですので、見ていない方は是非読んでみて下さい☆

今これが熱い!おすすめ漫画を紹介

名作揃いのランキングでした!
中でも、ランキングに入れるよりおすすめしたいと思った、個人的におすすめな漫画を紹介します!
ほんとに面白いので、知っている方も多いかもしれませんが…(笑)

【推しの子】原作:赤坂アカ・作画:横槍メンゴ 連載中

「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜」の作者、赤坂先生が原作となる作品。
「かぐや様は告らせたい」との二作同時連載となり、赤坂先生の凄さを感じます。
タイトルだけだと推しのアイドルについての話などを想像するかもしれませんが、自分が推していたアイドル[星野アイ]の子どもに生前の記憶を持ったまま転生する「転生もの」系の漫画です。
バトル要素や異世界転生とは違うものの、着眼点が面白く、星野アイはアイドルということもあり、出産は秘密にしているのだが、アイドル活動中に会場で自分の子どもが赤ちゃんながら、一生懸命オタ芸を踊っている姿はめちゃくちゃ可愛いです(笑)
ストーリー展開はとてもテンポが良く、話がどんどん進んでいくので、飽きを感じさせず、さくさく読み進められます。
とても面白く、今後の展開が楽しみな作品です。

【シャーマンキングFLOWERS】武井宏之 全6巻(完結)

名前の通り「シャーマンキング」の続編となる作品で、連載自体は2014年には完結しているが、20年の時を経てアニメがリメイク放映されていることから、人気が再燃されているため、こちらで紹介しています。
「シャーマンキング」の主人公である麻倉葉と恐山アンナの息子である[麻倉花]が主人公。
歴史の闇に消えた、もう一つの麻倉家「裏・麻倉家」の末裔との出会いをきっかけに「フラワーオブメイズ」と呼ばれる「神々の代理戦争」に参加し、シャーマンファイトを繰り広げるというストーリー。
シャーマンキング好きな私にとってはとてもドストライクな漫画で、武井先生ワールドが楽しめる作品となっています。

ライターからヒトコト

いかがでしたでしょうか?
好きな作品や興味が出た作品がありましたら、是非お試し下さいね!
今回は計30作品の紹介となりましたが、他にも隠れた名作やあなたにドンピシャの漫画はたくさんあるかと思います。
これ面白いよ!って作品があれば是非コメントやメールで教えてもらえると嬉しく思います☆

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sakahiro

はじめまして! 一児のパパをしています、ライターのsakahiroと申します。 漫画やアニメを中心にした、様々なおすすめランキングを書いていきたいと思っています。 趣味の範囲にはなりますので、優しい気持ちで読んでもらえると嬉しいです(^^)

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